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第63話 新たな家族



「さて、俺の仕事の件なんだが……」


落ち着いた頃合いを見てジョブがそう切り出すと、フランはトリアとジョブの間に割って入ってジョブをキッと鋭い目つきで見上げる。


ジョブは警察に協力している。そしてそれはトリア、正確に言えばサナトスの逮捕を目的としてのことだ。ジョブが仕事を完遂させるという事は、トリアを奪われるという事を意味する。


たとえその時トリアの意識がなかったとしても、サナトスが犯した罪は数知れない。死刑にならなければ運が良いレベルではなく、ほぼ確実に死刑を宣告される事をしているのだ。それは否定のしようのない事実だ。


しかし、だからといってここでトリアをジョブに引き渡すなどフランに出来るはずもなかった。


「フラン……」


「もし、兄さんを連れていくと言うのなら、あたしは全力でそれを阻止します」


もしかしたら、これは回り回ってレティアに迷惑がかかる事かもしれない。


けれども、ここだけは譲れない。ジョブが諦めないと言うのならフランは躊躇なくアフェシアスを抜く覚悟をしていた。


「……兄さん、という事はそこにいる青年はフランの家族という事だな?」


しばらく沈黙していたジョブは何かを考えながら、言葉を選びながらそうフランに聞いてくる。


フランはその問いに黙って頷き、それを見るとジョブは何度か唸り声を上げる。それが何を意味しているのか分からないが、何かあればすぐに動ける準備だけはしておく。


視界の端でテトが大きな欠伸をしたのが映ったが、それにツッコミを入れる余裕はない。この状況であんな態度のテトには憤慨モノだが、ジョブを相手にするかもしれないと考えるとテトの事をおちおち考えてもいられない。


「……つまり、彼はサナトスじゃないんだな?」


「はい、サナトスはもういません。兄さんは、兄さんです」


「ふーむ……」


視線をフランからトリアに移し、またフランに戻す。


そして何か納得できる帰結にたどり着けたのか、一度ポンッと手を叩くとジョブはくるりと身を翻して広場から立ち去ろうとする。一瞬ジョブが何を考えているのか分からず、唖然としてしまうが、続いて投げかけられたテトの言葉にフランは全ての疑問が解けてしまう。


「彼が探しているのはサナトス、そしてここにはもう・・サナトスはおらん。ここには我とフラン、そしてお主の兄しかおらんのだから、な」


「いない奴を追いかけるのも面倒だ。警察には適当に言っておいてやる。人が死んでいるのは事実だが、お前さんを捕まえても遺族は満足することはないだろう。それなら、どこか遠くに逃亡したことにしておいた方がいい。どうせ二度とサナトスが凶行に及ぶことはないんだからな」


手をヒラヒラとさせながらジョブはもう一方の手で空を縦に裂く。


ジョブの身体の前に楕円状のゲートが作り出され、ジョブはそこに片足を突っ込みながら振り返るとニカッと笑みを浮かべてみせる。


「せいぜい善行を積めよ? それと、家族を悲しませるようなことはするんじゃないぞ?」


それだけ言うとジョブは門の中に飛び込み、その直後門が閉じられる。


辺りに静寂が戻り、しばらくフランとトリアはジョブが消えた場所をぼうっと眺めていた。


「……ですって、兄さん」


「ああ、分かっているさ」


「むう……? なにやら我が立ち入れぬ妙な空間が出来ているな……。お主! フランは我のモノじゃ! 決して譲らんぞ!?」


黙ってテトの脛に蹴りを入れる。


テトが声にならない悲鳴を上げながら脛を押さえてピョンピョンと跳ねまわる。それを尻目にフランは噴水の縁に腰を下ろしたトリアの前に行くとその顔を覗き込む。


「これから、どうするの?」


「さあ、な。行くあてがあるわけでもないし、この恰好では迂闊に表も歩けない。結構厳しい現状だ」


苦笑しながらトリアが顔を上げると、そこには満面の笑みのフランがいた。


「なら、うちに来て? 皆良い人ばかりだからきっと大丈夫」


しかし、さすがに自分のしてきた事を考えて素直には受け入れがたいようでトリアは戸惑ったような表情を浮かべる。


「兄さんが心配してるような事は絶対に起こらない、いえ、起こさせない。もし皆が反対するのなら、一緒に街を出よう? お給料ほとんど使ってないから当座のお金に困る事はないと思うけど……」


