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異界転生譚 ゴースト・アンド・リリィ  作者: 長串望
第二十三章 なべて世は事もなし

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最終話 なべて世は事もなし

前回のあらすじ


その身はすでに死んでいた。

その心はすでに死んでいた。

その命はすでに死んでいた。

けれど遅すぎる埋葬はない。

あなたの魂にやすらぎあれ。

 その日、《竜骸塔》麓の村は、奇妙な光景を見せていた。

 晴れ渡る日の下に、天幕が並んでいた。それらはみんな透明なビニールのようなものでできていて、さんさんと降り注ぐ日光がその表面できらきらと照り返り、またそのうちを明るく照らしていた。


 その天幕の一つに、少女たちはいた。

 ひとりはリリオ・ドラコバーネ。

 またひとりはトルンペート。家名はなく、孤児(オルフォ)である。


 落ち着かない様子で椅子に並んで座った二人に、向かいの椅子に腰かけた、眼鏡をかけた中年の人族男性が朗らかに笑いかけた。


「いやあ、お時間を取らせてしまって申し訳ありませんね、リリオ嬢。おつきの武装女中さんも。なにしろ十分な紫外線照射装置がありませんもので、どうしてもこうして日中、陽光の下での面談という形を取らざるを得ないのです。一応宿は我々の方で手配いたしましたが、ご不便、ご不満はありませんでしたかな?」

「いえ、あの、いえ、不満などはありませんけれど……」


 不満はないだろう。

 宿はすでに一度泊まったものであり、同じ部屋で、同じような食事、酒もついて、しかも料金は彼ら持ち。不満があろうはずもない。ただ、村から出ることを禁じられ、朝になるまで事実上軟禁されただけだ。それについての不満は最初から受け付けないと明言されていた。


 《竜骸塔》での冒険を済ませ、《塔》の最上階に据えられた奇妙な装置によって死なず者(マルモルトゥロ)たちを自閉状態に鎮静化させた一行。彼女たちは夕闇に沈みつつある中を、呆然とたたずむ死なず者(マルモルトゥロ)の間を抜けて帰るか、それとも呆然とうろつく死なず者(マルモルトゥロ)に囲まれて一晩を明かすかで少しの間悩んだ。


 そして悩んでいる間に、恐ろしく明るい投光器を備え付けた金属板で装甲された何台もの馬車と、それに乗った完全防護の重武装の兵士たちがやってきたのだった。

 赤字に白で描かれた世界地図を見下ろして牙をむく蛇の掲げられた紋章は、「世界を殺してでも世界を救う」ことを意味する意匠だそうだ。

 彼らは帝国防疫局を名乗った。


 どの時点でのいかなる経路からの通報が彼らを動かしたのかは知れなかったけど、彼らは可能な限り急いでやってきて、そして街道を封鎖し、麓の村を封鎖し、彼らの言を信じるならば《竜骸塔》を中心に四キロメートル圏内の森を封鎖した。


 そして《三輪百合(トリ・リリオイ)》の二人は小銃のようなものを向けられて躊躇いなくヘッドショットされそうになったところを慌てて両手をあげて投降したのだった。

 防疫局の兵士たちは──防疫機関の兵士ってなに?──、ふたりを重要参考人として拘束し、短時間の聴取が行われ、《自在蔵(ポスタープロ)》を含めた所持品を預かり、簡単な診察と採血をして、朝になるまで宿屋に軟禁した。

 この有無を言わさぬ強制措置でさえ、辺境伯令嬢を名乗ったリリオとその武装女中トルンペートの立場を鑑みたものだというのだから、一般冒険屋相手だったらどれだけ荒っぽかったのか推して知るべし、だ。


 朝になって十分に日が昇ると、顔も体つきも重武装で判然としない防疫局兵士たちが二人をこのテント群に連行……もとい案内して、改めての診察と採血が行われた。この診察をした医師と思しき局員も、防護面で顔を覆っており、肌の露出は一切なかった。

 これは感染症に対する防御であると同時に、彼らの個人情報を一切漏らさないためではないかという気もする。


 サージカル・マスクをしているとはいえ唯一顔をさらして面談に臨んだこの中年男性にしても、物腰穏やかで慇懃(いんぎん)な物言いこそすれど、いまのいままで一切名乗りはなかった。二人が丁寧に自己紹介してもである。

 男は徹頭徹尾、「一局員」に徹していた。


 テントの内部には折り畳みのテーブルが並び、奇妙な機械が並び、他のテントでは局員たちが村人たちを順番に、流れ作業で、出荷される家畜のように丁寧に診察し、採血していた。


「大した説明もなく不安に思われたことでしょうが、これらの検査は感染症の疑いを晴らすためのものなのです。お役所仕事のように思われるかもしれませんが、必要な手順ですので、どうかご寛恕ください」

