表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/51

第25話ハルキの苦悩あるの?《後編》

キーンコーンカーンコーン♪



「よし♪4時間目終了♪行こっか、ハルキ君♪」

「はい!!」

旭先輩は本当に給食まで、一緒に居てくれた。良い人だなぁ

俺と旭先輩は、来た時と同じように隣の木に乗り移った。(隣って言っても3メートルはあるけどね)

「ふー♪なんとか着地成功!!」

旭先輩と俺は無事着地!!

なんか、旭先輩のテンションが上がってる?

「じゃ♪家庭科室行こっか♪」

「はい!」

俺と旭先輩は、B棟1階にある家庭科室に向かった。

B棟には4年と5年の教室がある。

教室は、くじ引きで決めてるってなんか聞いたことがある。何してんだ?校長!!

そんなこんなで家庭科室前に着いた。


「飛鳥もう居んのかなー!?」

「多分、居ると思いますけど・・・」

いつもなら、もう居る時間だと思う。


ガラッ


俺は家庭科室の扉を開いた。


「よー、ハルキ!」

「どーも、飛鳥先輩!!」

飛鳥先輩はばっちり中に居た。

「あれ?なんで旭が居んの?」

旭先輩の存在に気づいた、飛鳥先輩が半ばどぉでもよさそうに言った。

「ハルキ君とサボってたから♪」

それに笑顔で答える旭先輩。

「旭サボってたのか?」

「飛鳥、落書きに熱中しすぎて俺の存在忘れるの止めてくれるか!?」

「忘れてたんじゃない!!俺は、俺の芸術を創るのに100%集中してただけだ!!」

「はいはい♪」

2人の会話・・・おもしれぇ♪

「ってか、俺1回教室戻るわぁ♪この状態じゃ給食食べれないし♪」

「ん、分かった」

そう言いながら野菜ジュースに使う、野菜を用意し始めた飛鳥先輩。

「じゃーねぇ♪ハルキ君」

「はい!ありがとうございました♪」

「いえいえ★☆」

そう言って、旭先輩は教室に戻って行った。


「飛鳥先輩、いちごミルク3つ買ってたんですけど、なくなったんで作って貰えますか?」

いつもいちごミルクがなくなったら飛鳥先輩に作って貰っている。

飛鳥先輩のいちごミルクは激うま!!

「オッケー、でも野菜ジュース作ってからなぁ」

「はい!」


ウィィィィン



野菜ジュース作りに集中してる飛鳥先輩は誰にも止められない♪

俺もいつものように、黙って見ている。

家庭科室に響いてるのは、ミキサーの機械音だけだ。

俺にとっては、この音は落ち着く音だ♪

ひろ兄もよくミキサー使うしなぁ♪


「ふー・・・出来た!!完璧だ」

野菜ジュースが完成した模様。

いちごミルク作ってくれ!!

「よし!次は、ハルキのいちごミルクだな?」

「はい♪大至急で♪」

「おう」


ウィィィィィン


また機会音が家庭科室に響きだす。

「出来たぞ!」

速!!速すぎだろ!?

「飛鳥先輩?」

「ん?」

「野菜ジュースじゃないから適当にしてません?」

「・・・・・気にすんな」

おい

「気にしますって!!」

「大丈夫だ。うまいから・・・たぶん・・・」

自信なさ気じゃん!!

「なんすか?それ!?」

「まぁ、野菜ジュースで力使い果たしたから」

「へいへい」

しょーがねぇなぁ!!

「まッいーっすよ♪」

「だろ?」

だろ?じゃねぇし♪

「給食食おう!!」

「そーっすね♪」

いつも飛鳥先輩が給食を用意してくれている!いい人だ♪

俺が行く必要なくて、ラクだし♪



「ハッローン♪飛鳥ー、ハルキ君!!」


いきなり乱暴に扉が開いて、パイナップル先輩がひょっこり顔を出している。

テンションたけぇー♪

「よぉ、パイナップルかよ」

「どぉいう意味かなぁ♪それゎ♪」

若干殺気がするんすけど・・・

「あー・・ちわっす!!パイナップル先輩♪」

「ハルキ君、ャほー♪」

殺気が止んだようで・・・良かったなぁ♪

「1人かよ?」

「違うョ♪健ちゃーと淳とひろしと・・・他♪も」

他♪って、ウケるんですけど♪

ってか、ひろ兄を他にしてくれて良かったのに♪


「「誰が他だよ!!」」


ハモって文句を言ってるのは、及川先輩・・・バナナ先輩でいっか♪と旭先輩。

他の、番先輩とコナン君先輩と悠馬先輩は文句1つ言ってない!!