真面目な表情でフランがそう言うとトリアはハッとなって首を横に振る。


「駄目だ。僕なんかのためにエネアがそんな事をするのは……痛っ」


トリアの言葉を遮ってフランはあまり力の入っていないチョップをトリアの脳天に落とす。


フランは手を胸に当て、真っ直ぐトリアの目を見てこう言う。


「あたしの名前はフラン。エネアという少女はいたけど、今はもういない。サナトスがもういないように、あたしはもうエネアじゃない、よ」


トリアにとって、フランは他でもないエネアという少女だろう。


フランも自分がエネアという少女であったことにもはや疑いの余地のない確信を持っている。


しかし、フランはフランだ。他でもない、ファルケン家のメイド、フランなのだ。


「そう、か……。ならば僕もそうしよう」


立ち上がるとトリアはフランの頭をそっと撫でる。


それがまたフランにとってはとても心地よく、くすぐったいものだった。頭に感じる温かさに頬を緩ませながら、フランはトリアに抱き着く。


もう二度と、この温もりを失いたくない。


決してこの温もりを忘れたくない。


そんな事を考えながらフランはこの時間が永遠に続けばいいのに、と決して叶う事のない願いを心の中で思っていた。















「ただいま戻りま――――――わっ!?」


玄関を開けて屋敷の中に入るとほぼ同時に小柄な人影が腹に突っ込んできた。


まったく想定していなかった強襲にフランは身体をくの時にしながら外に放り出され、玄関前の地面に叩き付けられる。そして腹の上に重みを感じ、若干頬を引きつらせながら目を開けると案の定視界にクレアの姿があった。


「何をしているんですか、クレア?」


「フランが男を連れて帰ってきた! しかもボロボロ、ま、まさか襲われ、じゃない襲ったんじゃないでしょうね!? しかもなんか手も繋いでたし、こ、これはまさか……フベラッ!」


どうやら窓からフランたちが帰ってくるのを見て、そのフランの隣にいる見慣れない青年の姿に完全に変な妄想をフル回転させていたようだ。


フランが止めるまでもなく玄関から出てきたメリスにクレアは首根っこを持ち上げられ、担がれるようにして屋敷の中に連れていかれる。その途中でメリスはトリアの前で止まり、その姿を上から下まで一度見るとその肩をポンッと叩いた。


「ここは今からあなたの家でもあるわ。遠慮はいらない、体を洗って服を着替えたら軽い食事を食べましょう。皆寝ずに待っていたからちょっとお腹が空いているのよ」


「……ありがとう……ええと」


「メリスよ。こっちは妹のクレア。あと4人いるけど旦那様は王都だから3人ね、あとで紹介するわ」


「よろしくねー」


首根っこを掴まれているクレアが息苦しそうにそう言うと、メリスは屋敷の中に戻っていった。


テトの手を借りて立ち上がるとフランは服の汚れを払い玄関をくぐる。


テトもその後に続くがトリアは玄関の境界でぴたりと足を止める。それを見てフランが怪訝な顔をするとトリアが苦笑しながらフランに顔を向ける。


「いやな、こんな風に迎えられるなんて思ってもいなかったから、ね。どうしたらいいのか分からなくなったんだよ」


「そう、ならあたしが言えるのはただ1つよ。おかえり、トリア兄さん」


「……ただいま、フラン・・・















「…………ちょっと、あたしはフランのお兄さんが来ることを想定していたんだけど?」


開口一番、レティアは目の前にある理不尽な光景に戦慄きながらそう呟いた。


「いや、兄、という認識で正しいですが……、ええとレティアさん?」


身体を洗い、グラントの執事服を着たトリアが戸惑いながらそう言うが、レティアのその言葉はおそらくこの場にいた全員の心の叫びを代弁しているものだろう。


「……ほわ~」


クレアに至っては、もはや心ここにあらずといった感じだ。


それもそのはずで、汚れを綺麗に洗い流し、ピシッとした執事服に身を包んだトリアの姿はどう見ても……、


「男の癖に普通にあたしより綺麗ってどういうことよ!?」


男装した美少女にしか見えなかったのだ。


真っ白な肌、整った顔立ち、透き通るような白髪、どれをとっても女性のそれに負けず劣らず、むしろ勝っているようにも思える。事実フランも風呂から出てきたトリアも見て不覚にも見惚れてしまったほどだ。


「そう言われると非常に恥ずかしいんだが、れっきとした男だ。なんなら証拠を見せようか?」


「冗談じゃないわっ! 嘘よ、こんな、こんなに綺麗な人が男のはずないじゃない……ああ、神は非情よ……」


何やらおかしなことを呟いているレティアにフランはため息をつく。


とはいえ、彼女の気持ちが分からないわけではない。手入れのされていない白髪は肩甲骨くらいまで伸びていたので後ろで結んでいるのだが、そうするともはや後ろから見ただけでは男と認識するのは困難なほどだ。そんな趣味はないが女物の服を着せればさぞかし似合う事だろう。


