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第一歩

風船ガム

名前もつけてもらったことで、

ギルドカードを改めて作ってもらったのだが…

「……冒険者さま……」

「はい?」

「…マジであなた何者?」

どうしてこんな質問が来るのか

俺にはさっぱり理由が思いつかん


〜数分前〜


「じゃあ、名前もつけてあげたんだし、

あなたのギルドカードも作りましょう。」

「そうだな。」

そうして俺は新たなギルドカードを作った、

……作ったのだが

「確かこれに手をかざせば」

フォレアがギルドカードの更新の時の様に

俺も同じ様に機械に手をかざした

その時


ドクンッ


ドクンッ?

ドクンッてなんだ?

そう思った瞬間、


ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン


「えっえっえっ?」

お姉さんも困惑している…

機械の故障か?それとも異常事態か?

心臓の鼓動のような音が聞こえる

「これは……何?黒い光?」

フォレアがそう言った瞬間、

部屋は漆黒の光に包まれた。

また、面倒臭いことに巻き込まれたのか?

何も出来ず呆然と立ち尽くしていた俺たち3人は

光が収まった後もしばらく立ちつくしていた。

「一応、ギルドカードは出来ているようですが、

………異質な感じがしますね。」

お姉さんがそう言うのも分かる。

フォレアのギルドカードは

高級そうな羊紙が薄い水色をしていて、

とても丁寧で綺麗な字でステータスが書かれてた。

だが、俺のギルドカードは真っ黒な紙に

赤く乱雑に書かれた字でステータスが書かれていた。それでも読めない程度では無かったが。

「と、とりあえず見てみましょうよ!」


プロフィール

【名前】ライスト=デュ=セリウス=ソロモン

【種族】人間

【称号】無し

【職業】冒険者

【レベル】unknown

【ステータス】

・HP クラス <No> ・MP クラス <No>

・ATK クラス <No> ・DEF クラス <No>

・VIT クラス <No> ・RES クラス <No>

・INT クラス <No> ・AGI クラス <No>

・MAT クラス<No> ・LUK クラス <No>

・総合値 No

【保有スキル】

・情報過多

【固有スキル】

・セリウスヴァンの加護

能力:MPが増加、サポート魔法の能力増加、精神攻撃耐性、状態異常耐性、常時HP、MP回復

エドガー・シェンシス・エンデス・フェ・フ

・『其は、探究し、最果ての道を選ぶもの』

能力:不明

ヒュ・ク・アンディ・ル・スタンディング

・『識別し、解析し、理解し我は、汝の前に立つ』

能力:不明

ロード・オブ・ヴァイン・エン・デンス

・『力はいくらあろうと困るものでは無いだろう』

能力:不明


「…な〜んか情報が曖昧だな」

「…」

「…」

なんだろうこの空気

「ほんと…」

「アナタ何者?」

「ただの冒険者です」

まぁ確かにレベルわかんないし

ステータスとかほぼNoだし

スキルは能力がわかんなかったし

「てかセリウスヴァンの加護って…」

「まぁ私が名付けしたからオマケでついてきたんでしょ。」

「適当だな…」

「まぁとりあえずギルドカードはできたし

これで準備は完了ね」

「そうだな」

そうして俺たちの旅は始まった


「ということで!」

と王都をでたばかりでフォレアが突然語り出した

「無知なあなたに今回の依頼の詳細を説明するわ」

「お願いします」

そうしてフォレアから詳細が聞かされた

「今回討伐する魔王の名は

アヴェル=レウム=フォルテウスよ」

「長い名前だな〜」

「アナタが言えないでしょ」

「俺だってまだ覚えられてないんだよ」

事実ソロモンという部分しか覚えてなかった

「あと魔王の事を少し教えておくわ。

魔王はこの世界に15人いるわ。

さまざまな種族の魔王がいて、

今回討伐する魔王は魔族よ」

魔族か…人間より圧倒的な身体能力と魔力を持つ

人間と比べたら圧倒的な上位存在だ。

あと魔王15人もいんの?

「討伐の理由はなんなんだ」

「それは魔王アヴェルの支配下に置かれた

場所に住んでいた人間はもちろんアヴェルの支配下に置かれたんだけど、その人間達の扱いが酷いのよ。奴隷なんてなまるぬいものじゃないわ。

まるでおもちゃで遊ぶかのような扱いを受けたの。あとあまりに勢力圏が広がりすぎてそろそろ王都の安全も危うくなったからよ。」

なるほど…

「まぁそんな事するやつはまともじゃないだろうな。でもやっぱりなんで俺に頼むんだ?」

「私はアナタに依頼する理由が少しわかったような気もするわ。」

まぁなんにしろ俺の倒すべき相手が定まった。

依頼されたからにはボコボコにしてやる

「もう1つ言っておくことがあるわ。」

「ん?なんだよ」

「魔王には全員に異名があるわ。」

「異名?」

「魔王達を恐れた沢山の種族が

敬意と恐れを持ってなずけたの。」

なんか魔王って凄いんだなと俺は思った

「アヴェルの異名は、」


ゲッフェルト・バイオレンス

<暴力への渇望>


「へー」

まぁこんな感じで俺たちは魔王退治の第一歩を踏み出した。


読者の皆様


ここまで読んでいただきありがとうございます。

もしこの話を読んで

「面白かった」、「続きが気になる」

と思っていただけなら幸いです。


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