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十一話


 走れ! できるだけ早く!

 

 リュウが蹴散らして得た一瞬の空隙を、ネイルの唱えた炎の壁が時間を作る。

 そうして包囲をこじ開け、そして今その僅かな時間を稼ぐために最後尾で残ったリュウとネイルの声が背後から聞こえていた。

 

 前方にはフェイルとトール、そして襲撃されたパーティの中で生き残った二人を挟むようにしてアイナ、トゥレーネ、それにその後方をローザが走る。


 どうして、こんな――――。

 

 アイナは、ただただ走りながらそう呟いていた。

 駆けつけた時には三人だった生き残りのうち、一人の回復はもう間に合わなかった。

 呪術師の呪詛が、解除の間もなくそのプレイヤーを蝕み、儚いグラフィックと化した。アイナもよく知る、目立たずも粘り強く、そして優しい。そんな男性だった。


 たとえ人数が違っても、レベルはこちらのほうが上。しかし、くらってもダメージを受けないほどの差はない。人を殺すつもりでかかってくる相手を前に、そのレベル差は、一撃ではこちらがやられることはないというだけでしかなかった。

 現に、最前線にいたフェイルやトールのHPは削られ、無傷なものはいない。


 こうして走りながらも、消えていったプレイヤーの何とも言えない表情と、それをなした相手の上に輝く赤いマーカーが脳裏をよぎる。


 怖い、怖い、怖いよ。


 もう現実となっているのを十分すぎるほど実感している今、何故ためらいなくプレイヤーに攻撃を加えられるのか。

 アイナには到底理解できそうにない。

 ただ恐怖が、そして死にたくないとの気持ちだけがアイナの足を止めないでいた。

 

「ふふ、すごいや、兄さんの言った通りだ。……そして見た顔だね」

 

 だからこそ、()()から聞こえたその声は、アイナの恐怖心と緊張感を最大限にまで高めた。


 フェイルとトールもまた、足を止めて声の主を見る。

 人の影はこちらより多い。そして、その見えている範囲の全員の頭上に赤いマーカーがあった。


「お前は……!!」


 トールが絞りだすような声を出し、隣にいるトゥレーネの身が僅かに震えたのを感じる。

 

「あんた達のせいで、兄さんに叱られた。その御礼は、きっちりさせてもらうよっ!」

 

 そう言って、そのフードをかぶった男が笑ったのを境に、アイナは耐えられなくなっていた。張りに張り詰めていた自分の中の糸が切れる。


 ――もう、嫌!! どうしてこんな……!!


「――っ、ダメです!!」


 隣でトゥレーネの叫ぶ声が聞こえた気がした、咄嗟に、耐えないと、そう思ったが、止められない。そこで、アイナの意識は一旦途絶えた。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

「くそっ! フェイル!」


 アイナが二人の間を飛び出して行き、トゥレーネが叫ぶのを聞いて、俺は飛び跳ねるように脈打つ心臓を必死で押さえつけながら、フェイルと視線を交わした。


「……覚悟を決めるぞ、トール」


「続きます」


 フェイル、そして前に出てきたローザがそう言って静かに剣を抜く。

 アイナの『狂戦士』は強力だが、持続時間とその後の反動というリスクがある。だからこそ、いざというとき、そして相手が少数の場合でないと危険が多すぎる。

 

 ただ、この状態でまだ若いアイナが耐えられなくなったのは責められなかった。

 むしろ、後方の状況をつかむこととと最短のルートを導くことに精一杯で別で動いているPK達の存在に気づけなかった自分に(ほぞ)を噛む。

 何のための探索役だ。


 アイナが中央に位置する巨漢の男に連撃を浴びせているが、倒しきれないでいた。

 むしろ、リーチの差をうまく使われながらいなされ、背後に従う小柄な双剣士にスイッチされることで背後からの詠唱の時間を稼がれているようだ。

 今は動きが止まらずアイナもダメージを受けていないが、このままでは手痛い反撃を食らうことは目に見えていた。


「行くぞ!」


 そう声を上げ、相手のスイッチのタイミングで、フェイルが飛び込み、ローザが剣戟に属性をのせ、相手後衛を牽制した。

 氷の霧が相手を体にまとわりつき、僅かなりとも動きを鈍らせることに成功する。


 その間に俺が何とかアイナを抱きかかえ何とか下がると、腕の中で荒い息を吐きながら、アイナは動きを止めた。

 おそらく、後数秒で動けなくなるはずだ。

 

