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悪魔となって  作者: 羊木 なさ
32/46

ファミレスで

「ふぅー疲れたな」


1セット40分を繰り返して3回目。

2時間ほど経ったあたりで多玖はそう言った。


「まあ今日は初日だしこれくらいやっとけば十分じゃない?」

「じゃあそろそろ帰るか」

「待って。俺ハンバーグ食いたい」

「ちょっとはやくない?」

「今は4時だぞ」

「夕飯は?」

「今から食うのがそれになる」

「じゃあいいか」


鈴がいいと言うならいいのだろう。

多分。

多玖がボタンを押し、店員さんがやってくる


「じゃあ俺400グラムのステーキで」

「俺はチョコバナナパフェとイチゴパフェ」

「?」


どゆこと?


「逢はどうすんだよ」

「え?」

「何か食べる?」

「あ······えっと······」


ばっとメニュー表に目を向け目に付いたものを注文する。


「抹茶パフェで······」




「お待たせしました。特製ステーキとバナナパフェ、イチゴパフェ、抹茶パフェになります」


成り行きで頼んだ抹茶パフェを頬張りながら2人を見る。

本当はお前ら昼飯食ってないだろ。

飯食うこと考えて2時にしたのに。


「ご馳走」

「はえーよ」


僕はまだ上層部しか食べ終わってないのになぜ2つとも食べ終わってる。



「お前甘いものはホントはやく食うよな」

「多玖も肉はね」


そうだ。

お前はもう既に200グラム消失してるんだ。

200で僕はギブアップだぞ。

しかも無駄に食べ方が綺麗。

フォークもナイフもしっかり使いこなしてる。

多玖とともに食べ進め2人とも大体同じぐらいに食べ終わる事が出来た。


「会計は別でお願いします。俺はドリンクバーとバナナパフェとイチゴパフェです」


そうこうして3人とも会計を済ませて店を出た。


「じゃあまた今度ね」

「じゃあね」

「じゃあな」


多玖と鈴は一緒に帰り、僕は公園へと脚を進める。

先程留恵から5時半に公園へ集合と連絡があった。

ここから歩けば十分弱。

大体5時20分には着くだろう。

道ながらところどころに点在している自動販売機を品定めし、その中で気に入ったお茶を買う。

歩きながらキャップを開け一口飲んでからリュックにしまう。

ゆっくり歩いたため着いたのは5時22分。

珍しく留恵がベンチに佇んでいた。

若干の違和感を覚えつつ、歩みを進めていると留恵がこちらに気付いた様子を示した。


「逢〜!」


手を振りながら僕の名前を呼ぶ。

僕は小走りで留恵の元へ行く。

すると違和感の正体に気付く。


「今日は先に来てたんだ」


留恵の持ち物に目を向けつつ挨拶をする。


「一日中暇だったからね」

「······それは?」


留恵の身に付けている浮き輪を見ながらそう問う。


「浮き輪?」


なぜ疑問形。


「今日はこの後どっか行くの?」

「何処にも行かないよ」

「じゃあなんで?」

「······なんとなく?」


なんとなくならしょうがない。


「じゃあ浮き輪置いてから始めようか」

「いいわよ」


今日はとっておきの秘策があるのだ。

ベンチにリュックと浮き輪を置き、すぐそこの広場へ移動する。


「またこの硬貨が落ちたらでいい?」

「いいわ」

「じゃあ投げるね」


キン、と金属と爪が当たる音がする。

落ちる前に『悪魔化』し、左手にナイフを持ち右手に鎖を持つ。

留恵が少し驚いたような表情を見せつつもすぐに『天使化』し、武器を創り出す。

そしてコインが地面に落ち甲高い音が鳴り響いた。

こんにちは。

復帰後2話目です。

少し話が短いかもしれませんが復帰直後ということで寛大な心を持って見逃してください。

次からはもう少し長く書けるよう努力します。

今後ともよろしくお願いします。

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