第48話虫大好き少年の仕打ち
「健太ー、ひろしー、淳ーあっそびまっしょー♪」
・・・こんにちは。ひろしです。
えーと・・・幼稚園児かッ!って突っ込みたくなる感じな声がしていますが・・・
「ファーブル、ガキか?お前は」
「永遠の子供さッ♪」
親指をグッと突き出して言うファーブルこと“蟲網 靖司”
5年3組の友達です。何故ファーブルなのかと言うと・・・虫が大好きで、超が100つくぐらい詳しいから。
理科のしかも生物と植物のとこだけ成績トップクラス!他は・・・聞かないであげて下さい。
「ピータパンか!!」
淳が珍しく突っ込みました。でも、ちゃんと言えてないよ!ピーターパンだよ!?
「遊ぶって・・・また虫取り?」
こないだも夜中の3時に虫取りに付き合わされたぼくとしては、いやなんですが・・・・
虫のためなら人の迷惑なんて頭にないです。はい
「虫取り以外になにがあるのさ♪虫こそ世界のロマン!虫は世界を救うんだよ!!」
「どんだけ虫ラブだよ!」
「ラブじゃない!愛してるんだ!!ラブなんて軽いもんと一緒にするなッ!!俺はなぁ、虫が居れば生きていける!」
「キモいぞ!!」
「黙れ!お前の存在よりマシじゃ!」
「そういうこと言われるのはひろしの役目なんだよ!!」
「ぼく!?」
何故にそんなに酷いことを言うんだ!?
泣きそうだよ!?涙腺耐えて!!頑張って!!
「そうか、ゴメンゴメン!ひろしを貶さないとな♪ひろし、醜いぞ♪」
「いきなり!?ってかマジ酷いよ!?」
「どんとまいんど」
また親指をグっと立て、かなり清清しそうな顔で言うファーブル。
いやいやいや、かなり酷いからね?心から血が出てるよ?いや、ほんとに
「ってわけだからさ、行こうぜ♪虫のよく出る雑木林があるんだよぉ!」
「いやいや、いつものとこでしょ?」
「そうとも言うような気がしないこともないけど、気にするなって!」
いやいやいや、訳わかんなくなってきたから!
淳の言うことのが正しいからね!?いつものとこでしょ?
ってか、全然まったく気が乗らないんだけど・・・
「ひろし、羽もぎ取られたひろしみたいになってるぞ♪」
「ファーブル、それどういう意味!?」
ひろしにひろしってなんだぁ!?例えになってないじゃん!
「ひろしごときに虫の名前を出すなんて駄目も駄目全然駄目だ!!虫様に失礼極まりないだろ!!ひろしみたいな奴の例えにひろしより何千億倍、何千兆倍も価値があって、素晴らしい虫様を使ってたまるか!調子に乗るな!!図に乗るな!!」
いやいや・・・別に乗ってないよ?
何にも・・・馬にも乗ってないし・・・ってか、乗馬はもうやってないし
ていうか・・・酷すぎない?
そう思いませんか?奥さん!(誰だよ)
「ひろし、潰された蟋蟀みたいな顔になってるぞ♪」
「健太、それどういう意味!?」
「そうそう、ひろしは元からこんな顔だって!」
「淳が1番酷いから!!」
すげー、傷ついてきたんですけど・・・・なんでこんな扱いなんだ!?
主人公だよね!?ぼくって(招き猫さんやって)
出てないじゃん!(てめぇ・・・ぶっ殺されてぇのか?)
鎌みたいなの持って、睨まないで!!めっちゃ怖いからぁ!
「ばっかもーーーーーーーん!!」
!?
いきなりファーブルが大声を出しました。道行く人の視線が痛いです。ヒソヒソなんか言われてるんですけど・・・
違いますよ〜。ぼくは関係ないですよ〜、他人です。他人
「こんな世の中に必要ない人間“鈴木ひろし”みたいな物の例えにミラクルランドを使うんじゃない!ミラクルランドは俺のペットだぞ!ソレをこんな・・・薄汚れた雑巾を拭くことしか存在意義のないひろしに・・・失礼の極みだ!ミラクルランドが自殺したらどうするんだ!?」
グサッグサッグサッ
(ひろしに刃の様な物が刺さっている。抜きますか?)
はい・いいえ
(健太と淳ははいを選んだ。)
「おーい、ひろし!しっかりしろよー♪」ブチ
「大丈夫かー?」ザス
「痛くないかー♪」ボキ
「醜いぞー?」ガゴ
「がんば♪」ザスザス
「息するなー?」メキメキ
(ひろしは描写出来ないような状態になった。助けますか?)
ダルイ・良いじゃん、このまんまで・もっと殺る
(健太と淳とファーブルはダルイを選んだ。)
「もう飽きたよなー?」
「ぶっちゃけ、こんなの相手にしてもなー?」
「いろんなもんが感染しちゃうよ!」
「「「ほっとこほっとこ♪」」」
ほっとこほっとこ♪
By作者☆招き猫さん
お久しぶりです^^
高校受かりましたぁ!!当然の結果!
ミラクルランドって言うのは、ファーブルの飼っている蟋蟀の名前です。
ネーミングセンスがズれてるとか言わないの!
カッコいいやろ?