「……トールくん」


「トゥレーネ、ローザと一緒にアイナとそっちの二人を頼む。動けるようになるまで、俺とフェイルで時間を稼ぐから」


「そんな!? 無茶だよ……」


 俺の言葉に、トゥレーネはそう言い、しかしそこで言葉を切った。

 確かに無茶だ。それでもやるしかない、でなければ……。


 全滅。


 その言葉がよぎった時、フェイルとローザが、一旦下がってくる。相手は、一定の距離から詰めようとはしない。こちらが動けないことも、これ以上バラけることもできないのを見越しているようだ。

 第一、後方の別働隊が追いついてきたら、ますますこちらに勝ち目はない。


「トールさん、アイナを下げてくれてありがとうございます。こちらは、私達が詠唱で隙を作ります。トゥレーネも、あなた達もしっかりしなさい!」


 ローザの叱咤で、トゥレーネもはっとしたように頷き、震えていた二人の目も、少しずつではあるが力が戻った。


「……トール、あの巨漢を少し止められるかい?」


 それを見て、前を向いたフェイルが、相手に視線を向けたまま言葉を投げかける。

 怖くないはずがなかった、殺されるかもしれない……殺すかもしれない。それでも、その声に震えはないように聞こえた。ただ、すべきことを為す。


 だからこそ、その言葉に俺も敢えて笑ってみせる。

 そうしなければ、逃げろと叫ぶ心の声に飲み込まれてしまいそうになっていたから。

 今の俺にとって大事なものを、見誤らずにいられるように、ただ答えた。


「了解だ」



 ◇◆



 中央に位置する、やや浅黒い肌をした巨漢は、動きのそれ自体は鈍重であった。格闘家らしく黒く装甲された拳のみで戦闘を行なっている。ただし、その一撃一撃が威圧感を放っており、こちらにとっては逃げ場を防ぎ、他の犯罪者プレイヤーにとっては行動の起点となっていた。


 しかし、こちらも戦闘経験を積んだ者たちだ、それだけでは苦戦はしない。

 今の状況でのプレイヤーに対する攻撃の忌避から俺達自身の踏み込みが足りないこと、その事に加えて、その巨漢のリーチ差により、男をあたかも全身が盾であるかのように振舞わせていた。


 だが、そんな時も終わる。俺達の覚悟と同時に。

 フェイルが駆けていく。そしてその身を守るように、ローザがその近くにいた二人を牽制した。

 俺は、投擲ナイフと双剣を用いながら、ヒットアンドアウェイの戦法で、フェイルとは逆側に巨漢の注意を惹きつける。

 少しでいい。溜めの時間がありさえすれば、フェイルが決めてくれる。


 そう信じた通り、一瞬視線がこちらに向いた隙を見計らって、フェイルが剣の端を抑えながら、巨漢の死角となった横側に飛び込んだ。

 後方のプレイヤーが、詠唱を行なっているが、遅い。

 その左手で角度を調整しながら、腰の回転を加えた斬撃は、目で追うことができない。


 撃剣、終の太刀『(ひらめき)


 剣戟一閃――。


 信じられない、そんな顔をしたまま、巨漢が倒れ伏した。ゲージが、緩やかに終わりに向け流れていく。

 フェイルの顔に、一瞬何ともいえない表情が浮かんだ。





 そして、()()が起こった。





「ふふ、殺したね? …………バイアル、残念だけど、君はここまでだ。兄さんには、君はよく戦ったといっておくよ」


 ゾッとする程静かに、だがその声は戦場となったその場に響く。

 そして、後に続く行動に、粒子となって消えていこうとする巨漢の顔が、歪んだ。


 これまで距離をとり、行動を起こさなかった三人のプレイヤーが、それぞれ手をかざす。

 そして――大きな魔法陣が、男の頭上に浮かび上がった。


 円環の六芒星。

 次の瞬間、巨漢が地に溶けた。そこから波状に伸びる黒き影が、その範囲を急激に広げ始める。


「……何です?」


 魔法陣が浮かび上がると同時に離脱し始めた相手に、後方でローザが訝しげに呟くのが聞こえた。


 ――――冗談だろ!?


 俺は一瞬で自分の血の気が引くのを感じる。

 あれは、まずい。


 呪術師複合技『死に逝く者への冒涜(ゲシュペンスト・ボム)


 お互い事前契約が必要な上に、戦闘中の制限が多い技。

 自パーティのプレイヤーと契約し、そのプレイヤーが死に瀕した場合、一定範囲内のプレイヤーを巻き添えにする強力なトラップと化す、そのかわりその術者は他の同系統の技は使えないという、極端な技。

 実際には他にもデスペナルティの増加などがあるが現状では意味が無い。


 ただ、その分強力で。


「……フェイル! 下がれ!! すぐにだ! ここから全力で離れ――――」


 俺はそう叫んで、自らも距離を取ろうとした――――が、しかし次の瞬間呻く。


 弓呪術支援技『影縫(かげぬい)』。


 完全に離脱する直前に森向こうから放たれた黒き矢に、動きを止められた。

 一瞬の行動阻害を行う基本技だが、今のこの状況では妙手。そしてこちらにとっては最悪の技だ。

 

