表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしわあなたにあいたい。  作者: ぷりん
何よりも大事なもの
69/108

お互い様

店長は形相を変えて、大林の胸ぐらを掴む

藤野さんは従業員用の入口を開けながら電話をしている。

店長に負けじと大林も店長に突っかかる。


「ノコノコ来てなんだよ。あ?」

「なんだよじゃねぇよ。俺はこいつに用あって来てんだよ。」


と大林は俺を指さす。


「だから要件を言えっつってんだよ。」

「お前がきいてどうすんだよごら。」


二人が胸ぐらを掴みあげ合う。

俺は、正直分からなかった。


何故ここまで怒っているのか。

俺の性で仕事が無くなったとはどういうことか。


本人が仕事をしなかったからという理由でなかったのか?


「俺はこいつの性で手に職無くなってんだよごら」


「どの口が言ってんだよ。あ?仕事しなかったんお前やろが。」


「だから、こいつが休んだから俺が働くことになったっつってんだけど。考えてくれる?」


俺は、明らかに言い分がおかしいのだなと思った。


「んだよてめぇ話んなんねぇな。」


店長がそう言うと、いつしか店長に掴まれた腕を服から離そうと引っ張っていた大林は

「離せよてめぇ、服伸びんだろ。」と理不尽に怒る。


舌打ちをして店長は手を離した。

重心を後ろに置いて思い切り引っ張っていた大林は、店長が手を離すと後ろに尻もちをついた。


レジ横のガム、キャンディなどの携帯菓子コーナーの展示が倒れ、地面に散らばる。


店長は転んだ大林の上に跨り、捲し立てた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