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第2話、綺麗な花火

 ――――五年後。


「おかあたん、きょう、はなびー?」


 今日は花火大会。三歳になった娘が浴衣を着て、嬉しそうにくるくる回る。


「そうよ。楽しみね」


 くるくる回る娘が可愛くて、愛しい。


「バーンで、キラキラでおはながさくんだよね?」


 両手を広げ、嬉しそうに花火の真似をする娘。


「そうだぞ。バーンって、お花が咲くんだ」


 そう言って、夫が娘を抱っこする。


「おとーたん! はやくいこー!」


「そうだな。そろそろ行くか!」


 河原を三人で歩く。


 娘も三歳になり、しっかり歩くようになった。本当によくここまで成長してくれた。私は幸せだ。


 花火が上がる。嬉しそうに見る娘と、ずっと私を支えてくれた、笑顔の夫。私も今度こそ、心からそう思えた。


(綺麗な花火……)

ご覧いただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言]  面白かったです。  女性の心が描かれているので切なさが増してますね。  追加されたエピソードによって二人(三人)が幸せになれて嬉しいです。  ありがとうございました!
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