「はあ、その、感染症と言いますと、やはり《流血詛》、」

「《流血詛》はただの伝説です」


 男は柔らかく、しかし有無を言わさぬ声で断言した。

 それからわずかに首をかしげて、「そういうことになっています」とほほ笑んだ。そういうことなのだと二人は頷いた。余計なことに突っ込みたくない気持ちはよくわかる。


「さて、昨晩の聴取の繰り返しとなりますが、あなた方は村民の依頼を請けて、行方不明者、またその原因を探して森に入られた。そこで様子のおかしな村民を発見し保護しようとしたが、暴れたので交戦状態になり、その様子が異常であることからやむなく殺害し、危険な感染症や寄生虫を警戒して焼いて処分した。よろしいですか?」

「はい。しかし本当にやむなくであり、」

「あ、そのあたりはどうでもよろしい」

「は」

「事実確認と通報手段確保のために《竜骸塔》に向かわれ、《塔》の住人を素材として改造した生物兵器と交戦。首謀者と思しき人物を発見するも説得には失敗してこれを殺害。その後は()()()感染者が大人しくなったので、今後の相談をしていたところに我々が到達したと。そのような流れでよろしいですね」

「ええと、あの、はい」

「大変結構。すみませんね。調書をしっかり書いておかないと、なにしろお役所仕事なものですから」


 男は微笑みながらリリオに書類を手渡した。そこにはいましがた語られた聴取内容が簡潔にまとめられていた。内容に間違いがないか検めたのち、ふたりはそこにサインした。男は頷いて書類を回収した。


「ええ、ええ、確かに。この書類が後からお二人の不都合となることは、あー、まあ、ほとんどないと思います。内容にも問題はありませんからね。ただ、他所ではお話にならないようにお願いいたします。情報漏洩が確認された時点で防疫局はお二人の身柄を再確保しなければならなくなります。よろしいですね?」

「アッハイ」


 聴取は本当にそれで終わってしまった。

 あるいはそれは本当にお役所的な手続きでしかなく、彼らにとって、防疫局にとって二人の語るエピソードなどと言うものははなから考慮に値するものではなかったのかもしれない。

 事実、相当な人数できたはずの局員たちの一部は村内に姿がなく、おそらくは《竜骸塔》の調査と制圧、あるいは消毒作業を行っていることだろう。彼らはその中でイントナルモーリなるあの装置を見つけ出し、あるいはあの《塔》で起きた事件の真相のいくばくかを解明するだろう。


 次いで男は、部屋の隅で控えていた全身防護服の局員から別の書類束を受け取った。


「えー、こちらですね。専門的な内容ですのでご覧になってもお分かりにはならないと思いますけれど、要はまあ、感染症の疑いはないですよと、まあそのようなものですね。いやあ、技術の発展はめざましいものですね。簡単な診察と採血で、感染の有無が早期に診断できるのです。お二人とも特に問題なく、健康そのもののようです。大変結構ですな」

「はあ、つまりその……例の感染症の恐れはない、と」

「はい。一応潜伏期間というものがありますから、一週間ほどは宿に滞在していただくことになりますけれど、これで症状が確認されたものはほとんどいません。ご安心ください。費用は我々が持ちますので、ちょっと窮屈な休暇程度に思ってごゆっくりなさってください」


 ふたりは少し視線を交わして、それから頷いた。

 実際問題として、ふたりは一晩休んでも抜けきらない疲労をまだ覚えていた。死なず者(マルモルトゥロ)たちと過ごす一日はそれだけ二人の心身に負担を与えていたのだろう。それは単純な戦闘による肉体的疲労だけではない。本来ありうべきでない異常な現実を前にした精神の疲労なのだ。


 ふたりが安堵のため息を漏らすのを見計らったかのように、男は「ただね」と付け加えた。


「ええと、武装女中さん。トルンペートさんでしたね」

「はい。私がなにか……?」


 余所行きの猫をかぶったトルンペートが背筋を伸ばして、真剣な表情を作った。

 男は安心させるような微笑みを浮かべて、書類の一部を指し示した。そこに記されたグラフのような何かの読み解き方を、一行の誰も知らなかった。男ももちろんそれはわかっているようで、あくまできちんとしたデータに基づく話をしてますよと言うポーズのようだった。


「あなたは孤児ということでしたが、ご両親や、ご先祖のことについてはなにかご存じですか?」

「いいえ……自分がどこで生まれて、育ったのかもわからないんです。あまりいい養い親とは言えなくて……」

「ああ! これは失礼! おつらい思い出を話させてしまいましたね。結構、結構。忘れていただいて結構です」

「私の血筋になにか?」

「いえ、まあ、なんです。これは遺伝子検査の結果……まあ血筋の情報のようなものだとお考え下さい。この血筋がですね、まあ珍しい型と申しますか。希少な体質と申しますか。要は珍しい血液型だな、というようなお話だとお考え下さい。特に体質に問題があるというわけではありませんから、ご安心ください」

