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I…(私は…)  作者: 夜明けのスターダスト(飛翔)「旧名:ロスト0」


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8/11

I lost......

自分の声が醜いものだということに気づいたのは、つい最近のことだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔から、母や妹が私の声を真似ることがあった。


その時の声は私が話す声を酷く歪めたようなもので、

聞いているのが嫌になるくらいの声だった。


「自分はそんな声ではない」


毎度真似されるたびに、私はそう言っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある時、私は自分の声が本当に「歪んでいる」のかを確かめたくなり、

毎日ボイスレコーダーを持ち歩き、自分の声を録音するようにした。


そして、数日後の夜。


私は集めた自分の声を聞くことにした。


ボイスレコーダーにイヤホンを差し込み、耳につける。


そして私は、ボイスレコーダーのボタンを押した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その瞬間、私の耳に「自分の声」が流れ込んできた。


しかしその声は自分が発する声とは到底異なるものであった。


ネチネチした口調に、薄暗くか細い声。

それは正しく「歪んだ声」と評するに相応しいものであった。


私は自分の声に酷く絶望した。


「今まで私は、こんな醜い声を出していたのか…?」

「それで、誰かと話していたというのか…?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その日から、


I....

(私は…)


I.....

(私は…)



I lost my voice.

(自分の声が出せなくなった。)

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