「フラン、何か妙な事を考えてはいないか……?」


「い、いえ、何も」


「そうか……」


女性として負けたくない分野で見事に負けたらしくレティアは目の前の現実を受け入れず現実逃避している。


さすがにこのままではあまりにレティアが可哀想なので、フランはトリアと小声で言葉を交わす。


「兄さん、髪、切ってね?」


「ああ、会う度にあんな顔をされてはこっちもたまったものじゃないからね……」


そんな事を話しているとグラントが大きな荷物を持って広間に戻ってきた。


背中には旅行鞄のようなものを背負い、腕の中には数十という本が積み上げられている。グラントはそれをテーブルの上に乗せるとその中の1冊を適当に選ぶとトリアに手渡した。本の題名は「礼儀作法:基本編」。


「今日からここで暮らすからには執事として恥ずかしくない礼儀作法を身に着けてもらう。文句は言わせんぞ?」


トリアは本をパラパラと捲りながら何度か頷くと本を閉じ、グラントに顔を向けて表情を引き締める。


「もちろんです。ご指導、よろしくお願いします」


そう言ってトリアは頭を深々と下げる。


その姿にグラントは満足げに大きく一度頷き、背負っていた鞄を下ろすと中から服の替えを取り出しておトリアに渡すとこう付け加えた。


「私の部屋を使いなさい。どうせ物置みたいになっていた場所だからな。明日から、正確にはもう今日なんだが、明日からはメリスと私、デックスで執事のイロハを叩き込む。しっかり休んでおくといい」


椅子に座ったまま黙ってこちらを見ていたデックスがなんとか確認できるほどわずかに頷く。


トリアも躊躇いなく頷き返し、再び深く頭を下げる。


「ありがとうございます。この恩、決して忘れません」















「とは言ったものの、執事、か。まともな仕事なんてした事のない僕が出来るかどうか……」


かつてのグラントの部屋、埃を被っていたシーツを真っ新なものに変えられ、一通りの掃除が済んだ頃には朝日が少し窓から姿を見せていた。


当然、寝ているレティアの邪魔にならないように静かに掃除は行った。こと屋敷の事となればフランとトリアでは雲泥の差があるため、物音をほとんどさせずに掃除をしたり、物を動かしたりすることはほとんどフランがやった。トリアがやったことと言えばシーツの取り換えと先ほどグラントから渡された服や本を片付ける程度だった。


「大丈夫よ、あたしだって1年でここまで出来るようになったんだから」


ベッドに腰を下ろして大きく息を吐いたトリアにフランは苦笑しながらそう答える。


「ふふ、そうだといいがな。……それにしても、屋根の下で寝るのはいつぶりだろうな……」


「……サナトスが表だった時って兄さんはあの場所にいたんでしょう? 外の事はどれくらい分かっていたの?」


フランの夢に出てきた過去の記憶では1年以上前からトリアはあの状態だったと思われる。


その間トリアは何をしていたのか、フランは素朴な疑問を抱いた。


「最初の頃はまだ外の事も分かったんだけどな。あの空間が()になった頃にはもう何も分からなかった。だからフランがあの場所に来るまで外で対峙していた事も知らなかったさ」


外を覗こうにも、あのどす黒い闇のせいで何も見えなかったそうだ。


そう呟いた後、トリアは気恥ずかしそうに苦笑する。


「おかげで正気に戻った時、あんな恰好をしていてそっちの方が動揺させられたよ。まったく、迷惑な話だ……」


確かに、サナトスとしての彼はボロボロの布一枚を着ているというか身に着けているというか、貼り付けているというか、いろいろ言葉で表せない服装(・・)をしていた。戦っていた時や、精神世界(なか)にいた時は忘れていたが、やはりトリア自身も気にしていたようだ。


(……それにしても、眠い)


一晩寝ずに起きていたからだろうか、やる事がなくなった途端に眠気が襲ってきてしまった。


(いや、違うな……)


疲れたという事もあるが、おそらくホッとしてしまったのだろう。


自らの意志で始め、成し遂げ、大切な人を取り戻したのだ。


これほど嬉しい事はない。


力を貸してくれたテトやジョブには感謝してもしきれない。テトにこれを言うと後であれこれ要求されそうなので黙っているがジョブにはそのうち学園で会った時にでも礼を言っておかなければなるまい。


