第181話:久しぶりのクローザー
8月後半の東京ドームに、橘周の妻でハリウッドスターのレイラ・ストームが登場した。VIPルームで観戦だ。
ちょうどレイラ・ストームが、日本のゲームメーカの契約して以来初のCMがテレビやYoutubeで流れ初めていたし、この日もオーロラビジョンで流して大歓声だ。
主砲のサード山岸がからかってきた
「今日もいいとこ見せなきゃですね(笑)」
「そうそう。でも上ずベりするとダサイよなあ」
「たまにはダサくてもいいんですよ」
「ごめんこうむるわ(笑)」
1番ライトで出場
1回裏の攻撃ではサードフライ。珍しく空回りか?
しかし2回の守備で見せる。ライト線寄りのヒットを突っ込んで素早くサイドスローでファーストへ送球し、ライトゴロ達成。右バッターで足が速く無いとはいえ、低い位置でボールを取った時に、上手からではなく、サイドスローで素早く速い送球ができる強みを活かした。
2打席目は、なんとかセンター前に落とすヒットで出塁し、安堵したww。
これで妻が観戦している前でのノーヒットを、今日も避けられた。その後2塁、3塁へと連続して盗塁をし、逆転のホームを踏んだ。
8回のツーアウト1塁では、左のホームランバッターに、橘周が登板し、外角カーブ、インハイストレート、縦割れシュートでピッチャーゴロに抑え、割れんばかりの拍手で、ベンチに下がった。
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次の試合は、先発から外れて待機。ここで珍しい光景。代打、代走、守備固め、リリーフ登板のどれでもOKなように、ベンチ裏とブルペンの両方で準備をした。
与えられた役割は・・・
クローザーを休ませるために、代理クローザー。
相手チームは右バッターの代打を2人も出してきた。フォアボール1つを出したものの、2三振を奪って、どうにか接戦を締めることができた。日本プロ野球復帰しての初セーブ。
右バッターもナチュラルにシュートするストレートと、小さく沈むツーシームと、縦に大きく沈むシュートに手を焼いた。
この日も観戦した妻のレイラ・ストームの前で、ピッチャーとしていいところを見せられ、満足だ。
試合後の、公式インタビューでは、妻と並んで通訳をしながら、受け答えをして、歓声と笑いと誘った。
次の日のオフは、夫婦とマネージャーとSP3人で、新幹線で宇都宮へ。とんぼ返りだけど、餃子屋さんを2件ハシゴし、妻のレイラ・ストームも宇都宮餃子の美味しさに驚いていた。
プロ野球は、メジャーに比べてオフに日が多いのがいいところだなと実感。




