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地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
ニューヨーク・ヤンキース編
146/227

146話:いざ別府~湯布院~阿蘇山へ

左のアンダースロー橘周は、37歳のシーズンもクローザー(抑え投手、ストッパー)+時々野手で大活躍して、シーズンを終えた。


表彰やメディカルチェックやCM撮影の一部を慌ただしくこなした後は、今年は長めに日本の温泉宿で疲れを取ることにしていた。


3年間のクローザー生活によって過労気味なので、高井一家とともに、ちょっと贅沢だが、チャーター機で日本へ!


さて、今年の温泉宿は、橘周が昔行った好きな観光地から選んだ。


好きなところは色々ある。山梨)河口湖、富山)立山、大分)湯布院、熊本)阿蘇、鹿児島)霧島と桜島・・・


その中から、別府、湯布院、阿蘇を選択した。


一路、ニューヨークから大分空港へチャーター機で一気に飛ぶ!


高井の家族とSP1名と栄養士1名が同行している。別府には、無理言って高井の神経整体の師匠も来てもらい、ホテルで腰の状態を見てもらい、治療を施してもらった。高井の再教育といった面もある。


その先生が言うには、腰はだいぶガタが来てる、というまあ予想通りの見立てだった。だましだましがいつまで通用するのか?


別府から阿蘇に向かっての景色は、春には全国的に珍しい鮮やかな黄緑色の山が広がる。高校の修学旅行でその黄緑色に感動したものだが、悲しいかな季節は秋の終盤だ。


でも異世界のような湯布院に3日間滞在し、充分に英気を養うことができた。


そして最後の目的地阿蘇。広大な草千里を初めて見た時、めちゃくちゃ感激したものだ。しかし、草千里で他の旅行者に身バレしてしまい、騒然となってしまったww。


阿蘇の温泉宿にも2日間滞在し、今度は熊本空港から、羽田経由でニューヨークへ戻った。高井一家と栄養士さんは羽田で一旦お別れだ。


贅沢な旅行ではあるが、橘周はお金を稼いでいるとはいえ、オフに高級クラブに通い詰めるとか、高級時計等の高額なコレクションも無い。ほぼ全て明日のためになることにお金を使っていると言えるのだ。


12月中盤まで、残りのイベントやCM撮影やインタビュー等をこなし、身体を鍛え、技術をみがくため、ロスの自宅に籠ることとなった。


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