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悪魔となって  作者: 羊木 なさ
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決闘④〜留恵視点〜

とにかく暑い。

私は暑いのがホントに苦手なのだ。


「あつー」


逢が柔軟をやめてこちらに気づいた。


「本当に今日は暑いね」

「ホントよ。もう何に対してもやる気が出ないの。家でゴロゴロしてたいわ」


でも家に帰らないのは今日こそは逢が私に勝ってくれるのではという希望からである。


「それなら早く始めよっか」

「そうね」

「それなら早く始めよっか」

「そうね」


逢が『悪魔化』したので私も『天使化』して槍を創った。


「さ、始めるよ」

「合図はどうするの?」

「適当でいいよ」

「じゃあ逢が動いたらね」

「それにしよう」


逢が一直線にこちらへ向かって来たので少し脇差を受け槍を振りおろしたら、簡単に逢の頭に当たり逢は地面と熱い抱擁をする事になった。

今日の記録、2秒。


「はい終わりね」

「あぁ······」


なんかものすごく不完全燃焼。

一瞬でやられるならまだ良いが、一瞬でやるのはなんか嫌だ。


「ほら早く立って」


そう言って逢に手を差し伸べる。

ここまで来て帰るなんてなんだか損をした気分だ。

なにかやること······。

そうだ!

今日は暑いしアイスを買いに行きましょう。


「アイス、買いに行くよ」

「······わかった」


差し伸べた手を離さずに握りしめ、そのまま逢を引っ張ってスーパーに連れて行く。


「何買う?私はクリエーッシュ」


月見ダイフクと迷ったが今日は食べやすそうなこっちにしてみた。


「えーじゃあハイパーカップ」

「······それと月見ダイフクとハンゲンダッツ」


そういえば月見ダイフクも全然食べやすかったわね。

ついでに高いけどハンゲンダッツでも買っておきましょう。


「あとヒノ」


逢はヒノを買うようだ。

食べるときに、1口ねだってあーんってしてもらいましょう。


「じゃあレジに行くよ」


レジに行って3つのアイスを買う。

流石に3つを手で持つのはキツいので、袋を付けて貰った。


「終わった?公園戻るよ」


私がレジから出るとちょうど逢も隣のレジから出てきた。

どうせ食べる場所もないだろうし公園に行けばいっか。


公園についてまず座れそうなところを探す。

ベンチは確か汚かったからな······。

あっ、ブランコに乗ればいいんだ。

確か彼処のブランコは小学生用に作られてるけど乗るくらいなら大丈夫でしょ。


「ブランコで食べよ?」

「いいよ」


逢に了承も貰えたのでブランコに直行する。

ブランコに座ってまず月見ダイフクの蓋を開ける。

先に月見ダイフクを食べてこの後に食べるクリエーッシュとハンゲンダッツを少し溶かしておく魂胆だ。

最後の月見ダイフクを1口で頬張り、少し溶けたクリエーッシュを吸う。

溶かした甲斐があって思ったよりもすぐに食べきれた。

逢はもうハイパーカップを食べ終わったみたいだ。

そんな逢を横目にハンゲンダッツの蓋を開けた。

ハンゲンダッツは何気に少し高いので味わって食べたい。

逢がブランコを漕ごうとしたが体重の関係かすぐにやめたみたいだ。

はっ······。

逢に見惚れてるうちに気づけばハンゲンダッツのほとんどが消失していた。

くっ······。

今さっき味わって食べようと思ったところなのに。

残りの残骸を胃に収める。


「ゴミ捨てに行くよ」

「······うん」


少しハンゲンダッツで損をした気分だがお腹は膨れたので問題はない。

コンビニの中に入り、商品を見るフリをしてさっさとゴミ箱にゴミを入れる。

そしてやることもないのでまた公園に戻ってきた。


「じゃあ帰ろっか」

「うん。それじゃ」

「じゃあね」


結局逢はヒノを食べたのかしら。

この回から週に2回月曜と火曜を更新することにします。


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