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わたしわあなたにあいたい。  作者: ぷりん
楽観_葛藤
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演劇の難しさ


俺らは高三だから、来年度の進路を決めたり受験勉強をしたりしなければならない。

だから一日に許された時間は六時間。

これでもかなり多いので、早めに帰りたい人は帰ってもいいという制度を設けた。


俺じゃなくて雛だけどな。


雛は初日の台詞合わせの日こう言った

「締切を教えるので、それまでに役作りは終えてください!」

あまりにも短い締切だが、決まっていないよりかは動きやすい。


台詞合わせ、動き、舞台での台詞と動き、通し、仮本番、本番という順で練習をするようになっている。


動き、これは台詞が無くてもいい。

台本を持ちながら、動きを覚える。

誰がここで立ち去るべきで、誰が話すべきか。

その時の所作はどうするのが自然か。

ここで苦戦はしなかった。


舞台での台詞と動き。

ここでは台本を床に置き、なるべく見ないようにする。

そして、舞台で動きながら台詞をいう。

ここでかなり苦しんだ。

受験や試験の勉強をしている上に台詞なんて覚えきらない。

皆、頭をパンパンにして何とか詰め込んで、覚束無い動きと台詞で何とか立ち回っていた。


何回かやっていると少しずつ安定はしてきたが、

質が落ちてきた為、台本なしの通しを何日かに渡って続けた。


ある程度見れるようにもなった。

仮本番を通して、本番。


多少のミスはあったが無事に成功を収めた。

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