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悪魔となって  作者: 羊木 なさ
28/46

決闘?〜忘れ物〜

「はい、ネタ切れ〜」

「そりゃ3週間目だもんな」


留恵の家に足を運び続けて早くも3週間が過ぎた。

もうすぐで夏休みに突入してしまう。


「真面目に考えよう。これから何する?」

「もう室内で出来ることは多分やり尽くしたよ」

「じゃあ外出よう」

「外かー······」


今日は日曜日なので一応そこそこ時間はある。


「そうだ、タピオカというものを飲みに行きたい」

「もしかしてタピオカ初見の天使?」

「そうよ」

「へー······。じゃあタピオカ飲みに行くかぁ」

「何処行くの?」

「あー、あそこ。あのー、天地駅の前の駅」

「善進駅?」

「そこそこ」

「じゃあそこね」


今日の行き先『善進駅』に決定。


「あっ、家にお金取りに行っていい?流石に小銭だけだと心配」

「別にそれぐらいの手間は気にしないよ」

「ありがと」

「じゃあ早速行こっか」


その場から立ち上がり、ドアを開ける。

続いて留恵もついてくる。

今日は鎌谷くんは習い事があって、その後両親と帰ってくるらしいので留恵が鍵を閉める。


「あ······逢の家ってどっち?」



留恵視点


初めて逢の家に来た。


「どうぞー」

「お邪魔しまーす」

「兄ちゃんおかえ······もしかして女連れ込んできたの?」


ソファで寝っ転がりながら漫画を読んでいた少女が急に食い気味になってこちらに体を向けた。


「おい、言い方」

「マジかー」

「お金取ってすぐ戻るから。連れ込んだとかそういうんじゃないよ」

「まあまあ冗談はこれくらいにして。お兄ちゃんの彼女さんの雨里先輩ですよね?」

「あら、私の事知ってるの?」

「同じ高校ですからねー。まあ私が一方的に知ってるだけですけど」


そうなんだ。

どっかで見た事あるような顔だと思ったけどそういう事か。


「じゃあ取ってくるからちょっと待っててね」


行ってらっしゃい。

出来ればこの子か私を連れてってくれたら嬉しかったな。


「············」

「············」

「貴女名前は?」

「え?ああ、葉月です。曽宮 葉月です」

「知ってると思うけど私は雨里 留恵よ。これからよろしくね」

「こちらこそよろしくお願いします」

「············」

「············」


またこのパターンか。

さて、どうしよう。

1番は会話のキャッチボールが出来ることだが空気的に無理。

あとは逢が帰ってくるのを待つだけだ。

············。

············。

ふ、と時計をみると先程の会話から3分は経過している。

遅すぎる。

何があったというのだ。

急にドタバタと階段を下る音が聞こえた。


「ごめんごめん。遅くなった」


本当に遅かった。


「何かあったの?」

「単純に何処にしまったか忘れてた」

「へぇー」


私の考えていた疑問は葉月ちゃんによって解消されたが、あの空間で待たされるこっちの身にもなってほしいものだ。


「じゃ、用も済んだし行こっか」

「わかったー」

「2人とも楽しんできてね」


葉月ちゃんの言葉を聞きながら玄関へ向かい靴を履く。


「多分夕方ぐらいには帰って来るよ」

「りょーかい」


逢とならんで玄関を出た。

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