第24話ハルキの苦悩あるの?《中編》
「おっはー♪ハルキ♪」
「・・・・はよ」
こっちは寝起きだってのに、朝からでっけぇ声出しやがって・・・・
母さんテンション高すぎなんだよなぁ〜
「あらあら♪元気ないわね!?1日の始まりは朝って決まってるのに♪」
そりゃ1日の始まりは朝だろ?
何当たり前のこと言ってんの?
ってか、俺は低血圧なんだよ。(ほんまか?)
「寝起きはまだ寝みィんだよ。」
「あらあら♪」
あらあら♪じゃねぇっての
あらあら♪星人って呼ぶぞ。・・・あらあら♪星人ってなんだよ?
「ふわぁぁぁぁあ〜あ」
すげぇ、あくび。
「ひろ兄あくびもウザィ♪」
「えぇ!?まさかの身体の自由剥奪!?」
んな、社会みたいなこと言わんでも
反応おもろいからいいけど♪
やっぱ、朝の目覚めはひろ兄イジリだよなー♪
超清清しいんですけど♪
うえ・・・
やっぱ、朝メシ死んでるって・・・・
「母さん・・・不味い・・・おえ・・・・」
マジ気分ワリィ・・・うっぷ・・・
「やぁだぁ♪ハルキったら♪恥ずかしがっちゃって♪」
思考回路飛んでんじゃないか?
てめぇで食ってみろよ。
おえ・・・
「ふざけんな・・・おえぇ・・・」
「杏里よりマシでしょ♪」
そーいう問題じゃねぇんだよ。
確かに・・・杏姉よりはマシだけどさ・・・吐きそうになって、気分悪くて、死にそうになるだけだからさ・・・・おえ・・・
思ったら、杏姉の料理どんだけだな。
「んで、ひろ兄が作らねぇんだよ・・・」
朝メシだけは、母さんが作る。
理由はぶっちゃけ分かってる・・・ひろ兄が朝起きれないからだ・・・起きろよ・・・
明日から俺が起こしてやろうか♪
何があっても俺は責任とらねぇけどな♪
てか、俺が早く起きて起こす価値もないか♪ひろ兄なんて♪
俺も朝弱いし・・・
「しょーがないじゃない♪」
「そーだけど・・・おぇ・・・・」
マジやべぇ・・・
「ハルキったらオーバーなんだから♪」
ざけんな。
俺らだから、死なずに済んでんだぞ?
普通の人が!一般人が食べたら即死だ!!
「うぇ・・うっぷぷ・・・・おぇぇ」
ひろ兄も死にそうになってるし♪
まぁ、いつものことだけどな♪
死にそうにならないのは、苓兄と父さんだけだっつーの。
「2人とも、早くしないとダブルで遅刻よ♪」
母さんの言葉で、反射的に時計を見る。
時計の針は7時50分を指していた。
確かに普通だったらヤバイな・・・
「やっばィィィ!!」
ひろ兄は普通だから、ヤバイんだよ♪
普通だからなぁ♪
「健太と淳待たせたら、どんなことになるか!!特に健太だけど・・・」
そんなことをぶちぶち言ってた♪
遅れて行けばいいじゃん♪
「いってきまーす!!」
ひろ兄は急いで家を出て行った。
「じゃあ、私もそろそろ行くわね♪」
それに続くように母さんも出て行った。
俺はいつも最後だからな・・・
まっ、今日はサボるからいいんだけど。1時間目から算数とか、終わってんだよなぁ
なんか、集会とかあるらしいし
ダリィっての。やってられっか
ガチャ
結局、俺が家を出たのは8時40分だった。
家に居てもやることねぇし、つまんねぇから、一応学校には行くようにしてる。
義務教育だしな・・・サボるけど(意味ねぇじゃん)
作者もサボってるだろ?(そこは突っ込むな)
俺は学校に行く途中、コンビ二に寄った。
朝メシがあれだけとか、ありえねぇから・・・時期に家族で病院行くことになるんじゃねぇか?
