~昔語り~
どうも、初めましての方は初めまして。いつも拙作を読んでくださっている方々はお世話になっております。コロコロです。
今回、勇者以上魔王以上本編とはまた違う感じの作品を書きました。いわゆる異世界ファンタジー物ですね。まぁ内容は……ていうかテンション上げて書いた物ですから、誤字脱字を見逃してる可能性が高いと思います。そこのところご了承ください。
後これ、結構中二的描写ありです。私が普段何考えてるのかが丸わかりになってしまうような話もありますが、そこのところも楽しんでいただければ幸い。
前置き長くするつもりはありませんので、ではどうぞ。あ、でもまだ本編始まりません。次から本格始動です。
こんばんは。今日は集まってくれてありがとうございます。
今日お話しするのは、皆様にお知らせした通りのお話をさせていただきますね。
お話をする前に、少しだけ皆様にお願いがあるんです。
ええ、何も難しいことなどお願いしません。ただ、お話をする前に諸注意みたいなものです。
私がこれから話す内容ですが……どうか皆様、覚えておいてください。
私が話すのは、ただの冒険譚ではなく、かといって普通の勧善懲悪の話でもありません。
この世界で生きる人たち、そしてその人たちがいたということ。
どのような想いでそこにいたのか、そして、どうしてそうしたのか……それをどうか、考えてみてください。
望まずしてそこで生き、望むのに生きられなかった人々の心。
何でも手に入れられる力を持っているのに、決して手に入れらない物があるということ。
皆様には、私の話をただ聞いていただくのではなく、どうか、思ってください。
そういった人たちが、この世界で戦っていた、ということを。
……フフ、少し、難しかったかな? ごめんね。でも、きっと君にもわかる時がくるから。
……前置きが長くなってしまいましたね。では、早速始めましょう。
これより語るのは、世界を旅する者たちの物語。
一人は、神に選ばれし勇気ある者として剣を手に取った光の者。
一人は、魔を総べ、世界を一つにしようとした魔の者。
そして……その二人と、行く先々の人々の心を結びつけた、この物語に無くてはならない者。
これは、三人が紡ぐ絆のお話。人と人とを繋げた者たちが歩む記録のお話。
勇者と魔王と、従者の物語……。




