第113話:兄弟でヤンキース2年目 さあ、伝説中の伝説になるシーズンが始まる!
年が明け、橘兄弟のヤンキース2年目シーズンの年。
ヤンキース経営陣は、橘兄弟を要する今年こそワールドチャンピオンを狙えると考え、シーズンオフには戦力補強をあいついで行った。
野手の目玉は2人。
まずは、昨年打率3割超えで22ホームラン、42盗塁を達成したショートの名手オーティス。打力と走力も一流だが、とにかく守備が上手く超絶強肩で、まだ27歳と若い。
次にライトを予定する、強打のチャベス。昨年34本塁打105打点で守備もまずまず。
これでヤンキースは、打力、走力。守備力ともにリーグ屈指の陣容になった。
DHは完全には固定せず、野手の休養含めて時々持ち回る方針なので、橘周が
肩・肘休養日にDHを打つ可能性もある。
ピッチャーも先発と中継ぎが補強された。
キャンプでは、メジャーリーグ2年目の橘壮太郎の表情に余裕があった。オフには体幹強化に取り組み、球種もナックルカーブが加わった。
さらに気晴らしのフリーバッティングでは、大き目のホームランを連発して、
回りを驚かした。橘壮太郎は高校1年でライトで5番のレギュラーを掴んだように、元々193cmの体格を活かしたパワーヒッターであるのだ。
兄弟で外野手出場はあるのか?のインタビューでは「絶対に無いです(笑)俺には不可能です」とピシャリwww。今年は絶対的なエースになり、兄弟ともにタイトルを取り、ワールドチャンピオンになることを目標としていた、
兄の橘周も昨年より落ち着いてキャンプを送っていた。去年はヤンキースの正規クローザーが務まるのか、不安を抱えながらのキャンピインだったが、去年無事乗り越えて余裕が出ている。
身体を充分にケアしながら、浮き上がるストレートを今年も投げ続けられるよう、身体の強度と技術を整えることを重視していた。チーム力がアップしたので、運が良ければ50セーブ、いや55セーブが可能かもしれないし、弟も20勝して、ぶっちぎりでリーグ制覇した上でのワールドチャンピオンが最大目標だ。
ここから本当に伝説中の伝説となるシーズンが開幕する!