第１１話ひろしとハルキ
「ただいまぁ」
学校から帰ってきた所だけど・・・・
返事がない・・・
いつもは、お母さんが出迎えてくれるんだけどなぁ・・・
がちゃ
いつもどうりリビングのドアを開ける。
そこには、誰もいないと見せかけて・・・・ハルキが居た。
でも、寝てる。
雑誌を読んでいたんだろうなぁ
雑誌を顔にかぶせて寝てるから・・・ソファの上で・・・
ハルキを起こさないように
そぉっと歩く
「ふぁ〜あ・・・」
・・・・その努力は無駄だったようだ。
ハルキが起きた・・・
なんか空回ってるな・・・ぼく
「っれ?ひろ兄帰ってきたんだ?おかえり」
「うん。ただいまぁ」
そう言ってぼくは、冷蔵庫に入っていた缶ジュースを取り出して飲んだ。
おいしい
「ひろ兄、俺にも取って」
「うん!はい」
ハルキのジュースを冷蔵庫から取り出して、ハルキに手渡した。
「サンキュ♪」
そう言ってハルキは、２０秒ぐらいでジュースを飲み干した。
早いな、おい
「そういえば・・お母さんは??」
ジュースを片手にハルキに尋ねた。
「んー?母さん?[お友達と遊びに行ってくるわ♪適当にご飯食べて♪でもむちゃくちゃしないでね?帰って来ておかしなことになってたら、どうにかなっちゃうかもよ?♪ってみんなにも言っといてね♪]とかなんとか言いながら遊びに行った」
怖いな
お母さん!!
「ちなみに、苓兄と杏姉はいつもどうり部活。さくらは、ドラマの撮影。父さん行方不明。」
分かりやすい説明だ。
うん、うん
「ハルキはどっか行かないの??」
そぉいえば、ハルキが今の時間家に居るのも珍しいって思って聞いてみた。
「あー、何人かの女に誘われたけどだりィから断った。」
さいですか・・・
ぼくには一生かかってもそんなセリフ言えないよ!!
どーせ、どーせ
「相変わらずモテるね??」
ちくしょー
「まぁね」
否定もしないしね。
まぁ、マジでモテるからいいんだけど・・・
「なんかさー、ひろ兄と２人で話すの久しぶりじゃね!?」
そう言って、ハルキは無邪気に笑った。
我が弟ながら・・イケメンだわ!!
こりゃ、女がほっときませんぜ!!旦那!!（誰だよ。あ!うちか）
笑うとやっぱ弟って感じだなぁ
「ひろ兄なんか、話ししてよ!!」
そう言ってまた、笑った。
「うん!なんかさ・・・日曜・・友達が家に来るんだ・・・」
「マジで言ってる?・・・それ」
「マジもマジ大マジ」
「ヤバクね!?」
「だよ・・・ね??」
「うん。ヤバイ」
「墓作った方がいいかな??」
「うん。棺おけとか用意した方がいいって」
「だよね・・・」
「友達ヤバイな（大笑）」
「ハルキ笑ってるじゃん!!」
「だってさー（笑）てか、友達って誰?」
いまさら!?
えっと・・・誰だっけ??
「えっとぉ・・・健太と淳とコナン君と・・・糞ナルと・・・番と・・・バナナかな??」
多分あってると思うけど
「ふーん。じゃあ・・・６人死人が出るかもってことか（大大笑）」
ハルキ笑いすぎ!!
楽しそうだし・・・・
「死人が出ないことを願うしかないね・・・ナルは別にいいけど」
「ナルって・・・誰?」
そりゃ、分からんわ
１回会ったことあるけどね
「１回だけ会ったことあるけど・・・ナルシストで姉ちゃんに一目ぼれした奴」
「・・・あー!!あのキモロンゲか!!」
ハルキがふと思い出したように大声で言った。
「そーそれ!!」
「あの、かっこよくもないのにカッコイイとか勘違いしてる可哀想な奴だよな!?」
そうだけど・・・
ヒドイな・・・
まぁいいけどぉ♪
「そうそう♪」
「しっかしさぁ〜・・・杏姉に惚れるなんて身の程知らずもいいとこだよなぁ〜（大爆笑）」
笑いまくりだなぁ〜（笑）
まぁ、分かるけど♪
「俺ら兄弟に惚れるなら、良い顔じゃねぇと（笑）それがムリなら性格が良くねぇとなぁ♪」
まぁ、
ぼく以外の兄弟ならね・・・はぁー・・・
「でも、ひろ兄は例外かぁ〜♪」
ぐさ
「言葉がいたぁ〜い!!!」
「ひろ兄反応おもれー♪」
ひどいぞ!!
ハルキ!!
「ははははははは♪」
まったく・・・・
まぁいいや・・・
だんだんなげやりだよ。
「でも、健兄とあつ兄と真面目な人は殺されないか・・・」
話し戻ってるし!!
「あー、多分・・・」
「でも、キモロンゲと及川先輩と番先輩は、危ないかもな」
「糞ナルは確実だね♪」
「だな♪そだ!!」
「どしたの!?ハルキ」
いきなり・・・びっくりするなぁ〜
「俺も日曜、家居るわ!!楽しそうだから♪」
「いいよ。ってかダメって言わせる気ないでしょ??」
「ない」
やっぱりね。
日曜はどうなることやら・・・・
「たっだいまー♪」
姉ちゃんが帰って来たみたいだぁ!!
マジ
どーなるかな!?
日曜日・・・・・
ハルキの紹介話??でした♪
うーん・・・
日曜日どうしよー
考えてないわぁ（＾０＾）/
まぁ、ノリで乗り切ります♪
