私に話かけないで。
いつか、きっと。
こんな毎日から解放されると願っていたけれど実際は無理だった。
毎日毎日人と関わらないように気をつけてるのに。
どうして、この人は私に話しかけてくるの。
「おはよう楠木さん」
同じクラスの學清花さん
私は、學さんの顔を見ずに頷く。
「席につけ〜」
担任の先生が来たようだ。
まだ、20と言うのに髭をはやしていて若いのか若くないのか解らない。
でも、生徒の事を大事に思っている事は伝わってくる。
「また、あんたは懲りないね」
「だって、話したくない楠木さんと?そう思うでしょ?」
楠木さんも哀れだは
清花は、こうと決めたら気が済むまでやり続けるでも、楠木さんも悪いは。
「はぃ、皆転校生を紹介〜名前は木下翔太郎君ですはぃ!?入って来て〜」
教室の扉を開け誰かが入って来る。
私は、普通に暮らしたいだけ。
誰とも関わらず1日を終えたい。
だけど、それは無意味であった。
皆は、私と出逢ったせいで
壊れていく。
また、人の記憶を消さないといけなくなる。
でも、その方がいいか
誰も不幸にならないから。
私は、決めたんだ人と関わらないとそしたら私は、悲しい思いをしなくて済む。
父も母も妹もこんな私を優しく包み込んでくれる。
遠い昔、私達の先祖はある女性と出逢いお互いの事を支え合い惹かれ合った。
2人は、結婚し子供が5人産まれました。
大変2人は仲良く子供達も親思いでありました。
「おはようございます。イギリスから来ました木下翔太郎です。父の仕事の関係でずっと、イギリスに居ました。宜しくお願いします」
髪は黒く短めで頬はやや引き締まっている。
身長も高い。185cmだろうか。
「席は、相葉の後ろ〜相葉手をあげる〜」
相葉と言う者は右手を上げて。
「手をあげてくれてありがとう」
席に座り
筆箱やノート教科書を出すと
席は、窓際なので外を見る
天気は空一つ何もないので青色でとても綺麗である。
「さて、皆……皆は後1年で高校生活が終わります。そんな事なのでテストします」
紙を配り
皆、騒ぎ出す。
テスト何かすぐ書けばすむ問題でしょ
どうして騒ぎ出すの?
阿呆らしい
本を鞄にしまうと。