「トールくん!」「フェイル!」


 トゥレーネ達の悲鳴のような声も届かず、一番近くにいたフェイルの右足がまず飲まれ、俺のもとにも影が迫り来る。


「……くっ」


 しかし、そんな覚悟を決めた時俺を阻害する矢を取り払うように、小さな影がきらめいた。

 クロだ。


 勇猛にも、トゥレーネの影から一直線に影の迫る俺の元まで走り寄る。


「馬鹿! いいから来るな!」


 だが、間に合わなかった。クロが矢に触れた瞬間、俺ごと迫っていた影に飲み込まれる。


 もう既に身動きは取れない。

 少しずつ、蝕まれた体からHPが抜け落ちていくのを感じる。


 そして、さらにトゥレーネ達に影が伸びて――――いかなかった。

 

「グルル……」

 

 黒影虎。

 影を操り、影に潜る、黒き虎。 

 その幼生であるクロが、影を止めていた。ただ必死で、その身を影に浸し、蝕まれながらも主人のもとへは呪いの影を到達させぬよう。


 ただのプログラムのはずだ、どんなにそう見えていても。

 でも、首だけを動かし、意思があるとしか思えない光景を目にした俺は、言葉を失った。

 そうして小さな体が耐えている間に、範囲拡張期間が過ぎ、今度は収束を始める。


「トールくん! クロちゃん!」

 

「…………いいから」


 思わず駆け寄ろうとして、自らも歯を食いしばるようにしたローザに押しとどめられるトゥレーネに、俺はそう告げた。


「……すまない」


 フェイルも、膝をつき、剣にもたれるようにしてそう言葉を紡ぎだす。

 もう技の効果内だ、どうすることもできない。


 怖かった、でも、クロのボロボロの体を見て、その後に泣きそうな顔で、でも無事なトゥレーネを見て、良かったとも思ってしまった。

 無事で、良かった。

 

 それを聞いて、俺達の顔を見たトゥレーネは息を呑み、そして首を振り、俺を叱るように叫んだ。

 

「馬鹿!! 良い訳ないです! トールくんも、フェイルさんも、こんなところで死んで良い人じゃありません!」


 そして一度、静かに目を瞑った彼女は、頷いて、大きく開いた瞳を俺に向けた。


 前に歩を踏み出し、奏で始める。その音色を。おのが生命力をかけて、仲間を守る歌を。

 自分の信じた事を為す時の、真っ直ぐな視線で。


「っ? やめろ、トゥレーネ! 何を!」


 その目に、別離(わかれ)を見た気がして、俺は叫ぶ。

 死の恐怖などよりも、余程恐ろしい何かが俺の心を支配する。




 『――――風に揺蕩(たゆた)う小さき調(しら)


     ――――この身を貴女に捧げます』


 『――――赤く染まるその身に宿りて


     ――――ただ一つ、願いの(うた)を』


 『――――逆巻け、逆巻け、運命(さだめ)を変えて


     ――――ここに最期の、捧げる詠を』

 


運命の(インフィニット)廻転(・ループ)




 

 風が、吹いた。

 前触れもなくその身に刻まれた無数の傷口から血を吹いたトゥレーネの体から。


 透き通るような紅の風が、影と混じり合い、俺達を取り巻き、渦を作り。

 そして、影は風に吸い込まれ消え、後に静寂だけが残った。

 




 彼女がその場に倒れるまでは、どれだけの時間だったのか――――





「トゥレーネ!」



 その叫びは、訪れた静寂に、虚しく、とても虚しく響いた。



 その身に、俺とフェイル、クロが受けるはずだった全てを受け止めたトゥレーネのHPはゆっくりと、確かな速度で歩みを進めていく。

 自らの制約を課した詠の効力には、回復も受け付けない。

 俺は、呆然とした表情で、倒れ伏した彼女の体に駆け寄った。


 命を意味するバーから、輝きが消え、彼女から、淡い、淡いライトエフェクトが漏れ始める。


 HPが無くなってから、プレイヤーの体がこの仮想現実に残される僅かな期間。

 本来ならば、ペナルティを計算して、神殿に再構成するまでに要する筈だった、時間。


 死亡するプレイヤーに起こる、最後のライトエフェクト。

 

