登場人物紹介2
閑話投稿のついでに、前にご指摘いただいたこともあるので、新キャラや、『?』にしていた性質出したりした分のために四章終了時までの登場人物紹介を投稿しておきます。
四章までのネタバレありです。閑話も含めて一応時系列順においてあります。ただあくまで紹介なので、読まなくても話の流れがわからないとかそういう影響はないようにしてるつもりです。後くっついてるセリフはただの試しです。
2012/10/01 投稿ミスというほど影響はないですが、閑話の順番間違えたので入れ替えました。
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<コーダ 四章終了時21歳>
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「こんな俺にでもできることがあるんやったら、やろうかなて、そう思うてるだけですよ」
【職業】:侍
【装備】:刀(棘鞭)
【属性】:風
【性質】:
『器用貧乏』:DEXパラメータアップ、NPCとの交渉率ダウン
『幸運』:フィールドにおけるアイテム取得率、クリティカル率大幅アップ
『脇役』:パーティ内に自身よりレベルが上位のものがいる場合各パラメータアップ。
【外見描写】
172cm 60kg。
中肉中背、やや細身。
逆立たせた茶色の髪に細目の黒い瞳。それこそ現実ですら何処にでも居るような風情の青年。
【内容設定】
ゲーム開始当初は、特に攻略に参加するでもなく、普通に暮らしていたが、半年ほどたった頃にフィールドに出始めてからはそれなりにクエストなどをこなしていた。
ある時攻略組の一人と出会うことにより、何かできるのではないかと決意。銀の騎士団に加入し、その後探索中に運良く特殊武具の一つである『刺鞭』を手に入れたことから、少しずつレベルを上げ最前線とまでは行かないものの前線で探索などを行なっている。
現実では某国立大学数学科専攻の大学生であり、ローザからの依頼でアイナの家庭教師役のようになっている。頭は良いが、謀略のたぐいが得意というわけでもなく、かといって戦闘が得意かといえばそうでもない普通の脇役だが、背水の状況に陥ると途端に集中力を増す。夏休みの課題は最終日に終わらせるタイプ。
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<クロ>
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【内容設定】
黒影虎。影を操り行動し、場合によってはプレイヤーごと影に身を潜めることが可能。
トゥレーネに捕獲され、アイナに懐く。トゥレーネ死後はトールと行動を共にし、信頼関係を築いているように見える。
その様はまるで意思を持って行動しているかのようで、AIにも『アル』の影響が大きく、自身の設計した内容は何処まで信頼出来るのだろうかとトールを悩ませている。
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<レイン 四章終了時25歳>
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「久しぶりね、トール……元気そうでよかったわ」
【職業】:剣闘士
【装備】:剣
【属性】:火
【性質】:『真面目』『世話焼き』『陽気』
【外見描写】
肩に届かない程度の長さのブロンドの髪。少し細い目と、頬に浮いたそばかすが笑うと愛嬌のある表情となる。
【内容設定】
Babylonにおける最初の死亡者であるジュードの恋人であった女性。開発者であることを告げたトールに対して掴みかかり、激高する。
その後、共にジュードの最後を見たシャノンなどのフォローで元の優しさを取り戻しつつ、銀の騎士団を攻略と言うよりも互助ギルドとしての面で支えている。コーダについて、ローザに薦めた。アイナとは、時折会話を交わす程度の仲だが、その懸命な姿に好感を持っており、虚無の楽園への道筋を教えたのも彼女である。
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<シャノン 四章終了時24歳>
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「あんたにはいつかの生命の借りがあるからな。必要ならいつでも声かけてくれよ」
【職業】:闘弓士
【装備】:手甲、弓
【属性】:闇
【性質】:『楽天家』『義理』『気分屋』
【外見描写】
灰色の髪を短く切りそろえた男、決して不細工ではないが、美形でもない。
その顔に張り付いている軽そうな笑みが、最も印象に残るとは、コーダの言。
【内容設定】
レイン、ジュードの友人でもあり、憔悴するレインを立ち直らせようと様々な努力をする。
おどけていることが多いが、腕は確かで、その格闘家としての近接戦闘から、狩人であったジュードの武器を使うために磨いた弓スキルもかなりのレベルを誇る。
実は真面目な人? かも知れないが、レインを笑わせるためにやっていたお調子者ぶりが板につきすぎて今ではただレインの肘を喰らって悶絶するだけの人、とアイナに認識されているかわいそうな人。
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<トール 四章終了時27歳>
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「俺は頑張って生きるよ。決めたんだ。だって……約束を破ってあの世で怒られたくはないだろ?」
【職業】:暗殺者
【装備】:双剣(マン・ゴーシュ/グラディウス)、苦無
【属性】:影
【性質】:『臆病者』『優柔不断』『裏方』
【備考】:
本作の舞台であるVRMMO、『Babylon』のモンスター設計、開発に携わった開発者の一員。隠密性の高い、黒のコートに身を包んだ双剣士。
恋人であったトゥレーネをPKプレイヤー達の襲撃により失った後、行き場のない哀しみから復讐を誓い、始まりと終わりの街『バベル』を離れる。
その後、約一年半ほどをかけて継承した捕獲モンスターのクロとともにPKプレイヤーを狩り続け、PKプレイヤーの首謀であり、目的であったニルを討ち果たすことに成功した。
ソロを続け、戦闘を繰り返していたことからそのレベルは最前線プレイヤーにも劣らず、目的のために上げ続けた隠蔽のスキルと、一瞬の疾さ、攻撃力は周囲を凌駕する。
