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第4話 上里松一の子どもの婚活

 本当に小説とはいえ、9人も子どもを出すと結婚相手に苦慮します。

 そして、このことから第三部から第六部に至るまで、上里松一の子どもの結婚相手をどうするのか、作者の私が四苦八苦する事態が起きました。


 最初の大プロットでは、基本的に上里松一の子どもは無名(?)の相手と結婚して、それこそ市井の庶民的な存在で、この世界の流れを傍観していく筈だったのです。

 そして、上里美子にしても、久我晴通と結婚した後は公家の正室として事実上は退場する筈だったのですが、織田信長と結婚させた以上、全く退場させるのはどうか、と作者の私自身が考える事態に。

 それに、織田信長の縁戚の相手が、無名ばかりもどうか、とも考えました。

 そんなこんなから、ネット検索を掛けては、松一の子どもについて、年齢の釣り合った適当な結婚相手がいないか、様々に考えることに。


 更にそう言った背景もあって、作者の私自身が間違えないように、特に愛子との間には、作中のほぼ3年毎に松一の子どもが産まれる事態が引き起こされることになりました。

 そして、松一が出世して、子どもとの関係等も考えていったことから。

 勝利は宇喜多直家の妹と、和子は武田義信と、正道(道平)は小早川永子と、智子は伊達輝宗と、清は広橋理子と、敬子は九条兼孝と、丈二は甘露寺氏と、里子は中院通勝と結婚することになりました。

 

 そういった流れになった、少し裏まで含めて描くならば。


 美子の夫の織田信長がいわゆる国人階級であったことから、勝利の妻も同程度が相当だろうと考えたことから、悩んだ末に宇喜多直家の妹と勝利は結婚することになりました。


 そして、和子や正道の相手は、それより上の名門が良いな、と考えた末に。

 更には、美子が織田信長と結婚したことから、美子の妹達は、もう少し(?)世界の動きと関わる相手と結婚させた方が、という邪念が浮かんだことから。

 そして、後付け設定にも程がありますが、松一とプリチャ(永賢尼)が実は結婚していたことにしたことから、正道を名門の婿養子にする必要が生じた結果として。


 和子は武田義信と共に、北米植民地へと赴くことになりました。

(嘘を吐くにも程がある、と言われそうですが。

 第一部があんなことになったことから、シャム対ビルマ戦争に赴く適当な戦国武将の人材を苦吟した末に、その内の一人として、武田晴信(信玄)を選んだのですが。

 そのことが、プリチャ(永賢尼)と本願寺の縁を産み、更には三条氏との縁まで絡んで、美子と久我晴通、和子と武田義信、終には美子が三条氏との絡みから尚侍にまでなるとは。

 本当に、ここまでの縁が紡がれるとは、と作者の私も驚愕するしかありません)


 正道にしても、婿養子先として、小早川以外に誰かいないか、と割烹等でも相談した末に、最終的に小早川家の婿養子になることに。

 そして、正道は道平に改名しました。


 智子ですが、それこそ一方ではカリフォルニアから北米大陸中東部からカリブ海へ、その他方ではメキシコへ更には中南米大陸へと日本が植民していく中で、それなり以上に知名度のある勢力、人物を出さねば、更にはその人と結婚させようと苦吟した末に、伊達輝宗と結婚することになりました。


 尚、それを自然に描こうと、鬼庭良直らの陸軍の面々が暗躍することにもなりました。


 とはいえ、そんなことをやっていくと結婚相手の調査に苦労して、それに日系植民地拡大も終わりが見えたこともあって、上里愛子の実子4人は日本国内で探すことにしました。

 そうした際に、敬子の一歳上に九条兼孝がいるというのが目に入ったことから、愛子の子4人は公家出身者と結婚させることに。

 その一方、この頃の女性は氏名や生年不詳等が多い現実が。

 そんなことから開き直り、清や丈二の結婚相手を決めました。

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 後に俯瞰すると壮大な展開をしている上里の系譜(・Д・)おそらく他の皇軍将兵の多くが山家先生が望んだ── 市井の庶民的な存在でこの世界の流れを傍観──しただろうに先生の筆先に描かれる松一さんたち上里の…
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