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第04話 メイドで戦闘狂は(相手に)死亡フラグ


うむ、サブタイトルは考え無しだからどうしようもない。




「ただいま~」


玄関から若干疲れを感じさせる声が響いてきた。


フランはその時自室にいたが、わずかに聞こえたその声に素早く身体を起こしてベッドから立ち上がる。服についたしわを軽く伸ばして外していたガンベルトを腰に巻く。


「お帰りなさいませ、お嬢様」


部屋を出て玄関の方へ向かう途中でメリスにバッグを預けて歩いていたレティアを見つけるとフランはすぐさま腰を折って彼女の帰宅を迎えた。


「ん、ただいまフラン」


午後もほぼ練習に費やしたフランは全てで4桁を超す回数だけ撃ったフランはレティアの帰宅まで自室待機という事にしていた。


因みに昼食はデックス特製カツサンドだった。


時間が経って若干冷めていたが、それでもパンに挟まれたカツの外側はサクサク、中はジューシーという素晴らしいものだった。基本的にデックスは一から全て作る事を信条としているため、ソースから何まで材料を取り揃えては時間をかけて自分の納得のいくものを作るようにしている。


そのため、その出来栄えは素晴らしいという一言では言い表せないほどだ。


全部で2人分、8個ほどあったのだが、あまりにフランが食べたそうな顔をしていたためグラントが1つ分けてあげるという始末になるほどだ。


「夕食の前に少し課題を片付けておきたいわ。グラント、用意は出来ているかしら?」


メリスに渡したバッグの中から学校で使っている教科書を取り出すとレティアはリビングへ向かわず昼間にフランが銃の練習をしていた中庭に出る。


中庭に出るとすでにその場にいたグラントにレティアが用意が出来ているか尋ね、グラントが小さく首を縦に振った。


昼間と同じように、だがはるかに大規模な土の結界と壁をグラントが作り出すと、随分と傾いて隣の建物の影に隠れようとしていた太陽を隠し、一気に中庭が薄暗くなる。


夕方であるため余計暗く感じるため、メリスがバッグを置いてきたついでに明かりを幾つか持って中庭に戻ってくる。


フランはその間にテラスにある小さな白いテーブルを中庭に運んでくる。


「夕食になったら休憩という事にしましょうか。ええと……」


メリスがフランの持ってきたテーブルに明かりを置くと懐中時計を取り出して時間を確認する。


「今17時半ですので、19時には」


「分かったわメリス。さあグラント、フラン、どんどん練習するわよ」


テーブルに厚みのある教科書を置くと付箋の挟まれたページを開く。


そのページは右半分が完全な説明文、右半分には簡単な図と普通の説明文とは違い太い文字で強調されている言葉などが書かれている。レティアはそのページを指でなぞって読みながらそれを反芻するようにブツブツと独り言を呟いている。


フランはテーブルの反対側からレティアの邪魔にならないように教科書を覗き込んでみる。明かりの反対側から覗いているため自分の影でレティアの手元が暗くならないように注意しながら教科書を逆さまに読んでいく。


「炎を持続的に作り出すことで炎の帯を作り出す技術ですか……」


「フラン、あなたよく逆さまでそんなに早く読めるわね」


「何度もやっていれば慣れます」


フランは苦笑しながらレティアに言い返す。


「あなたほどの魔力の持ち主が目の前でお手本を見せてくれれば、よっぽどはかどったでしょうけどねぇ」


「はは、そればかりは……」


一瞬、レティアの言葉にグラントとメリスの表情が強張ったように見えたが、フランはあえて無視する。レティアも悪気があって言っているのではない。もう1年の付き合いになる。これくらいの冗談にいちいちフランも反応しないようになった。












