空腹
「雄大生きてたのか!?!」
慌てて飛び起き大地は雄大に問いかけた。
「気を失ってたみたいだ・・・」
「死んだかと思ったよ。急に気を失うなんてどうしたんだ?」
「いや、腹が減っててポッケにあったガムを噛んでたら急に眠気に襲われたんだ・・・」
ポケットにガムがあったなんて聞いていなかった大地は
「昨日携帯しかないって言ってなかったか?俺だって腹減ってんだよ!」
「すまん・・・万が一と思って黙ってた・・」
一人で生き延びようとしていたのか、親友なのに・・・・
窮地にたったら他人より自分か。
自分も同じ立場なら隠していたかもしれない
そう思いながら落ち着き
「まぁ、雄大が生きてて良かったよ」
安心したせいか急に腹が減った。
「なぁ雄大、俺にもガムくれないか?腹が減ってしんどいんだ」
「この部屋から大地の部屋に届くかな・・・」
二人は互いの位置をまだ把握していおらず互いの声の発する方向しかわからない。
「届くって、お前俺の場所わかるのか!?」
「あ、多分な!?ほら声のする方向にいるのは確かだろ?」
「なんだそういうことか・・てっきり場所が・・・・」
ここで1つ大地は気になったことがあった。
「なぁ雄大、廃墟に行こうって誰が提案して誰が案内したんだ?その場所に」