学校に向かいながら、パンといちごミルクを口に含む。(可愛いな!!)
いちごミルク大好きなんだよ!!
母さんの料理食った後だと、すっげぇ美味しく感じるんだけど!!
添加物も少ないやつ買ってるしな!!
業者に騙されてたまるかってんの。
キーンコーンカーンコーン♪
そうこうしてる内に学校に着いた。
このチャイム何のチャイムだよ?
『今のチャイムは間違いです。』
間違いかよ。ちゃんとしろよ・・・これだから日本の教育は!!知らないけどな♪
とりあえず1度教室に行くか。
めんどいけど・・・はぁ・・・(行かんでええやん)
出席とって貰うんだよ。(高校か)
皆勤賞ほしいんだよ!!(理由が可愛いぞ!!)
ほっとけ
「おい!!鈴木」
「ちっ・・なんだよ」
学年主任兼生活指導のセンコーかよ。名前知んねぇけど
「また遅刻か。これだから、問題児のクズは!!」
だれがクズだよ。
「はぁ!?てめぇにんなこと言われたくねぇんだよ!!糞ハゲ♪毛根ねぇんじゃねぇの♪」
マジでハゲてるから言うの楽しいんですけど♪
「なっ・・・なんだと!!お前は先生達の中でも要注意人物なんだからな!?」
「そりゃ嬉しいね♪」
「そ、それになんだ!?そのピアスは!!」
「個人の自由でしょ?てか、教師が生徒の尊厳とか自由とか奪っちゃダメでしょ?教育委員会に訴えるぞ?」
「・・・なんだそのカバンは!!ランドセルを持って来い!!」
「ランドセルのない子は、別の鞄を持って来ても良しとするって規則の所に書いてありましたけど?」
「なっ!!そ、そそれになんだその髪の色は!!」
「これ地毛っすよ?1年の時の変な紙に書いてるはずっすよね?」
「・・・・」
もう言うことはないようだから、俺は教室に向かった。
俺には向かおうなんて、1億年早いんだよ♪
ガラッ
教室のドアを開けると、女子のキャーって言う五月蠅い声が聞こえてきた。
男子からは、ため息だけどな
「鈴木君、どうして遅刻し「寝坊です。」
担任の言葉をかき消して、俺は1言だけ言った。
「そ、そう・・・」
担任は若い女だから、びくびくしてる。今年で1年目だしな
てか、小3にビビんなよ・・・
俺は、自分の席である1番後ろの窓際の席まで行って、カバンだけ置いてそのまま教室から出た。
担任の声が聞こえたような気がしたけど・・・・気のせいに決まってるし♪
「んー!!やっぱここは落ち着くな♪」
俺はいつものサボり場である屋上で伸びをした。
ここは落ち着くわー♪
「あれ?ハルキ君じゃん♪」
突然後ろから声がしてビビッた・・・マジビビルって・・
「あ!旭先輩」
そこに居たのは、ひろ兄のダチの橘旭先輩だった。
ってか、旭先輩がサボりとか珍しいんですけど♪ついに不良の仲間入りか!?
「珍しいっすね、旭先輩がサボりって」
「んー・・・なんか、風が俺を呼んでるぜ!!的なのがあったからさぁ♪」
「なんすか♪それ♪」
おもろいなぁー♪風が呼んでるって・・・パラグライダーかよ♪
「ハルキ君は!?」
はっ!?
俺いつもサボってるんですけど!?
