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地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
ニューヨーク・ヤンキース編
104/106

第104話:ついに実現、古巣ドジャースとの戦い

ついにこの日が・・・という大袈裟でもないが、昨年まで所属した古巣ドジャースとの3連戦。


投、攻、走、守の全てで、ドジャースファンの中に記憶されている橘周の姿。

ドジャースでの6年間の主な成績は

●89勝16敗20セーブ、防御率1.58、奪三振1,580、奪三振率16

●ホームラン17、三塁打19、盗塁18

●シーズンMVP 2回

●サイヤング賞 1回

●ワールドシリーズMVP 1回


<初戦>

ドジャース打線が爆発し、橘周の出番は無さそうとの雰囲気。だが、12-3の9点差の7回に代走として登場した。帰路につこうとしている大勢のファンへのサービスだ。すると、スタンディングオベーションでファンが応えた。


もちろん盗塁はしなかったwww。


<2戦目>

3-1でヤンキースがリードした9回に橘周がクローザーとして登場した。当然のことだが、橘周の投球・球筋に一番慣れていないのがドジャース打線。


いわゆるライブBPで対戦したバッターが少し体感しているが、全盛期の橘周と多くの対戦した経験あるのは、4年前に他チームから移籍してきた1人のみ。


今年の橘周は、1イニング限定なら、6,7年前の全盛期と遜色無い。3人のバッターを空振り三昧、ポップフライ、空振り三昧と完璧に抑え込んだ。やはり、浮き上がるライジングボールとくにストレートには、全く当てることができず、初めて見る剛球にバッターは唖然とするしか無かった。


当然多くのドジャースファンは、複雑な心境である。

「何故ヤンキースに取られたんだ」

「何故ヤンキースに行ったんだ」

「またライジングボールが見られて良かった」


<3戦目>

この日は、弟の橘壮太郎が先発なので、兄弟リレーが見られるのか?との期待も多かったが、徐々にメジャーに慣れてきた橘壮太郎が、ついに本領を発揮する。


特に160キロを超えるストレートと2種類のチェンジアップが効果的で、1安打打たれただけで8回までを投げ切った。


「今日は周を休ませる代わりに俺が主役になる」と気合入れまくりで、9回もマウンドに上がった。終わって見ると、9回1安打1四球15奪三振で完封!


兄の橘周の出番無しww。


これで弟の橘壮太郎もメジャーリーグでのスターの仲間入りだ!


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