教頭先生
学校で校長先生の次にえらい人というと、以前は『教頭先生』だと思っていました。
2007年 (平成19年)に副校長という職務ができました。
教頭は校長の補佐という立場でしたが、副校長は校長が不在の時に職務を代行する権限を持っています。
現在は、副校長がおかれたことで教頭がいる学校は少なくなったようです。
森の中でツバキの木が赤い花を咲かせている。
小さなタヌキくんと、頭に王冠のようなものを乗せた白いおサルさんがいる。
二人の間の盆の上には湯気のあがる椀があり、ぜんざいが入っていた。
「んとね。白猿さん。特撮ヒーローのシリーズものって、前作品の先輩ヒーローが出てくることもあるよね」
「そうだな。子狸くん。昔のキャラクターたちが新作で活躍するってのはファンにとっては嬉しいことだな。新旧ヒーローが共闘するシーンを見るのは楽しいぜ」
「でも、先輩の出番が少しだけで、あまり活躍しないこともあるの」
「先輩が活躍しすぎると、現役の影が薄くなる。だから、先輩の活躍は少なめにすることが多いな。共闘というより、技や戦い方を教える先生役になることもあるかも」
「そっか。現役の方が主役なんだね」
「魔法少女とかロボットもののアニメでも、先代と共闘することもあるかもな。こういう場合も先輩は引き立て役かチョイ役、または先生役にしとかないといけない。先輩が活躍しすぎると、グッズの売り上げや視聴率の低下を招くリスクもあるんだ」
「んとね。ヒーローものの場合、設定では先輩より現役の方が強いことになっていることが多いと思うの」
「能力や素質は現役の方が上で、経験や知識は先輩の方が上になっているのが定番かな。先輩が新しいアイテムを持ってくることもあるかも」
「旧作と世界設定が違ってて、矛盾していることもあるけど気にしちゃいけないんだね」
「テレビ本編ならともかく、劇場版ならあまり気にならないな。劇場版自体が番外編とかパラレルワールドみたいなものだ。シリーズの先輩キャラだけでなく、原作者も全然違う作品で共演することもある。ああいうのも結構面白いぞ」