第196話:開幕メンバー紹介と開幕戦の橘周
ドジャースに復帰した橘周の開幕戦inイタリア
ここでスターティングラインナップ
・1番セカンド:ジャックス・ハーラン
・2番サード:ラファエル・カスティーヨ
・3番ライト:ライダー・ゴールド
・4番DH:マテオ・ヴァーガス
・5番センター:橘周
・6番キャッチャー:ワイアット・キンケイド
・7番レフト:ダリオ・ヴァレンティ
・8番ファースト:タッカー・レイバーン
・9番ショート:サンティアゴ・モラレス
・先発投手:ランドン・ブルックス
外野手としては他にフィン・オコナーとジーク・ワシントンの2選手がいるが、はっきり言ってスーパースター:ライダー・ゴールド以外は横一線であり、まだまだ競争は続く。
日本人としては、セットアッパーとして、元ソフトバンクの宮脇修二がイタリア同行組である。
ライダー・ゴールドは、昨年42ホームラン125打点でどちらもリーグ2位でスーパースターであり続けている。
1番セカンド:ジャックス・ハーランは、昨年3割40盗塁の好成績で移籍してきた。橘周とともにドジャース俊足トリオの一角である。
2番サード:ラファエル・カスティーヨは、昨年ドジャースで28ホームランの強打者で、出塁率も高く、メジャーの2番にうってつけである。
4番打者以降は、ケースバイケースで流動的である。またライダー・ゴールドの疲れが見えると、DHに入ることもある。
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橘周の開幕戦が始まる。
1打席目三振、2打席目ファーストゴロで、球場は大きなため息で溢れる。
3打席目相手エースのストレートを捉えて左中間のツーベース!
打点1も稼ぐ復帰戦初ヒット。
笑っていたが、内心ではものすごく安堵感があった。
「実力では無理なのに、知名度でメジャーに残って開幕スタメン勝ち取った」
と思っている人も多そうだし、初戦でタイムリーヒット打てて、助かった(笑)・・・と。
41歳になるロートル使って、若手のチャンスを潰しているとの批判も出て当然である。なんせ橘周は、7年前にドジャースの再契約オファーを蹴って、ヤンキースを選んだのだから。
しかし、それらを吹き飛ばす自分自身の活躍と、チームメイトへの支援で貢献して見せると、強い意志を持っている。
さて、橘周は3打席でフィン・オコナーと交代した。
試合は、4-2の接戦で勝利した。