「俺はいつもサボってますから♪」
「それは知ってる♪ケド・・・この場所がサボりポイントだとは、知らなかった♪だって、ここ来るの命掛けでしょ!?」
「まぁ・・・そうっすね・・・慣れたらどうってことないですけどね♪」
この屋上に来るには、空を飛ばないとダメだからなー♪
この屋上は、普通とは違って階段を上っただけじゃ行けない。なぜなら・・・階段が途中で切れてるから♪どんな設計だよ♪
だから、隣のでかい木に乗り移って行かねぇと無理なんだよなー♪
運動神経のない奴は落ちるし、ある奴でも若干怖いらしくここに来る人は少ない・・・ってか、ほとんど来ない♪
だから、この場所好きなんだけどなー
1人楽だし♪
「ここ好きなんですよ」
「そぉなんだー♪気ィ合うね、俺もここお気に入り♪」
ここお気に入りな人始めて見た・・・
「そうなんすか♪気ィ合いますね」
「だね♪」
旭先輩いい人だよなー・・・ひろ兄のダチには、もったいないって♪
たかがひろ兄の♪
「でもさー、ハルキ君が居ないと女子が騒ぐんじゃない?」
「カモしれないですね♪ってか、それは旭先輩もでしょ?」
旭先輩結構人気あるからなー、俺ほどじゃねぇけど♪
「俺は平気!!だって、和志が居るから!!」
「和志って・・・あぁ!森谷先輩っすか」
「そぉそぉ」
森谷先輩人気あるもんなー!
森谷先輩は森谷和志って言って、すっげぇイケメンの人!!
でも、普段クールで全然喋らない。ずっと本ばっか読んでる。頭は、コナン君先輩と悠馬先輩に次いで良いらしい。メガネをかけてる。
一応?ひろ兄のダチカモしれないような・・・・?まぁ、隣のクラスの人
「森谷先輩女子人気すごいですからねー!!」
「だよねー♪」
多分5年の中で、1番モテてるだろーなー♪
「ハルキ君!もうすぐ2時間目終わるケド・・・どぉする??」
もうそんな時間かぁ・・・
「んー、だりィんでずっとサボってますよ」
教室行っても陰口言われるだけだし
「給食は??なんなら5年の教室で食べればいいじゃん♪」
「ありがとうございます!でも、5年の人が困るでしょ?だからいいです♪ありがとうございます」
旭先輩良い人だなぁ♪良い人すぎて、将来が心配だよ!!
「えー!!ひろしの弟なんだからいいじゃん!!」
「でも・・・家庭科室で飛鳥先輩と食べるんで大丈夫っすよ♪」
「飛鳥と食べんの!?」
「はい!飛鳥先輩野菜ジュース作ってるんで♪」
飛鳥先輩って言うのは、香取飛鳥先輩!ひろ兄のダチ。
やる気のなさでは、学年トップらしい。授業中は寝てるか落書きらしい。でも、絵が超うまくて落書きには、見えない。テストは落書きするためにあるらしい。
家庭科室の主でいつも野菜ジュースを作っている。
そこでいつも給食を食べさせてもらったり、サボらせてもっている。
ひろ兄も大会(料理の)が近い時は、練習に使わせて貰っている。
「そぉいえば・・・飛鳥と仲良かったね♪」
「良くして貰ってるんです♪」
良い人だから、飛鳥先輩も!!
なんかひろ兄のダチって良い人多いな!?
「じゃぁ、俺も給食までここに居るよ!!」
「え!?気使わなくていいですよ!?」
そんなことまでしなくても・・・・
「いいのいいの♪風がまだ俺を呼んでるから♪」
「・・・・そうですか」
マジで良い人すぎるだろ?
「旭先輩、これ食べます?」
俺は、猫の顔のお菓子入れからアン●ンマンチョコレートを出して旭先輩に差し出した。(だから可愛いって!!)
「ありがと♪でも、俺バイ●ンマンがいいなぁ〜♪」
「分かりました♪どぞ♪」
バイ●ンマンのチョコレートを渡した。
アン●ンマンじゃなくて良かったぁ〜♪
もう、食べちゃったからなぁ♪
俺はショ●パンマンのチョコレートを出して、旭先輩と並んで食べた。
(可愛いなぁ♪)
超可愛い・・・・
なんか、いちごミルクとか猫のおかし入れとか、アン●ンマンチョコレートとか可愛くないですか!?
可愛いなぁ・・・
ハルキは超が10個付くぐらいの甘党です♪
いつもおかし入れを持ってるんですよ!!
何気飛鳥と仲良し♪