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第1話 HELLO NewLIFE

初投稿です。よろしくお願いします。

「これで終わりか」


ゴブリンの群れを全て倒し、俺は帰路に着く。


「今回も疲れたな、しかも数多すぎだろ。

ギルドの手配書では20体程度だったはずなのに明らか50は超えてるだろ。これは少し多めに報酬貰えるかな?」


俺は今1人でこの魔法とドラゴンが存在する世界で冒険をしている。

でも冒険者というよりは、放浪者みたいなものだ。色々な街や村を転々として適当に金を稼いでいる。

でも勇者のように『魔王を倒す』なんて大層な夢を持っている訳では無い。

もちろんほのぼのライフとはいかないが、それなりに楽しい生活を送っている。


〜街のギルド〜


「冒険者様、今回もお疲れ様です。」


いつもの通りギルドに入ると受付のお姉さんが出迎えてくれた


「あぁ、ありがとう。そんな事より今回のクエストの『ゴブリン20体の討伐』なんだが……」

「何かありました?」

「ありましたよ!数が多かったですよ!!とても!!」

「あら〜大変でしたね〜、まぁ何とかなったんでしょう?」


随分と軽い返事が返ってきたもんだなぁ

俺は少し拍子抜けしてしまった

まぁ別に緊張するようなことは無かったのだが


「まぁ…でも報酬は増やしてくださいね!!」

「まぁ少しくらいなら許可出ると思いますし、少しなら大丈夫ですよ〜」

「まぁ少しでもいいんでお願いしますよ。」

「それにしても素手でよくこれだけのモンスターを倒せますね〜、このギルドで専属ハンターとして雇いたいくらいですよ〜」

「まぁ鍛えてますからね、でも専属ハンターの方は遠慮しておきます」

「分かりました〜残念ですがそれは諦めます。それともう1つ王都から指名での招待状を預かっているんですけど…」

「………はぁ?」

こうして俺の今までの生活はこうして終わりを告げるのであった。

〜王都〜


「まじ遠すぎだろ…1ヶ月もかかるとかさすがに予想外だしさぁ、道中の敵も強いしさぁ」

「というか門でっか…しかもこっからでも城見えるし、流石この国最大の王都と言うべきか」


思わず解説っぽい状況説明をしてしまったが、ほんとに凄いと思った

後この街に入った時から変な予感がする


「そこの兄ちゃん!この街は初めてかい?」


不意に話しかけられて俺は少しびっくりしてしまった


「はい、初めてなんすよ〜」

「どこまで行くんだい?道案内してあげるよ。」

「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて」


久しぶりに人の優しさに触れた気がする。

ありがとう!!おじさん!!

ありがとう!!暖かい言葉!!

変な予感は多分間違えだな!!ははっ!


「で?どこに行きたいんだい?」

「はい!少し城に行きたくて」

「城?ってことは兄ちゃんは勇者かなんかかい?」

「いえ、ただの冒険者ですけど

なんで呼ばれたか自分も分からないんですよ」


そういえば本当になんで呼ばれたんだ?

こんなやる気のない、ただの冒険者に

本音を言うとマジめんどい、が!!

事によっては、たんまり報酬が貰えるかもしれないし少し期待している自分がいた


「お兄ちゃんも大変だねぇ」

「まぁぼちぼち頑張りますわ」


〜大国の城〜


「よく来たな、若き冒険者よ」

「は、はぁ」

「まずは自己紹介でもしようか、

ようこそ王都プロレリアへ、

我が名はアマリアス=メル=プロモリメウス

わざわざ来てもらって済まないな。感謝する」


名前長いな〜、堅苦しい挨拶がいかにも『王様』って感じやな


「初めまして、冒険者です」

「ふむ、名前はないのか?それとも言いたくないだけか?」

「いえ、そういう設定です」

「設定?」

「いえ、気にしないで下さい。それで王様、私にどのよう用が?」

「そうだ、貴様に頼みがあるのだ」


うわぁーやっぱこういう展開になるのかー


「それで頼みというとは?」

「魔王倒して」


しばらく流れる沈黙、俺の脳は余りのセリフに追いつかなくなっていた。

正直何を言っているのは分からない。いや、意味は分かるのだが俺はそれ以上のことを考えるほど脳に余裕がなかった。


「へ??????????????」


やっと出てきたセリフがこれだけだった。

それ以上の言葉が出てこなったのが正直な答えだ


「お願い、魔王倒して」


何だこのジジイ?頭ぶっ飛んでんのか?遂にお迎えが来るのか?そうなのか?普通勇者に頼むだろ、なんで無名の冒険者に頼むの?

ありゃりゃ?わっかんねぇなぁ

でも何も答えない訳にはいかないな


「えっとー何故私みたいなそこら辺にいる冒険者になんて頼むのですか?この王都になら自分より強い勇者なんて沢山いるのでは?」

「お主知らんのか?」

「何がでしょうか?」

「知らないのか?まぁいいとにかくお主に頼みたのだ、引き受けてはくれないか?」


どうしようどうしようどうしようマジで俺に頼むのかよ。流石に無理難題だろ。だが……


「ちなみに報酬の方は」

「200億Gの報酬金と王都の永続居住権、

なんなら貴様の望むことをできる限り叶えよう」


ふぉぉぉぉぉぉ!!神展開きたァァァァァァァァァ!!

これは引き受けるしかないなぁ

だが、『引き受けます』と言ってしまうのは簡単だが

それはそれで死亡ルートまっしぐらなのでは…でも…


「引き受けます…」


言っちまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


「そうかやってくれるか!」


あーあー言っちゃった!

おいおいおい!!目輝かせてるじゃん!!もう断れないじゃん!!詰んだかも?詰んだよな?詰んだな。

あーーこれで死んだらあの世でサルサ踊ったるでマジ


「ならば王都の方で全面協力させて貰うぞ!!

ありがとう!!若き勇者よ!!」

「はい…どういたしまして…」


こうして俺の新しい(?)冒険が始まる?

読者の皆様


ここまで読んでいただきありがとうございます。

もしこの話を読んで

「面白かった」、「続きが気になる」

と思っていただけなら幸いです。


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もし気になった点があったら、小さいことでも良いのでコメントで言って貰えると助かります。


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