第7話ひろしと杏里
「ひっろしー♪おはよー」
「おはよ、姉ちゃん朝からテンション高いね」
ひろしです。
今日は、日曜日。
朝からテンションの高い、姉ちゃんとあいさつを交わしたところです。
「ひろしが低すぎんのー!!」
「いや、いや、姉ちゃんが高いんでしょ??」
「どっこがー!?」
うん。
全体的にだね。
「ってか、ひろしさぁー」
「何??」
「昨日、やたらお兄ちゃんと話してたよね!?」
「うん。まぁ」
知ってたのか??
実際そんな話したわけではないけど、
兄ちゃんが無口・・・ってか、話すのがめんどいって人なので、あれだけで
やたら、話したことになるんだよね・・・
「じゃ、今日は私とはなそ♪」
何がどうなって、そこに行き着くのか分かんないけど・・・
姉ちゃんにしたら、いつもどうりなんだよねー・・・
「うん。いいよ!」
そういえば、
姉ちゃんとも、この頃あんまり話してなかったなぁ〜って思って話すことにしましたとさ。
「んー・・・何はなそ??」
そっから!?
「何がいい??」
そしてぼくに振るの!?
「あ!!健ちゃんと淳は、元気ー!?」
そして、自己解決!?
「あー、うん!元気だよ!!」
「そっかぁ!よかった♪」
「姉ちゃんこの頃、全然会ってないもんね??」
「うん・・・なんか、忙しくてさー!!」
姉ちゃんは、この頃ものごっつう忙しそうだ。
部活とか、部活とか、部活とかでね!!
「部活大変なんだ??」
「うん!!部活だけじゃないけどねぇ♪」
だけじゃないんかい!!
「ほかにも、食べることとか、寝ることとかで忙しくてぇ♪」
それ、忙しいって言わないから!!
なんでそんな、食べることに結びつけようとすんの!?
「それ、忙しいって言わないでしょ!?」
「え!?」
なんでそんな驚いてんの!?
「えっと、当たり前だよ??」
「ウソ!?最近の小学生は、そうなんだ!?」
最近じゃなくてもそう!!
小学生じゃなくてもそう!!
「時代が流れるのは、早いねぇ!」
いつの時代だよ!!
ってか、
姉ちゃんまだ、中学生だからね!?
「淳は、相変わらずトイレに引きこもってるのぉ??」
話しとんだー!!
「ひろし聞いてる??」
「聞いてるよ!姉ちゃん、めっちゃ話しとぶね・・・」
「いいの、いいの!!」
自分で言うな!!
「まぁいいけど・・・」
でも、結局許してしまうぼくって・・・
とっても優しいね♪
「んで、引きこもってんの!?」
「うん!!引きこもってるよぉ!!」
「そうなんだー♪さすが淳!!」
さすが!?
「さすがなの!?」
「さすがでしょ??」
何当然のごとく言っちゃてんの!?
「でもさー、トイレにばっか引きこもってつまんなくないのかな!?」
つまる、つまんないの問題じゃないと思うけど・・・
「好きでトイレに行ってんだからいいんじゃない??」
「トイレラブか!!」
「うん、そう。」
そうなのか知らないけど
「健ちゃんは、相変わらずSなの??」
「うん、ドSだよ♪」
「やっぱりねぇ!!」
あのSは簡単には直らないでしょ?
「淳とはラブってる?」
「淳は健太LOVEだけど、健太は俺は普通の少年だっとかなんとか言ってるよ」
「普通じゃないのにねぇ」
「だよねぇ」
「健ちゃんは、受け入れてあげる気ないのかな?」
「ないと思うよ?今は」
「まぁ、淳頑張れって感じだねぇ♪」
「うん。早く受け入れて楽になればいいのに」
「だよねぇ」
まったく、淳の気持ちを考えてやればいいじゃん
女装したら似合うと思うけどなぁ
「まぁ、その話はいいや。」
そうですか
やっぱり兄ちゃんと姉ちゃんは、兄妹だな。
うん、うん
「そぉいえば・・・・彩香さんは、元気??」
彩香さんっていうのは、健太の姉ちゃんで、姉ちゃんと同じクラスの人。
怒らせると・・・・ゾク!!
悪寒が・・・・
ぞわぁ!!
殺気っぽいものが・・・
「彩香??うーん・・・・いつもどうりかなぁ!?」
なんでちょっと疑問系なの!?
ぼくに聞かれても知らないから!!
「なんか、彩香ってあんま人間としゃべんないじゃん!?」
「うん・・・まぁ。」
彩香さんだからね。
「私が彩香って呼んでんのだって、呼ばせてもらえるようになるまで、どんっっっなに苦労したか!!」
「大変だったんだね・・・」
「うん!!かなりねェ♪」
「でも、嬉しそうなのはなんで??」
声が弾んでるんすけど・・・
「だってさぁ♪やっと、呼ばせてもらえるようになったんだよ!?嬉しい♪」
あー・・・
姉ちゃんって・・・彩香さんラブ!?
「姉ちゃん、彩香さん好きなの??」
ちょっと聞いてみた。
「うん♪」
マジデスカ
「あのさー・・・ひろし??ヘンな意味じゃないよ!?ひろしが考えてるようなんじゃないからぁ(笑)」
あっ・・・そうですか。
「ひろし、何考えてんのぉ(大笑)」
そんなに笑わなくても・・・
「あははははは♪」
笑いすぎです!!
「そんなに笑わなくても・・・」
「あー、ゴメン、ゴメン!!」
とか言いながら、まだ笑ってるし!!
「怒んないでよぉ♪」
「だってさー」
笑いすぎだし・・・
「だっからー、ゴメンってば!!」
「うん」
まぁ、ぼく優しさマックスだし!?
許さないわけないけどね!?
「でもさー、ひろしがヘンテコリンなこと考えるから悪いんだよ!?笑わないわけないじゃん!?」
ひっでェーーーーぼくの美学を!!
「まぁ、いいじゃん♪」
姉ちゃんが決めることじゃないから!!
ぼくが決めることだから!!
まぁ・・・いっか
「ん!?」
「どしたん??ひろし??」
「姉ちゃんさー」
「うん!?」
「どうして、ぼくが考えてること分かったの??」
なんでだろー、なんでだろー、なでだなんでだろー♪
古いね。
「そりゃ、分かるよ」
なんでだー!!!
なぜだーーーーー!!
どうしてだーー!!
この謎解く気はない!!じっちゃんの名にかけて!!
「だって、姉弟だもん♪」
それだけかい!!
「何考えてんのか見ればだいだい分かるよ!!」
すごいな!!
リアルにすごいな!!
「まぁ、半分てきとーだけどねェ♪」
てきとーかぁい!!!
「あ!!やっばいー!!!部活の時間だぁ」
そっか、今日部活だっけ
「じゃーねェ♪」
「いってらっしゃーい!」
ドタドタバタバタドンガらがっシャン!!
「いってきまーす!!!」
嵐のような人だ。
姉ちゃんは・・・・・
ドンガらがっシャンって・・・なにがあったんだ!?
杏里は、嵐のような人なんですね♪
うん、うん(なにが?)
なんか、兄弟のキャラの方が濃いような・・・・
気が・・・まぁいっか♪