帰還後はネイルのギルドに所属することになる。
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<フェイル 四章終了時28歳>
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「……あぁ、重いな。でもその重さが、私の足を前に進めようとしてくれる」
【職業】:聖騎士
【装備】:剣
【属性】;光
【性質】:
『多才』
全スキル取得可能(向き不向き、制限はあるが、一度受けた場合にその技を理解し習得できる。ただし、習得するのみで条件に当てはまらない場合は使用できない)
『勇猛果敢』
前衛時、物理パラメータアップ・スキル『威圧』無効化・劣勢時、全パラメータ少量アップ。
『雷帝』
雷撃を体に纏い、一時的に速度、筋力パラメータ大幅アップ。攻撃に雷属性加算。ただし、使用者のHPもまた蝕まれるため長時間使用不可。
【備考】:
銀の騎士団団長。『銀閃』。責任感が強く、攻略組の筆頭でもある才色兼備の麗人。
年も近いトールとは不思議と気が合うようで、二人の場合には普段の雰囲気が和らぐとのこと。共にトゥレーネに生命を救われながら、ギルドの長としての責任と立場から行動を別にしていた事を気に病んでいた。
上層に近づくにつれて難易度を増していく世界に危機感を抱きつつも、愚直に人を束ね自身の研鑽も怠らない、主人公よりもよほど主人公なお方。
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<ローザ 四章終了時23歳>
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「多くは望みません、唯一つ、願わくばどうかこの身に、彼を支えるだけの力を」
【職業】:竜騎士
【装備】:細剣
【属性】:氷
【内容設定】
銀の騎士団副長。
トゥレーネの死を悲しみながらも、フェイルの無事に安堵し、そしてフェイルを助けられなかった自分と命を賭して助け、満足した顔で逝ったトゥレーネに対して一瞬でも負の感情を持ってしまった自身に悩む。その実、最もその死を悼み、悲しんでいるのもまたローザであるが、真面目な彼女はその事に気づいてはいない。
もう一つの現実となってしまった世界で、ギルドの規律などを定めた。ふとした空き時間にアイナに勉強を教えたり、キャルと話している間は歳相応の表情を見せるものの、自身にも他人にも厳しい彼女は尊敬されながらも恐れられている。
想い人のフェイルが主人公すぎるためにその隣に立つために研鑽を怠らない努力の人。
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<リュウ 四章終了時31歳>
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「酒なら、いくらでも付き合ってやる。お前の夜だけが、長いわけじゃねぇよ」
【職業】:重戦士
【装備】:大剣
【属性】:地
【内容設定】
右腕の昇り龍が目立つ、銀の騎士団古参の巨漢。
見た目通りの膂力とスタミナで、劣勢時には壁役となり、誰よりも前線に立つその姿に勇気づけられるものは多い。
その豪放さとは裏腹に気配りも多く、中でも立場や責任、自己嫌悪などに陥るフェイルやローザ、トールのことを気にかけている。
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<ネイル 四章終了時21歳>
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「僕はね、現実にいた頃もずっと、死ぬときは新聞にのるような格好いい死に方をしようと思ってたんだよ」
【職業】:魔導師
【装備】:ロッド(フレイムロッド)
【属性】:焔
【内容設定】
Babylon内有数の魔導師。やや性格に難あり。
半年程前に銀の騎士団を抜け、トールと行動を共にするも、その後あるきっかけで戦えないもののための小さなギルドを設立し、トールと別れることとなる。その後『虚無の楽園』討伐戦には参加、その火力にて活躍を見せる。
ロールプレイではなく素のようだが弱き者を助け、仲間を裏切らないちょっと厨二な残念な美形。帰還したトールは縁あって彼のギルドに加入することとなる。
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<アイナ 四章終了時16歳>
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「……皆不安だけど頑張ってます。だから、私も……それだけなんです」
【職業】:武僧
【装備】:杖(水月)
【属性】:無
【内容設定】
後方からの回復、そしていざという時には前線で杖を用いて攻撃を仕掛ける口数の少ない少女。最も、慣れてきた相手であればそれなりに会話をこなす。当初は気弱でトゥレーネの背中に隠れることも多かったが、トゥレーネが死に、トールが離脱して以後は率先して前線に出ており、実力も上がり今では最前線攻略組の一人となっている。
また、『失う』事を何よりも恐れ、そのためにとよくあらねばという思いから、芯の強さが垣間見えるようになった。その分、リュウ達年長者には危惧されているも、比較的年の近いコーダと行動を共にするうちに落ち着きも見せ、静かに見守られている。
現実ではそれぞれの機能自体に異常は見られないながら、生まれながらにして盲目であり、VR技術において用いられている映像を脳に信号を送ることで直接届けると言う技術により、目で見るという認識を感じさせるという目的から参加していた。
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<トゥレーネ 享年21歳>
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【内容設定】
やわらかな雰囲気の穏やかな女性。襲われていたところを助けられたことからトールと行動を共にし、またその人柄に触れ惹かれていく。トールが開発者であることで苦しんでいることを知り、また自身の傷を受け入れられ、恋愛関係となるとなる。
開始二ヶ月後、PKの罠に嵌り死に瀕していたトール、クロ、フェイルを救うために自身の命を投げ出して助け、そしてトールの腕の中その光を散らした。