⑭
Paul Desmond
Feeling Blue
を 聴きながら
**
……そう、ね、……例えば……、私も、……目の前のあなたも ……身体の中に血は流れている わ よ ね ……私たちだけではない わ 世の中のあらゆる生き物には血が通っている の カブトガニのように青い血の生き物もこの世界には息づいているけれど、色は違っていても皆等しく生き物は血が通っている わ
**
…けれど、……そんなこと意識などしない でしょう……?
……私たちは、……きっと 私も、 ……そして きっと 目の前の あなた も
……生きることに ……息をし続けている この状態 ……ある意味異質な……その状態に 無頓着 だ わ
**
……生き物の身体は……人体は、奇妙で未知でしか ない わ
……何故身体が動いているのか なんて 何故 考え続けているのか なんて
……そうなっているのだから そうだ という視点からしか始められない程には奇妙で異質で説明出来ない状況が通常の私たち が生きる 息をし続ける ということ は
**
……そもそもが 初めから 奇妙で あるのだから ……それは 仕方ない の
……理屈で答えが用意される程 人の能力はまだそこまで高くない も の
**
……そうした ……人という動物は、(私は他の雑文にも書いているけれど)他の人以外の動物とは興味関心が違うところに欲望を感じていたり する わ
……そういった意味で、私たちは 猫にも犬にも鳥にもなれない し ……彼らと同じ目線 同じ視点で物事を捉えることは人である以上 出来ない し ……きっと、思考や興味関心すら 人としての範囲でしか それはない という枠組みの中で 私たち人はずっと息をしているの 人として世界を俯瞰し息をし続けている
**
……そういった意味で ……飽くまでも人が思う 渇望 は
『人という動物の視点、想像の範囲を超えることは無い』の