「そう、なのですか? そのような自覚はございませんけれど……」

「ご自分ではわからないものですよ、こういうものは。まあ珍しい血液型と一緒で、もしかしたら今後献血のお伺いに上がるかもしれませんが、ええ、ええ、その程度のことですよ」


 男はあっけらかんとそう言ってのけ、局員から注射器をふたつ受け取った。ガラス製のシリンジに金属とゴムのプランジャ。いかにも精巧で、高価そうな品である。少なくとも町医者が使うものよりよほどに高度な技巧品だ。


「ああ、ご安心ください。これは予防薬のようなものです。万が一を防ぐための薬品です。副作用として少し眠くなったり、あとで少し腫れたりしますが、すぐになおります。少しちくりとしますが、そこはまあ私の腕を信じていただいて。あ、消毒での過敏反応はありますか?」


 男は喋りながら流れるように二人の腕を消毒し、するりと針を刺して薬剤を投与し、引き抜くとガーゼをあてて、包帯でさっと固定した。二人のきょとんとした顔を見るに、ほとんど痛みなどなかったのだろう。腕がいい。


「しばらく強く抑えておいてくださいね。一分程度かな。ゆっくり声に出しながら数えてください」


 ふたりは言われた通りに、いーち、にー、さーん、とゆっくり数え始めた。

 男もそれに合わせるように、ペン先でテーブルをこつ、こつ、こつ、と叩く。


 ゆっくり十秒を数えるころ、ふたりの頭が少し揺れ始めた。

 二十秒を数えるころには、声が眠たげに平坦な響きになった。

 三十秒を数えるころには、瞼が半分落ち、視線は定まらなくなった。

 そのあたりで二人はそれ以上数えることができなくなった。


 男は穏やかな声で語り掛ける。


「昨日のことを思い出せますか」

「……はい」

「思い出せます……」

「この村に来て、宿に泊まったあたりでいいかな。ひとつずつ順を追うように思い出していきましょう」

「私、たちは……」

「……依頼を……請けて……」

「思い出したことを、あなた方は順に忘れていきます」

「忘れ……る……」

「…………順に……」

「一つずつ順に思い出し、ひとつずつ順に忘れていきます」

「……………」

「……………」

「あなた方は一日分、忘れました。それは存在しませんでした」

「……………」

「……………」

「あなた方は一晩寝て、そして目覚めました。それが今日という日です」

「……………」

「……………」

「感染症の疑いがあるため、あなた方のいる地域は隔離されています。しかしご安心ください。ちょっとした風邪のようなものです。感染力が強く子供やご老人が重篤化した場合危険があるので、感染拡大を防ぐための一般的な防疫処置です。あなた方はこの事実を理解し、協力を約束しました。あなた方の日常には何ら影響がありません。あなた方は少しの窮屈さを感じながらもちょっとした休暇だと思うことにします。あなた方は村の名物に舌鼓を打ち、酒を飲み、観光を終えたころには隔離が終わり、無事に旅路に戻ります」


 男の声は優しく、柔らかく、奇妙に耳に残る響きで、奇妙に集中力を奪う音程で、ふたりにゆっくりと語りかけた。


 そして男は不意に手を叩いた。

 ぱん、と乾いた音がして、ふたりははっと目を覚ましたように背筋を伸ばした。


「あ、あれ?」

「ええと、あたしたち……?」

「いやあ、すみませんね、お役所というものは退屈な長話をしがちなもので」

「え、あ、いえ、あれ?」

「東部風邪の予防接種は終わりましたので、あとは宿でゆっくり休まれてください。なにか症状が出たり、ご不明なことがありましたら、適当な局員をつかまえてご相談ください」

