少女
朝が来る。
毎日同じように見えて、違う風景。
同じ道に見えて、いつもとは違う。
いつも同じなのは、
少年
それだけ。
少年は正直である。
私が言うことをすべて信じてくれる。
少女はいたずらで
「大好き」
少年は本気で
「ホント!?」
少女は意地悪で
「ウ・ソ。」
少年は天然で
「嘘が……ウソ?」
少女は
「大嫌い」
少年は黙り込む
少女は毎日少年のことを思って、思って、思って…謝る。
『意地悪してごめんなさい』
本当の自分を出したいでも…少年の前だと、少年の前だと、少年にだけ意地悪をしてしまう。
少年は本気なのに…。
少女はいつも思う
『少年が私のことを嫌いになったらどうしよう…』
と。
私はよく嘘をつく。でも嘘の中には嘘じゃない部分もあるんだと思う。自分にもそれが分からない。
私はよく昔から
「少年のこと好き?嫌い?」
と聞かれる。
心の中だと結果論みたいなもので「好き」という単語がものすごいスピードで出てくる。でもそのことを言葉には出さない。出せないから。
少年のことを考えて一日を終える。
帰り道、いつも違う、だって少年はいつも違う表情をしているから。
その表情が私は…
大好き。
一日でも少年といられる日が長く続きますように。
今回は少女目線で書かせていただきました。
少女は本当は可愛いんですっ☆(″ω″♪)
次回が楽しみでありますっ(´_`\)
誤字脱字ありましたら教えてくださいませ。
よろしくお願い申し上げます。