心の広い人達だなぁ♪


「いぃぢゃん♪」

パイナップル先輩は満足そうな笑顔♪

俺も自然と笑顔になるよ♪


「飛鳥ー、使わせて貰っていいかな?もうすぐ大会の予選なんだ!!」

「あぁ、いいけど。俺の野菜には触るなよ!?」

「うん!分かってる!!じゃ、この野菜もあげるよ!」

「おぉ!!サンキュー、ひろし!これで新作野菜ジュースが作れる♪」

ひろ兄から、珍しい野菜を貰った飛鳥先輩は超ご機嫌♪

そっか、ひろ兄もうすぐ日本大会の予選だっけ?


「ひろ兄、今度のテーマなんだっけ?」

料理の大会は大会ごとに、料理のテーマが決まっている。

今回は何だっけ?

「えっと・・・野菜サラダだよ!!」

「何!?野菜?」

野菜に過剰反応している飛鳥先輩。

「うん。そぉいえば、観戦者の中から何人か試食出来るはずだよ?今回の大会予選」

「マジで!?じゃぁさ、俺を家庭科室のよしみでさ!!」

「うん・・・出来るかどうか微妙だけど・・・頼んでみるね!!」

「おぉぉぉ!!サンキュー!!」

「じゃぁさ、この野菜スパイスどぉ思う?」

「どれどれ・・・うま!!これ美味い!!」

「マジで!?じゃあ、これ使おう♪」

「悪ぃ、美味すぎて全部食っちまった」

「えぇ!?まぁ、もう1個買っといたからいいけど・・・」

「じゃぁ、それも俺に「ダメだよ!?」


2人の世界作ってねぇ?

まぁ、いつものことだからあの2人はほっておこ♪


「ぁの、2人ゎほっとこっヵ♪」

「そーっすね♪」

ほっとけ♪ほっとけ♪

「ってか、ひろし大会予選かよ!?ひろしのくせになぁ♪」

「健兄、それしか取り得がないんだからしょうがないって♪」

「あー、そっか♪」

「料理がなかったら、ひろ兄なんて糞以下だって♪」

「だよなー♪」

そんな会話をしてる、俺と健兄を見て・・・Sだなぁってみんな思ってたみたいだ♪


「そだ、バナップル先輩!」

「なにー?」

「なんだよ?」

バナップル先輩で通じて楽だな♪

1パック2個入りみたいな♪

「この新作お菓子どぉ思います?」

俺は猫のおかし入れから、新作のスナック菓子“さくらチップ”を取り出して、

バナップル先輩に差し出した。

「うーん・・・色ゎキレィなさくら色だね?」

「形も整ってるしな!!」

「これであんま着色料使ってないんすよ!?」

バナップル先輩は食べる前にじっくりお菓子を見ている。

さすがだ!!

「もぐもぐ・・・美味しぃけどぉ・・・後ヵら苦味がぁったりするね?」

「うーん・・・そうだな・・・なんか、まんまさくらちゃんみたいじゃね?」

やっぱりそぉ思うよな?

「そぉ思いますよね!?さくらですよね!?この味」

あのハラ黒さくら、まんまの味だろ!?

あいつ下僕とか居るしな・・・未来の彩香さんとか双葉さんだろ?


「ぅん♪」

「色は綺麗だし、形も整って綺麗だけど・・・いざ食べてみると甘味の後に苦味がどわぁーっと来るっていう・・・さくらちゃんまんまだ!!」

バナナ先輩の意見?すげぇよ・・・無駄にこぉいうことは、得意だよなぁ♪バナナ先輩♪無駄に♪

「バナナ先輩って無駄にこぉいうこと得意っすよね♪」

「無駄とか言うなー!!」

「♪」

楽しいなぁ♪

「ほんと、ムダだョねー♪」

「そうっすよねー♪」

パイナップル先輩とは、バナナ先輩のことだと気があう♪


「あ!番先輩」

「何?ハルキ君」

「チョコレート食べますか?」

「ありがとう!俺甘党なんだ」

「そーっすか♪」

良かった♪

「あ!!俺も食う!」

バナナ先輩も!?

あ・・・甘党だっけ?

「あー♪食ベる♪」

パイナップル先輩も!?

まぁ、見た感じも甘党だけど・・・

「あ!!僕も♪」

淳兄も!?

「俺もー」

健兄も!?

「じゃぁ、俺も」

悠馬先輩も!?

