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悪魔となって  作者: 羊木 なさ
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初日

夏休みが始まった。

今日はその初日。

特にやりたいこともなければするべきこともない。

強いて言えば学校から出された宿題くらいだ。

あの2人とやれば直ぐに終わるだろう。

LNIEを開いて2人のいるグループにメッセージを送る。


『夏休み暇な日書いてけ。僕は常に暇だ。』


即座に携帯が振動する。


『俺も』

『ミートゥー』

『知ってた。』

『お前には雨里さんがいるだろ』


どうせあっても筋トレか魔獣を愛でるかの2択だ。

またもや手に振動が伝わる。


『海行きたい』


鈴がそう呟く。

すると多玖も乗り気なようで。


『スイカならある』

『決定』

『1週間後で』

『逢は雨里さん連れてこい』


一瞬で予定が組み立てられてしまった。

別に構わないのだが。


『オーケー』


早速連絡してみるか。


『来週海行くけど来る?』

『行く』


ノータイム。

まるで予知したかのようにタイムラグなしで送ってきた。


『知理も誘っていい?』

『いいよ』

『あと葉月ちゃん』

『どうせ暇だろうしいいよ』


2名追加。


『じゃあ詳しくは後日』

『了解』


すると何とも形容し難い一つ目の生き物が敬礼しているスタンプが送られてきた。

それは置いておき、多玖と鈴に3人が来ることを伝える。

程なくして了承の連絡が来る。

ついでに宿題を終わらせるためにファミレスに行くことも提案すると2時頃に集合になった。




「よっ」

「ドリンクバー頼んどいたよ」


一足先に鈴が来ていたようだ。


「ありがと」

「あ〜なんでこんなはやくから課題なんかやらなきゃいけねぇんだよ」

「多玖は前回やらずに出してめっちゃ怒られてたじゃん」

「まあそうだけどさ結局は間に合えばいいんだろ?」

「間に合えば、ね」


僕は最初に終わらせて残りの休みを楽しむタイプなので最終日に詰め込む多玖とは予定が違っているようだ。


「まずは30分測ってやろっか」

「その前にドリンクバー取ってくる」

「俺も」


僕はアイスコーヒーを、多玖はコーラを取る。


「30分で10分休憩ね」


僕は数学の問題集を開いた。

多玖も準備を終えたようで鈴が砂時計をひっくり返す。

お久しぶりです。

失踪はしませんでした。

ここからゆるりと投稿しますので。

次話をお楽しみに。

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