フランが魔法が使えない少女であることなんて――――――。

















それを初めて、自分の事として認識したのはそれほど昔の話ではない。


この屋敷に来て、メリスやグラントが言葉から礼儀作法、人間として生きるための術を全て教えてくれた中で、フランのそれ・・に触れないはずがなかった。


この世の人間はすべからく精霊と契約している。世界はこれを前提に回っているも同然だ。


そのため、それこそ「1年に1人生まれれば奇跡という名の不幸」などと言われるほど、魔法を使えない人間はこの世にいない。仮にいたとしても、表の世界に姿を現す事などほぼ皆無に等しい。


理由は至極簡単で、生まれた瞬間に両親が殺すか、本人が成長して自分の事が分かるようになった頃に自殺する、というのが多いからだ。フランも自分の事を調べる過程で自分と同じような境遇の者がいないか調べる事はしている。


魔法が使えない者は特に「インペリティア」と呼ばれる。


人間社会で生きていくうえでの根本的な物が欠け落ちているわけだから、その影響は生まれてすぐにまずはその両親に向けられる。


能無しを生んだ親。


それがこの世界でどれほど重いレッテルなのか、フランには分からない。


だが、魔法を使えない子供が辛い思いをしてまで人生を送るくらいなら、今ここで自分たちが始末をつける、と考える親もいるだろう。自分たちのために、そして何よりこれから暗い人生を歩むことが決定的である子供のために、自らの手を血で染めてまで名もない我が子を殺すのである。


仮にそれを免れたとしても、一般社会で生きていくのは並大抵の事ではない。


通常の学び舎にはまず入学出来ない。


書物によると、そういったインペリティアに分類される人間は皆一様に「無」を象徴する白い髪をしていると言われている。目は何とか色を判別できる程度の灰色、生まれて髪の毛もない子供が精霊と契約しているかいないかは、主に目を見て判別されている。


その点、フランは過去の例から一線を画している。


髪も目も闇を思わせる黒だ。今被っているウィッグも目に入れているカラーコンタクトも世間体を考えてこの屋敷の者たちが用意してくれたものだ。


そうでなくともフランは顔の左半分が人目に見せられないような状況だ。この眼帯が無ければ人前には決して出られたものではない。


フラン自身は、自分が魔法を使えない事が辛いと思った事は一度もない。


過去には思っていた時期があったとしても、今のフランはそれを覚えていない。


なにしろフラン・・・の記憶はこの屋敷にやって来た1年前から始まっており、それ以前の記憶は何もないのだから。


普通なら、誰しもがお近づきになりたくない人物に分類されるであろうフランだが、この屋敷の者たちは違った。フランだからと言ってどこか他人行儀になるようなことも一切ない。その点、フランは記録に残っているような者たちとは全く異なった人生を歩んでいると言える。


とはいえ、レティアに魔法の事で何か尋ねられても、答えようがないのは歯がゆい。


調べてもらったところ、フランは人並み外れた魔力をその身に宿しているらしい。だが、肝心の魔力を魔法に変換する機能、つまりは精霊との契約の事だが、それがないために宝の持ち腐れになっているのだ。


レティアが幼い頃使っていた簡単な魔法の教科書を読んでその仕組みや言葉に出来る範囲での使い方は理解できる。


けれども結局はやってみないとどのようなものか理解することは出来ない。魔法の使えないフランには一生かかっても実を結ぶことのないことだ。


だが、フランは自分の境遇を悔やんではいない。むしろ魔法が使えないからこそ、自分にしかできない事もある、と考えている。今はそんな状況に巡り合ってはいないが、自分の手で出来るという事に感謝しながら生活するようにしている。


自分の手で触れ、感じて、初めて分かる事もある。全自動にすらする事が出来る魔法では不可能な事も、だ。


それに、フランは決して無力ではない。


自分を守る手段も、自分を主張する手段も持っている。


そして何より、それを聞いてくれる家族・・がいる。


フランにとっては、それが全てであった。

















「はあっ!」


威勢のいい掛け声と共にレティアが手の平から炎を作り出してみせる。


「……いつも思うんですけど、それ熱くないんですか?」


「何を言ってるのよ、フランは。熱いわけないでしょう?」


「なぜ?」


「なぜ、って言われても困るわね。そういうものなのよ!」


「そういうものなんですか」


レティアが魔法の制御に集中させろと言わんばかりに語尾を強めるが、フランは気にする様子もなくレティアの言葉をメモ帳に書き留める。その場で分かったとしても、どこかに書いておかないと忘れた時困るので、フランは常に新品のメモ帳を持ち運ぶようにしている。


