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第12話ひろしとさくら

「たっだいまぁ〜♪」

なんとなく、テンション上げて帰宅しました♪

「おかえりなさい。ひろ兄ちゃん!!」

そんなぼくを迎えてくれたのは・・・妹のさくら。

今家には、ぼくとさくらしかいない。

なぜかというと・・・・


お母さんは、昨日と同じく[お友達と遊んで来るわね♪昨日みたいにちゃーんとしてね♪でないとぐちゃぐちゃになっちゃうかもよ♪]

って言って遊びに行った。

怖いなぁ・・・

母親だけど・・・

兄ちゃんと姉ちゃんは部活。

ハルキは[今日は女のとこ行ってくるわ!ひろ兄1人じゃつまんないだろうからさくら居てやれよ!!]って言って女の子の所に行った。


というわけで、

家に居るのはぼくとさくらなわけです。



「ひろ兄ちゃん!!」

「何??さくら」

さくらが突然大きめの声を出したのでバビった。

バビル2世だな!!

「日曜日にお友達が家に来るってほんと??」

さくらが上目遣いぎみに言った。(ひろしの方が背が高いから必然的にそうなる)

あぁ。

可愛いなぁ・・・さすが将来は女優やら、芸能人やら騒がれるだけのことはある。

ぼくは、普通だけどね・・・

普通で何が悪いんだい!!


「ひろ兄ちゃん??聞いてる??」

「あ!うん!!聞いてる」

「賑やかになって楽しそうだねぇ♪」

喜んでるし!!

「健太お兄ちゃんと淳お兄ちゃんに会うの久しぶりだぁー♪」

そぉいえば・・・・

さくらも忙しそうだもんなー

「さくら、ドラマの撮影は順調??」

さくらは今初の連ドラの撮影をしている!!

小1ですごいなぁ〜

主役の妹役で出ている。

「うん!!順調だよー♪」

「そっかぁ、演技とか難しい??」

「ううん!!楽しいよ♪」

楽しいと思えるプロ根性がすごいよ!!

小1だよ!?

6歳だよ!?

誕生日まだだから!!

どうせ、ぼくとは違うよーだ・・・(卑屈スイッチ入った!!)

3歳の頃からテレビに出てるさくらとはちがいますよーだ


「ひろ兄ちゃん??どうしたの??」

さくらが不思議そうにぼくを見ていた。

キョトンとした顔で、悪意のない顔でぼくを見ないでくれーー!!

ま、まぶしすぎる・・・

汚いことを考えてたぼくなんて・・

「ひ、ひろ兄ちゃん??」

1人でぐわぁ!!

とかなんとか言ってるぼくに少しひいてる様子・・・

妹にまでひかれてるぼくって・・・

ひゃーはっはっはっは(壊れた!?)



ぶおんぶおん!!!



!?

なんか外からバイクの音が聞こえてきます!!

暴走族!?

今どき古いぞ!!


「ひろ兄ちゃん、バイクの音すごいね!?」

「うん・・・うるさい」

「だよね」

でも、外に行ってうるさいんじゃー!!とかは、言えないぼく・・・

「あー、もううるっさい!!」

さくらはそう言って、外に出て行った!!

危ない!!

暴走族!!



「あの!!うるさいんですけど??」

さくらがはっきりとした声で言った。

「へー!?お嬢ちゃん!?どこがうるさいのかなー??」

「あんたら」

「可愛い顔して言うねー!!ママんとこ帰らなくていいのー!?」

暴走族もどき達は、笑っている。

「消えれば?」

「あぁ!?ちょっとこっちが下手に出てたら調子に乗りやがって!!」

キレタ模様。

「いつあんたらが下手に出たわけ?顔といっしょで頭も悪いんだね?」

「んだと!?このガキ!!」

さくらが殴られそうになってる。

さくらは・・・よけた。

「年下に手出すような人なら遠慮いらないやぁー♪」

何気うれしそうだな。

さくらは、どこから出したの!?

って突っ込みを入れたくなるような感じで包丁、ナイフ、カッター、スタンガン、殺虫スプレー、離婚届を取り出した。


「おっわ!!」

暴走族もどきはビビッている。

当然だ。

「お前らなー、次ここでぶんぶんぶんぶんやっとたらなぁ・・・目ん玉ほじくり出して、目玉親父の人形つっこんダルからな!?人形音声付やぞ!?[おい鬼太郎]って言うねんぞ!!なんとか言うてみィ!!」

さくらは、包丁をぶんぶん振り回しながらそんなことを言っております。

「す、す、すいませんでしたー!!」

「謝るんやったら最初からすんな、ぼけぇ!!」

「は、はい!!」

そう言って暴走族は去っていきました。


「ふー、すっきりしたぁー♪」

「良かったな。さくら」

「うん♪」

そう・・・

さくらは、キレたら手がつけられない



二重人格



なんです・・・・

なんか・・・関西弁になってるし・・・・

まぁいっか♪

招き猫さん関西弁やし♪

目玉親父の人形目に入れられたら痛いんかな!?

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