「トール……君」


「トゥレーネ! おい! 嘘だろ、なぁ!」


 俺は、倒れ伏す最愛の彼女の身体を支えた。温かい、こんなに温かいのに。クロも、よろよろと駆けより、愛すべき主人の頬を舐める。


「えへへ……ちょっと無茶しちゃいました。体、動かないです…………でも、良かった、トールくん、無事です。クロちゃんもフェイルさんも」


「馬鹿、何で、そんな」


 トゥレーネは、俺を見て、微笑んだ。透き通った、美しい表情で。


 何でだよ…………何で、笑えるんだ。

 そんな綺麗な顔で、そんな申し訳なさそうな、声で。


 守るはずが守られるような俺に対して。

 こんな、情けない俺を気遣うような顔で。


 何かが頬を伝う。こんなものは望んでない。こんな……こんな事のために俺は。


 そんな俺を見て、トゥレーネは、最愛の女性は告げる。


「……ねぇ、最期に一つ、聞きそびれてたことがあったんです」


「…………」


 最期、その言葉の意味を俺の心が拒んでいる。無言で頷いた俺に、トゥレーネは続けた。後、残されているの何秒なのか。ゲージが、消えていく。


「私の、名前は、佐藤ルイ………『ルイ』を『涙』に読み替えて、プレイヤー名は『トゥレーネ』、ドイツ語で、涙。……ねぇ、トールくん、貴方の本当の名前、教えてくれますか?」


「…………透…………俺の名前は、影山透で、プレイヤー名は、トール」


「なんだ、そのままだったんだ。ふふ、トールくんらしいです。…………ねぇ、透」


 そう言って、穏やかに、笑う。

 粒子となったためなのか、不思議と身体が軽くなっていく。

 何かが、失われていく。それが、抱きかかえた俺の腕に感じられて。その感触にただ恐怖を感じながら、俺は言葉を吐き出した。


「なんだよ、何でも、聞くからさ、だから……」




 死なないでくれよ、なぁ?




 そんな俺の駄々を(いさ)めるように、静かに彼女は笑って、俺に呪いをかける。解くことのできない、愛の呪いを。


「……ちゃんとここから生きて帰って……そして、現実の、私のところに来るんです。…………俺はここにいるよ、幸せだよ、って。そしたら、私はきっと笑って、ほっとして、歌ってあげられるから……どこからでも、どこにいても、貴方のための祝福の詩を」


 そして魔法をかける。弱い俺のための、支えの言葉を。


「だから、ね。泣かないで。止まらないで、前に進んで、貴方の時を生きて。 ……私は、短い、本当に短い間だったけど、幸せだと思ったから。こんな世界に来てまで傷に囚われていた私に……絶望していた私に、現実じゃ見れない景色を見せてくれて、笑わせてくれて、愛してくれて。

 ――――楽しかったから、ねぇ、笑ってよ、影山透さん」

 


「……笑ってるよ、トゥレーネ…………ルイ」



 声が震える。でもきっと、今俺は笑えているはずだ。

 だって、最愛の人が、そう願っているのだから。俺は駄目な男だけど、愛した人間に嘘はつかないはずだ。

 そうさ、きっと、何かが頬を流れているのも、システムの誤作動に違いない。



「……もう、最後まで嘘が下手です、トールくんは…………どうか生きて、私の、一番大好きな――――」



 時間が、止まる。



 夕暮れ、二人と一匹がゆっくりと流れる時間を過ごしていた。

 とりとめもない、でもかけがえのない時間。

 クロが眠そうに彼女の腕の上で器用に伸びをして、伸びている二人の影が重なる。


「ふふ、クロちゃんを見ていると、私も少し、眠くなっちゃいました」


「……よろしければ膝をどうぞ、お姫様」


「らしくありませんよ? でも、お邪魔します」


 照れくさげに、冗談交じりに言う彼に、彼女は微笑って目を閉じる。



 トゥレーネは、その時と同じような穏やかで、何処か満足気な表情で微笑んだ。

 ――――そして、最後のエフェクトが消えて行く。

 


「…………! トゥレーネ、行くな! トゥレーネ!!」



 俺の手の中で、温もりも、感触さえもこの手に残っているのに。

 俺は、初めて呪う。この世界を。温もりも、優しさも、形にできないものすら再現できてしまったこの世界を。…………自分自身を、アルを。関わった全てのものを。


 ただ、呪う。


 今まで抱きしめていた空間を見る。――――もうそこには、何も無い。

 俺の愛した人は、この世界から姿を消した。他の誰でもない、人間の手によって。

 

 消え去ったあと、俺に残されたのは、黒のカード。

 捕獲モンスター、権利継承。


 懸命に生きた、この世界で生きた彼女が愛でた、黒影虎。二人と一匹で過ごした、短く、穏やかな日々。


 残された一人と一匹は、ただ立ち尽くしていた。

 風が、頬を撫でていく。やわらかい風が、そんな俺達を包むように。



 その日、仮想現実の石碑に刻まれた数字が減り、一人の男が、悲しみに沈んだ。

 それでも、世界は続いていく。



 ――to be continued



 

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