大体の場合、1冊に1週間分程度の情報を書き留めており、既にその冊数は優に50を超えている。その全てがきちんと整理されてフランの自室の引き出しの収められている。


レティアはペンを走らせるフランから視線を自分の手の平に戻すと反対の手をその作り出した炎の上にかざす。


そして炎を引っ張る様に手を持ち上げると、ユラユラと燃えていた炎がその手に引っ張られて徐々に伸びていき、帯状になっていく。


「その調子……、その調子……アッ」


上手い具合に伸びつつあった炎の帯がレティアの顔ほどまでに伸びたところで千切れてしまう。それまで一つながりの炎だったが、今はレティアの両手で小さく揺れている。


「あと少しだったのになぁ」


「確か課題は1メートルでしたか」


「正確には両手を横に広げるくらい、なんだけどね。これじゃ明後日までとか無理かな……」


レティアが残念そうにため息をつく。


「…………お嬢様」


「フラン?」


顎を撫でながら考え事をしていたフランが顔を上げてレティアに近寄る。


「お嬢様の場合、魔力を燃料に炎を焚いている、と考えて良いんですよね?」


「随分と適当だけれど……、まあそんなものね。それがどうしたの?」


フランは顔の前で人差し指を立ててみせる。


「あたしが思うにですね。お嬢様は『炎』自体を強引に伸ばそうとしているように思えます。ですが先ほどの考えから行くと、伸ばすべきなのは炎ではなく『魔力』なのではないでしょうか?」


「……ええ、と。どういう意味かしら?」


レティアが一度では理解できなかったようで首を傾げている。


フランは何とか適切な言葉を探し出して自分が感じている違和感をレティアに伝えようとする。


「つまり……このページで習得すべきなのは作り出した炎を伸ばす技術じゃなくて、魔力を両手の間で滞留させること、なのでは? 魔力が燃料だとすれば、燃料がある場所には必然的に炎が流れます。結果として炎の帯が出来るわけです」


「なるほど、あたしは炎自体を魔力で引き伸ばそうとしていたという事ね、……よし」


レティアがフランの指摘を頭の中で整理した後、もう一度やってみようとする。


今度は炎を先に作るのではなく、両手を合わせるようにして魔力を集める。両手の包まれるような位置にある空間が若干揺らいだところを見るに、レティアの手の平の中で無色透明の魔力が渦巻いていると見ていいだろう。


「よっ」


手の中の魔力が霧散しないように気を付けながらレティアは徐々に手と手の距離を開いていく。ゆっくりと、だが確実に『魔力』の帯がレティアの身体の前で作り上げられつつある。ここに魔力を検知する装置でもあればそこには魔力の帯がしっかりと映し出されることだろう。


レティアは焦らず腕を広げていき、ついに大きく腕を横に開くまでに至った。帯の長さだけ考えれば、軽く1メートルは超えている。


後は炎を作り出すだけだ。


レティアが自らの魔力に力を込める。


両方の手の平から生まれた小さな炎は瞬く間に魔力の帯に沿って大きくなり、レティアの身体の正面で左右の炎が1つに繋がる。


見事な炎の帯が作り出され、レティアは嬉しそうに笑みを浮かべてフランの方に顔を向ける。


「ありがと、フラン」


「フフ、お嬢様の実力ですよ」


フランにしても、レティアの事は自分の事のように嬉しい。


ニコリと笑いながらフランはレティアを賞賛する。


「なんだ、私たちは必要なかったかな?」


「あらグラント、役目をフランに取られて悔しいのかしら?」


「そんなわけないだろう」


グラントにメリスが笑みを浮かべながら顔を向けるとグラントが真顔でそれを正面から見返す。


2人がコントのような事をしている間にも、レティアは作り出した炎の帯を自在に操っていく。一度コツを掴むと後は楽なのか、宙に見事なハートマークを炎の帯で描き出したり、星型の図形を作り出してみせる。


