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地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
Returned to the Dodgers!!!伝説の男が戻ってきた!
254/258

第254話:来シーズンに向けて休む時

数々の伝説的なプレーをしてきた橘周であるが、

今までのピッチャー中心から、野手中心の二刀流に

代わり、成績こそ圧倒的ではないものの、印象度では

過去のあらゆる選手と比較しても、伝説度No1の

シーズンになった。


■シーズン成績

野手

・打率 0.321 *規定打数に未到達

・ホームラン 26本

・打点 79

・得点 95

・盗塁 42 *盗塁王

・三塁打 12


★タイトル 盗塁王、ゴールドグラブ賞


投手

・1勝 2セーブ

・防御率 1.74

・奪三振 42


シーズンMVPは当然逃したが。最終候補に残り最終的

に得票数第2位であった。規定打数には足りないものの、

数々の奇跡的なプレーで魅了したためでもある。3位には

チームメイトのライダー・ゴールドが選ばれた。


■ポストシーズン

・リーグチャンピオンシップシリーズMVP

・ワールドシリーズMVP

ポストシーズンでMVP×2もかなり異例である。


===

さて、シーズンオフに突入したが、今年は以前とは異なる。

妻のレイラ・ストームが身重であり、日本の温泉地への

凱旋は無い。なので、ほぼロスの自宅で長いシーズンの

疲れを取ることにしたのだ。


それにしても今年は忙しかった。

バッティング、ピッチング、守備、走塁と全てのプレー

の準備と練習を繰り返してきた。身体も脳も疲れた。

暫くは、疲れを取ること、傷んだ身体のケアをすること

を優先にして生活していく。


実は、橘周本人も球団上層部も迷っていることがある。

それは42歳シーズンになる橘周と来シーズンどのような

契約をすべきか?ということ。つまり今年に近い活躍が

できるのか否かという見極めが非常に難しいということ。


宣伝広告効果としては非常に高いし、今年のような活躍が

期待できるなら、高額オファーもできるが、体力の限界か

ら、常時出場が無理になる可能性が高い。


そこで、疲れを取り、少し鍛え直した年明けの状態見て、

契約内容を相談することとなった。


今年は史上最高の便利屋として、大活躍だったが、

来年は一気に老害になってしまう可能性があるため、

勢いやハッタリで契約はできない・・・

と橘周は、考えていた。


これは、ある意味還暦を迎えたサラリーマンが、延長

して会社に残って、バリバリ働いているし、充分な

戦力にもなっているが、来年も同じように働けるかは

五分五分の確率である・・・的な状態である。


ベテランの悲哀でもあり、後を考えずに思い切りプレー

できる気楽さもある。


果たして橘周も球団も、どういった決断をするか??


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