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悪魔となって  作者: 羊木 なさ
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探し物

「私は店主の 旅 玲亜(たびれいあ)

「雨里 留恵と」

「曽宮 逢です」

「ルエちゃんとアイくんね」

「それで何かあったんですか?」

「そうそう。ルエちゃんでもアイくんでも目が良かったりしない?」


目?


「僕は『悪魔化』すれば目の強化は出来ますけど」

「良かったぁ。私も悪魔だけど目の強化は出来なくて」

「何か探してるんですか?」


留恵が質問する。


「ウチの猫のリアちゃんがいなくなっちゃったのよ」

「猫?」

「一応使い魔だから死にはしないだろうけど心配でね。今日は来た人みんなに聞いてたのよ〜」


つまり目が良い人に猫を探してもらおうと思っていたのか。


「じゃあ私たちが探してきますね」

「ほんと〜?ありがとね〜。あ、でも急がなくていいからね。2人にも用事があるだろうし」


僕は用事なんてほとんどないけど。


「見つけたら私たちでここに連れてきますね」

「ありがと〜。これリアちゃんの写真ね」


そう言って渡されたのは黒猫の写真だった。


「じゃあ頑張ってね〜。連れてきたら好きなアイス1つあげる」


そう言い残して旅さんは店の奥へ戻って行った。




翌日の9時頃、善悪駅前で僕は留恵を待っていた。

目的はもちろん旅さんのリアという猫を探すためである。

鈴に相談したところ使い魔の猫なら普通より魔力が少し多いためそれらしいところに行けば何とかなるとのこと。

ついでに鰹節も渡された。

これでどうしろと。

すると前方から留恵が歩いてきた。

小さく手を振ると留恵がこちらに気付き小走りで寄ってくる。


「それじゃあ行こっか」

「うん」


とは言ったものの『悪魔化』したって猫が何処にいるかわからない。

別に千里眼が使えるわけではないのだ。

どうしたものか。

すると左足にモフモフした何かが擦り寄ってきた。


「狼?」


ふと見ると首に『ウーです。ご自由にどうぞ。』と書かれた看板を吊るした狼がいた。

鈴が根回ししてくれたようだ。


「ウー様。我らに御力添えを」


冗談半分で言ってみると力強く鳴き返してくれた。


「この黒猫を知ってる?」


留恵がウーに写真を見せる。

ウーは写真の匂いを嗅ぎついてこいと言わんばかりに前を歩き始めた。

······匂いでわかるのか?

ウーについて行くとまず人通りの多い道を抜けいつもの公園に着いた。


「ここ?」


留恵が尋ねるとウーは首を傾げるような動作をして公園の中に入っていった。

急にウーが草むらに飛び込んだ。

もしやと思ったが、すぐにウーが出てきた。


「なんだよ。びっくりしたじゃ······?」


草むらから出てきたウーはどこかさっきと違う気がする。

看板を見てみると『ルーです。ご自由にどうぞ。』と書いてあった。


「まさか交代制?」

「?」


留恵は気付いていないようだがまあさして問題は無い。


「留恵ちょっと写真かして」

「いいわよ?」

「この黒猫知ってる?」


また力強く鳴き返してくれた。

そしてまた前を歩いてくれる。

·····次は何処に行くのだろう。

しばらくついて行くと今度は鈴の家の近くまでやってきた。

そしてルーが道路を全力で走って行き、すぐに戻ってくる。

看板には『フーです。ご自由にどうぞ。』と書いてある。

また留恵に写真を借りてこの猫について聞くと歩き出した。


「さっきから何やってるの?」

「今まで案内してくれたのは全部違う狼なんだよ。多分この狼が最後だ」

「?」


フーのゆったりとしたペースで歩き続けると『シャル』が見えてくる。

そして『シャル』の正面から入らず裏口にまわる。

なんと換気扇の上には見覚えのある黒猫が毛繕いをしていた。


「「······」」


旅さん。

ちゃんと探してください。

こんにちは。

羊木なさです。

いつ終わるんだよと思った方のために言います。

80000文字書いたら終わらせます。

これは元々最初に自分で決めた数字なので絶対に守ろうと思います。

残りは約20000文字なので1話1500文字だと残り13話。

それまでに終わらせます。

これからも応援よろしくお願いします。

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