「……よし♪」


上機嫌になったレティアは炎の帯を霧散させると再び教科書に向き直る。習得しておかなければならない魔法技術はこれだけではないため、次のものに進む事にする。


「え~と、炎の投擲? なんだ、簡単じゃないの」


教科書を読んだレティアはどこか拍子抜けしたような表情を浮かべながらグラントに顔を向けた。


「グラント、的をお願い」


「承知しました」


メリスのちょっかいから抜け出せる、と思ってホッとしたグラントがすぐに土を操って昼間のフランの時に作った標的よりもかなり大きめの標的を3つ、土壁の前に立たせる。


「そりゃっ」


手の平に作り出した炎をボールでも投げるかのように振りかぶって標的目掛けて投げつけると、一瞬宙で揺らいだ火球が次の瞬間には猛スピードで標的へ飛翔していった。


そして標的に直撃、土の標的が砕け散って辺りに飛散する。


「どうよ?」


鼻を鳴らして自慢げにその場にいたフランたちに向き直るレティア。


だが、フランたち3人はどこか複雑そうな顔をしている。


「お嬢様の課題は、加減ですね」


メリスが3人の意見を総合して言うと、フランとグラントが「その通り」と数回頷く。


「どうして? 別に問題は……あっ」


標的を指差してそう言おうとしたレティアはそこで標的のある点に気が付いた。


レティアが命中させたのは3つある標的のうち、中央の物、つまり左右に別の標的が置かれている。


しかし、左右の標的は中央の標的が破壊された拍子に延焼して同様にボロボロになっていた。そして左右の標的には遠くからもはっきりと分かるようにでかでかと「要救助者」と書かれていた。


「人質死亡、加減に加えて状況把握を怠ってます」


「んな!? そんなの課題に書かれてないよ!?」


教科書をグラントの顔の前に持ってきてレティアが猛抗議するが、グラントは謝る素振りも見せずに小さくため息をつくとレティアに向かって口を開く。


「お嬢様、世の中教科書通りの事が起こる事の方が少ないのです。あらゆる場合に対処するためには、日ごろからその心構えが必要です」


「それとこれは話が別でしょう!」


「いいえ、関係大ありです」


レティアの反論を即座に切り返すグラント。何やらようやく自分の出番という事で喋りたくてうずうずしているのだろうか、若干楽しそうにレティアに向き合っている。その口ぶりはどことなく軍人気質を感じさせる。元教導官は伊達ではないという事だろう。教えるという事に関してはフランやメリスより一日の長がある。


「ああなったグラントさんは、そう簡単に止まりそうにありませんね……」


「あらフラン、私も同じことを考えていたわ」


フランが独り言のように言っているとメリスが含み笑いをしながら相槌を打ってきた。


「どうしましょう、こうなるとあたしたち出来る事がないのですが……」


「そうねぇ、夕飯はクレアとデックスでどうにかなってしまうでしょうし……、ねえ、フラン」


「……なぜそこであたしを見るんでしょうか、メイド長?」


何か、とてつもなく嫌な予感がしたフランはメリスから一歩退く。メリスがすごく良い笑顔で開いた一歩を即座に詰めるとフランの肩を両手で押さえる。


「1戦、やりましょう?」


「嫌です、メイド長の場合、『やる』じゃなくて『る』ですから」


「つれない事を言わずに、さあ」


メリスは有無を言わせず銃を取るよう促し、自らは虚空から剣を取り出す。


これもフランからしてみれば羨ましい技術だ。


魔法技術を応用することで別次元とでも言えばいい空間に武器を納める事が出来るのだ。これを使えば大荷物を持って外を歩く必要は実質なくなるが、まだ一般に広まっている技術ではない。使用できるのは熟練者ぐらいであるが、メリスはその類に属している。


