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第31話どでかいカミングアウト

「ひーろーしー!!普通だー」


いきなり何!?

第一声がそれってどんなんだよ!?

いきなり、いきなりですみません。ひろしです

なんか、皐月ちゃんがぼくの顔を見た瞬間・・・・そんなことを言って飛びついて来ました。

ってか、普通だーって・・・・どうせ、普通ですよ・・・どうせ


「まぁ、キモい奴より若干マシだからぁ♪普通すぎて面白味ないとか思ってないからね♪」


どーせ、面白味ないよ!!

悪かったねーだ!!


「どーせ、普通だよ!!でもね、普通って言うのはシンプル・イズ・ザ・ベストなんだよ!?分かる?ベストなんだよ!!普通って言うのは、ベストなんだよ!!普通万歳って感じでしょ!?普通を馬鹿にする奴は普通に泣くんだよ!!名言だよ!?」


勢い余って、普通理論の一部語っちまったぜ・・・・

ベストなんだ!!


「落ち着け。」

「兄ちゃん、ありがと!」


兄ちゃんは一言だけ言って、水を差し出してくれた。

あぁ、水が美味しい。


「ひろし、ウケる♪」

「皐月ちゃん!ヒドイよ!!」

「あははー♪大丈夫だって、普通は変わらないから♪」

「何が!?」


普通で何が大丈夫なの?

まぁ、普通にしてたら大抵のことは大丈夫だと思うけど・・・・

やっぱ、普通が1番じゃん♪



「ってか、ひろしの多少変な理論は置いといて♪」


何!?

姉ちゃん、どこが変なの!?ぼくの素晴しい理論のどこが!?

まッ、置いとこう。(いいんかい)

自分の価値観を人に押し付けたらダメなんだよ。


「お母さんってさー、伯母さ・・・じゃないや!卯月さんと姉妹なのに月の陰暦名じゃないよね!?なんで?

卯月さんも、皐月ちゃん達もみんなそうなのに・・・」


言われてみれば・・・・そうだなぁ・・・

お母さんって名前、亜沙羽だしなぁ。

姉妹なら同じような名前にしそうなもんだけどな・・・暦名なら弥生とか?

思えば名字も暦名だよね?だから名前も暦名なのか?

ってか、姉ちゃんってほんとに変なとこに気づくよね!?


「そりゃぁ、そうでしょ?」

「なんで!?」

「だって・・・・



       


       血繋がってないし♪


私だけ♪」



は?

・・・・え?えぇぇぇぇ!?

なんで?

何がどうなってるの!?どうどうこうこうなってるの!?

意味が分からん!!

まさかのカミングアウトだよ・・・・ってか、マジですか?


「嘘でしょ?」


姉ちゃんもハルキもさくらもミリアも皐月ちゃん達も驚きを隠せない様子・・・

まぁ、これが普通の反応なんだけど・・・

兄ちゃんは・・・おかし食べてた。


「苓兄!!それ俺のお菓子じゃん!!勝手に食うな」

「あッ?悪い。」

「苓兄見てると怒る気しねぇ・・・」

「じゃぁ、一緒に食うか?」

「そうするか!」


ハルキも混じって、なんかほのぼのしてるんですけど・・・・

この異常事態に!!


「お兄ちゃん!何考えてるの!?この異常事態に!」


姉ちゃんの言うとおりだ!!

姉ちゃんもまともなとこあったんだね。


「私も一緒に食べるよ♪」


・・・・まともな訳ありませんね。

一瞬でも期待した、ぼくが大馬鹿でした・・・。

でも、さくらはちょっとはまともなはず!!


「私も食べよー!この新作お菓子結構騒がれてるよねぇ♪」


うん・・・。分かってたけどね?

ってか、そんな情報いらないから・・・


「くうー」

「こわすー」


何でもかんでも壊すんじゃないの!!

ってか、食うをどうやって壊すんだよ?


「くちー」

「こわすー」


そうか!!口を壊して食うを壊すのかー

って!!心の声に応答しなくていいの!!

思ったけどどうやったんだ!?

エスパー!?


「じゃッ!私らも食べよ♪」

「そだねー、ひろしも食べないとなくなるよ?」


皐月ちゃん達まで・・・なんで常識ない人が身内にこんな多いんだ?

どうして?

ぼくはまともでしょ?

まぁ、お菓子食べるけどさ・・・・


このスナック菓子美味しい!!

新作のやつも噂どうりになかなか・・・・




「で、母さん。どういうことか説明。」


兄ちゃん・・・・冷静だなぁ

ってか、この状況で聞くの!?


「ちょっと、待って!私もお菓子食べるから♪」



やっぱりお母さんは兄ちゃん達のお母さんのようだ。



次回から、お母さんの過去編に入ります。

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