「あ、はい、ええと……」

「ええ、ええ、これですべて終わりました。お気をつけて。お大事に」

「は、はあ…………それでは、失礼します」


 困惑したように二人は立ち上がり、首をかしげながらも透明なテントを出ていった。

 そして歩いているうちに二人の足取りははっきりしていき、やがては全ての疑問を忘れたようだった。


 それを見送って、テントの中。

 ふー、と細く息を吐いた男は、疲れたようにどっかりと椅子に腰を下ろした。

 そばで控えていた局員が、甘茶(ドルチャテオ)を差し出す。

 男は荒っぽく受け取り、げんなりしたような表情でそれを啜った。


「はー…………クッソ焦った………なんで辺境伯の関係者なんぞがこんなところに来てるんだ」

「冒険屋として各地を旅しているようです」

「大人しくしててくれほんと…………さすがに大物貴族の関係者を処理したら大問題だぞ」

「幸い、大事なかったようです。流通関係の記録も改竄は進んでいます。一週間以内には済むでしょう」

「ああ……クソ、しかし《竜骸塔》、やっぱり、ダメか?」

「残念ながら……先遣隊の報告では、生存者はなしです。あの閉鎖環境での感染爆発では、望みは薄いでしょう」

「最悪だ…………胃が痛ぇ…………感染源は?」

「リリオ嬢の証言にあった首謀者らしき遺体は発見されましたが、損傷がひどく……ただ、上層部で発見された未知の機械には、古代遺物の電子機器が流用されていると」

「まともに改造して使える奴ってことは、聖王国の諜報員か?」

「不明です」

「だよなあ…………この仕事はいっつもそれだ」


 こつこつと男の指が書類を叩く。さきほどトルンペートの遺伝子検査の結果と称して見せたページだ。


「あの娘がなにか?」

「ありゃ半吸血鬼(ドゥオノ)だ」

「……よもや、本件に何か関係が?」

「いや、珍しくはあるが、捕捉されてねえ血統もいないわけじゃねえ。孤児っつってたし、野良だろ」

「さぐりを入れますか?」

「無駄だろ。労力の無駄だ」

「しかし半吸血鬼(ドゥオノ)は希少です。隊長とていつもぼやいておられるでしょう」

「俺で足りてるうちは、現状人員は足りてるってことだ。第一お前、ありゃ飛竜紋の武装女中だぞ。しかも辺境伯令嬢付き。誰が引き抜くんだよ。俺は嫌だぞ」

「まあ、それは、そうですが」

「とにかく、あいつらはもういい。全部もみ消せ。記録も、記憶も、人間も、物品も。適当な『辻褄(つじつま)合わせ』を流布して何もなかったことにしろ」

「《塔》に関しましては?」

「手に負えん。本局の連中に伝話(でんわ)飛ばせ。たぶん隕石の直撃でもさせるだろ」

「それは派手な話ですね…………ご冗談ですよね?」

「だといいな」


 十分だろう。

 宿に向かう二人の後を追い、私は肩をすくめた。


「あ、ウルウ、どこ行ってたんですか?」

「あんたも予防接種しときなさいよ」

「いやあ……怖いねえ。怖い」

「あんた注射嫌いだっけ?」

「うん、まあ、あれは怖いかなあ」


 塵は塵に、灰は灰に。屍者は埋葬され、生者は日の下を歩く。

 命はなく、魂はなく、あるいは神はそこにいないかもしれない。

 それでも、なべて世は事もなし。

 そういうことに、なっている。

用語解説


・帝国防疫局

 帝国防疫局なる組織は存在しない。


・予防薬(1)

 軽度記憶処理剤。

 化学的に合成された非異常性の化学薬品であり、主要種族ごとに調整されている。

 薬剤の投与に合わせた心理学的アプローチによって直近数時間から一日程度の記憶を脱固定化させる。

 使用には資格を要する。


・予防薬(2)

 今回は使わずに済んだ。

 ポリドリ式特定蛋白質群抑制コード記述微小機械群。

 大陥落時の遺跡より発見されたアンプル群から奇跡的に増殖に成功した微小機械群。

 同時に発見された詳細な研究資料をもとに改良が繰り返されており、この時代では《流血詛》感染初期までに投与することで、特定蛋白質群にとりついて極小の事象操作コードを書き込んで活動を抑制、無毒化した状態で体外に排出させる効果がある。微小機械群自体も自然分解する。

 非常に高度な技術による産物であり、現状では大量生産はできず、希少。

 

半吸血鬼(ドゥオノ)(Duono)

 極めてまれに《流血詛》に感染しながら自我を保つ適応個体が生まれる。これは俗に吸血鬼と呼ばれる。自我は保つが感染性は有しており、不注意、また吸血衝動によって感染を広げる懸念性がある。

 この吸血鬼が子をなした場合、特定蛋白質群を取り込んで変異させることがあり、こうして生まれた子供は先天的に《流血詛》に対して抵抗力を持ち、感染することがない。感染性もない。こうした個体を半吸血鬼と呼び、この性質は比較的遺伝しやすい。そのためこの時代では、珍しくはあるが稀に在野でも見つかる。

 この変異蛋白質群は特定蛋白質群に対して破壊的な性質を示し、端的に言えば半吸血鬼の血液を感染者の血中に直接投与した場合、感染者は全身の特定蛋白質群を連鎖的に破壊されて再殺される。

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― 新着の感想 ―
村の人からの情報で3人組だっていうのはすぐわかるだろうに姿を隠すにしてもウルウはどうやって逃げ切ったんだ
トルンペートの遠い先祖だったのですか伯爵・・・。 若しくは玩具箱の中にそういう種族変更イベントがあったのやも? どうもウィザードのコードネームは元ネタと性別を反転させるようになってるようですね ・・…
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