メリスが取り出したのは鞘のない無骨な剣だ。もともと空間という場所に収めているが為に鞘が必要ないのだ。また腰に吊って歩くわけでもないため装飾をつける意味もない。


「て、手加減を……」


「久しぶりの手合せだから、保証は出来ないわ」


「あの、あたしグラントさんとの手合せもあるのですが……」


「大丈夫、加減してあげる」


「言ってることが矛盾しているのに気が付いてます?」


苦笑いするがメリスは怪しげな笑みを浮かべるだけで答えを返してくれない。


グラントとは特訓をしてもメリスとはしない理由にはこれもある。基本的にメリスは厳しい事はあれど決して暴力に訴えるような事はしない。


だが時折、丁度今のように無性に戦いたくなることがあるようなのだ。その時ばかりは普段のメリスも鳴りを潜め、戦闘好きバトルマニアのようになってしまい、実力と相まってまず勝ち目はなくなる。


「そうね……、10分私の攻撃を凌いでごらんなさい。それでいいわ」


「10分、ですか。あたしにとって3時間にも感じられるでしょうね」


「それじゃ、行くわよ」


風が唸った、そんな感覚を受けた次の瞬間にはメリスがフランの目の前で剣を振りかぶっていた。フランはそこまでのメリスの全挙動を把握していたが、あまりの速さに驚いてしまった。



ガギンッ!



とっさに銃身で振り下ろされた剣を受け止めると眩い火花が散る。銃口に近い場所に左手を添えて押し負けないようにするが、それでも身体が後ろに押されているのが分かる。どう考えても手加減をする気はないとしか思えない。


「メイド長、やっぱり殺る気でしょうっ?」


「あら、何を言っているのか分からないわ」


「ああ、そうですかっ!」


もう、それをメリスに求めるのは止める事にする。渾身の力で剣を押し返すと一歩飛び退いて銃口をメリスに向ける。


そして間髪入れずに2発撃つ。


1発目はメリスの足を狙って撃つ。足を狙われたメリスは横にステップして避けるが、そこに2発目が飛び込んでくる。宙にあるメリスはそれを避ける事は出来ないため、あえて1発目を囮にしての2段構えの攻撃をしてみたのだ。


ほんの一瞬、15メートルと離れていない距離で銃が撃たれてからメリスにたどり着くまでなのだからコンマ1秒あったかどうか分からないほどなのだが、その一瞬メリスが少しだけ笑みを湛えたような気がした。だがその真意に気が付く前にメリスは剣を振って弾を弾き飛ばし、余裕を持って着地する。


「はは、相変わらず化け物じみてますね、その剣捌きは」


「それは私にとって褒め言葉よ、フラン」


軽く剣を振ってみせると触れてもいない地面がズバリと斬れる。装飾がほとんどされていないメリスの剣は実用性一辺倒であるため、その性能は破格だ。


高速で飛翔するフランの弾を迎撃できるのは人並み外れた動体視力と腕力、そして優秀な相棒のおかげと言える。


だがメリスは別段特別な事をしたという表情をするわけでもなく、剣を構えなおす。


「さあ、あと9分と20秒、頑張りなさい」


「はは、自信ないです」


フランは乾いた笑いをしながら銃を構えるしかなかった。


メイド+銃=ロベ〇タ


メイド+剣=ロ〇ルタ(ver.銃剣)




え?


大いに間違ってる?


だってハモニカはそれくらいしか知らないんですもの。名前だけ知っている人ならそれなりにいるかもしれませんけれど、原作読んでいる、とかになると話は別です。


え?


足技の方? 誰ですか、それ?ww


とまあブラ〇ラネタを言いつつ今日も投稿するハモニカです。


まあ、人それぞれってやつですよw


何とか投稿休止に追い込まれるであろう年末年始の前にある程度投稿しておきたいのでして、時間を見つけてはチマチマ書いております。


そうですね、あと二話、いけるか……。


では。


誤字脱字報告、ご感想お待ちしております。

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