もちろん、レティアやメリスたちにも感謝している。あんな状況で連れてきたトリアを笑顔で屋敷に招き入れてくれたのだ。一部驚愕と嫉妬の眼差しが混ざっていたかもしれないが、それはこの際置いておくことにしよう。


……しかし、眠い。


早く自分の部屋に戻って横になった方がいいだろうか。だが、体が重くていう事を聞かない。


このままでは椅子で寝てしまう……。


「……フラン?」


返事がないことに顔を上げ、フランの方に視線を向けるとフランは椅子に座った状態で寝てしまっていた。


トリアは一度小さくため息をつくと眠ってしまったフランを抱き起してベッドに寝かせる事にする。


「おやすみ、フラン」


そう言ってから、トリアは今日どこで寝るべきか考えていなかったことに気が付いた。















「……ようやくだ、ようやく見つけた」


暗い空間。


機械的な明かりが周りで輝いて、緑色の液体が試験管のようなポンプの中でブクブクと音を立てている。


まるで巨大な研究所ラボだ。


「1年だ、1年だぞ。1年も私の研究は頓挫していた。だが、これで再び動き出す……、人類の理想を実現するために、人類の未来を実現するために、私の研究は完遂されねばならない」


怪しい笑みを浮かべる男が1人、手術台の前で感動のあまり打ち震えていた。


白衣に身を包んだ彼は人間のそれとは思えないほど獣じみた目を見開き、隠しきれない笑みを手で押さえている。


「おい、呼び出しておいて放置かよ」


男の背後で若い男性の不機嫌そうな声が響いた。


その声でようやく白衣の男は笑うのを止めて振り返る。それでも振り返ったその顔には笑みが張り付いて離れない。


「待たせて悪かった、なにぶん望外の吉報だったのでな、そう、本当に望外な吉報だ」


「……何を視たんだ?」


そう聞かなければ話が進まない空気を察したのだろう若い声が小さなため息を挟んでそう訊ねると白衣の男は天を仰いで声を張り上げた。


「見つけたんだ! 探すのを諦めていた彼女を! あの女のおかげで半ば諦めていたというのに、先ほど定例の監視・・をしていたらヘラで見つけたんだ。まったく、とっくの昔に遠くに行ってしまったと思ったら存外近くにいたものだ」


まるで目の前でオモチャを見せられた子供のようにはしゃぐ男。


その姿に一際大きなため息が聞こえてくる。


「……話が見えないんだが。誰を見つけたっていうんだ。ナンバー持ちは大体俺と姉さんでっ、まさか?!」


そこまで自分で言って男の言葉の意味を理解したのかハッとなって顔を上げる。


そこにはその言葉に頷く男の姿がある。


「そう、見つけたのだよ、私の研究成果を、君のを、ね。準備を整えてヘラの町に向かい、威力偵察してもらいたい。まだ残量があるようなら・・・・・・・・・連れて戻って来てもらいたい。そうだな……君の得物で……」


そう言いながら男は手を持ち上げ、指を立てる。


「20分だ。可能なら回収したいところだが、それはエナスが起きている時にするとしよう」


その言葉に若い男が口角を吊り上げる。


背中に背負っていたノコギリのような剣を片手で振り抜くとその刃を舌で舐める。


「そいつぁ素敵だ。ああ、素敵だ、姉さんも喜ぶだろう」


「もちろんだ。君の愛しき彼女も喜ぶだろう」



どうもどうも、遅ればせながら明けましておめでとうございます、ハモニカです。


活動報告でもご挨拶申し上げましたが、まあ、こちらでも一応ご挨拶をば。


さて、そういうわけで、「トリア獲ったどー」して、「こんな綺麗な子が(ry」して、ついでに黒幕登場、と結構詰めた回でした。


お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフランはトリアに対しては敬語が抜けている部分があります。そこはやっぱりもともと家族である、という所から来てます。


とか言っておいて、後々その設定忘れて普通に敬語使ってそうで怖いんですがねw


トリアが美少年ということで、そのうち女装でもさせてみようかなぁ……なんて考えたりしております。まあ、やるなら番外編ですけどね、やるならね!(大切な事なので二回言いました)


黒幕と一緒になんか言動が怖いお方も登場しました。ついでに新たな用語も。


いよいよ物語は中盤から終盤に差し掛かる所です。野球で言えば六回終わってこれからラッキーセブンってところですかね。


ランナー出しまくって長引きますよwww


では、また次回。


誤字脱字報告、ご感想などお待ちしております。

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