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悪魔となって  作者: 羊木 なさ
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ジムへ

日曜日は葉月と家でゴロゴロして過ごし、そして月曜日がやってきた。


「よう、逢。遊園地はどうだった?」

「まあ、楽しかったよ」


朝、多玖にそう話しかけられた。

多玖には遊園地に行ったこと伝えたんだっけ?

まあ、多玖が知っているってことはそういうことだろう。


「それなら良かった。最初から最後までずっと叫んでたしな」


ん?

どうしてその事を?


「そうそう。逢君はアトラクションが終わると毎回グロッキーだったしね」


あ、こいつら尾けてたな。


「尾けてたのか?」

「ああ。お前の妹の葉月と一緒にな」


だから帰ってきたときに葉月がいなかったのか。


「そうだったのか······」


それならたこ焼きを食べてたところや、観覧車でのことも全部知ってるのか?

いや、観覧車の中で起こった事まではさすがに知らないだろう。

······そうであってほしい。

そろそろ授業が始まるので席に着いた。


放課後は多玖と前々から約束していたジムに行くことにした。

「しっかし今日はほんとに暑いなぁ」

「そうだね。もう夏になったみたいだ」

「そうだな。······あそこが『シャムジム』だ」

「へぇー」

「じゃあ受付で会員登録を済ませるぞ」


ジムの中に入り、受付へ向かう。

受付で名前と住所と電話番号を書いてから入会費と今月の分の会員費を払う。

その後多玖にロッカールームに連れて行ってもらい、動きやすい服装に着替える。


「今日は初回だし軽く動いてから帰るか」


まずは準備運動をしてから、早速ランニングマシンを使ってみる。

景色は変わらないが狭いスペースでも走れるので意外と良い。

次にバタフライマシンやショルダープレス、アブクランチ、レッグプレスなど様々なマシンに軽く触れて今日のジムは終わった。


「楽しかったろ?」

「ああ。家ではあまりやらない筋肉も鍛えられそうで良いな」


多玖は腕を組んで頷く。


「これからもまた来ような」

「会員費を払っちまったからにはとことん利用してやるぜ」


そう言いながら商店街を抜ける。


「じゃあな」

「じゃあね」


多玖とは駅の近くで別れ、帰路につく。

明日からはしっかりとジムに通いたい。

そう決心した。

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