「僕も!!」

コナン君先輩も!?

「俺も!!さっき貰ったけどー♪」

旭先輩も!?

足りるか?

「えっと・・・ジャ●おじさんとバ●コさんとチ●ズとカレ●パンマンとメロ●パンナとド●ンちゃんしかないんすけど?」

「じゃぁ・・・淳はいらないよな♪」

「なんで!?健太ヒドイよ!?」

「何がだ♪」

「うわぁぁぁぁん!!」

バタン!!

淳兄トイレに引きこもったし・・・ウケる♪

「よし♪1人減ったな♪」

健兄悪どい♪

「ぢゃ、旭はダメでしょ?食べたんだヵらさ♪」

「えー!!」

パイナップル先輩のもっともな意見に批判してる旭先輩。

「旭先輩には、ペロキャンあげますから♪」

「マジ!?じゃ良い♪」

単純だな♪

「ぢゃ、チ●ズ貰ぅね♪」

パイナップル先輩はチ●ズを手に取った。ほかの者は出遅れたようだ。

「負けるかー!!カレ●パンマン貰・・・あー!!健太何すんだよ!!」

「え!?何が♪あー美味しい♪」

バナナ先輩は健兄に横取りを喰らった!!

健兄は見せびらかすを使った。

バナナ先輩は悔しそうに見ている。

「じゃぁ・・・ジャ●おじさん貰おうかな。じいちゃんに似てるし」

番先輩は祖父似のジャ●おじさんを手に入れた。

「うーん・・・バ●コさん頂くね!」

コナン君先輩は、遠慮しながらもバッチリゲットを唱えた。

「俺は・・・メロ●パンナ貰うね?」

悠馬先輩は、恐縮しながらもガッツリゲットを唱えた。

「結局、残り物かよ!!」

バナナ先輩は、文句言いながらガツガツ食べるを使った。


「ってか、淳兄呼んで来たら?健兄」

「何で俺?」

おい。健兄が引きこもりさしたんだろ?

「淳兄、健兄のこと大好きだから、健兄が呼んだら来るじゃん?」

「キモいこと言うな!!淳は知らんが俺は普通の少年だ!!」

知らない♪そんなこと♪

「いいから、呼んで来てって♪」

「そぉいうことは、ひろしの役目って決まってるんだ!!」

とか言いながら、ひろ兄の所に行こうとしてるけど・・・止めといた方がいいよ♪

今ひろ兄包丁持ってるから♪


「おい、ひろし!!」

あぁ〜あ♪行っちゃった♪止めたのに♪心の中で♪

「あん?」

「え!?」

あまりのひろ兄の豹変ぶりに驚いてる様子・・・まぁ、すっげぇ厳つい顔してるからな♪

「お前なんや?俺が料理しとんの分かって声かけとるんか?えぇ!?なんとか言うてみぃ!!」

「え・・・・?」

「え・・・・じゃ分からんやろ!?なんや嫌がらせか!?え?で俺がお前の思ってること分かるとでも思っとるんか!?えぇ加減にせぇや!!お前のせいで・・・5分13秒も無にしてもたやんけ!!ふざけんなや!!料理人にとって1分1秒が戦いなんやぞ!?それを5分も!!この罪は一生かけても償いきれんぞ?償いきれんねんぞぉ!!この5分の間に!!野菜が温もってしもたらどないするんや!?微妙な温度の違い!湿度の違い!冷蔵庫に入れとった時間!出してからの時間!これらがマッチした時に最高の料理っちゅうモンは生まれるんや!!それをお前は・・・・」

長くなるので、強制終了で♪

健兄は後何時間かこの話を聞くことになるけどな♪

ひろ兄は料理道具を持つと人が変わるからなぁ♪特に包丁♪


「ひろしって・・・あんなキャラだった?」

旭先輩・・・全然違いますよ♪

「ひろし凄い!!」

淳兄!?出てきた!?


やっぱりひろ兄のダチと居ると楽しいな♪

飽きないしな♪

俺のクラス・・・3年1組は病んでるからな・・・俺5年だったら良かったのに

同い年のダチはいないけど、ひろ兄達とこんな風に過ごすのもなんかいいなぁ〜♪

当分はこのまんま楽しく過ごすのがいいような気がした。


ふー・・・終わった♪

ケド、実際解決してませんね?

まっ!いっか♪

今が楽しいならええじゃないか!!(なんの話だよ)


★注意★

健太は、彩香で包丁には慣れてるため全然平気ですが、ひろしのあまりの変貌ぶりに

呆然としたようです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