年別の投稿数と、上位ポイント投稿数を見てみる
さて。先の上位ポイント投稿を見てみますと、今年に入ってからの6000pt overの作品が2件見つかりますね。
基本的に、エッセイで高ポイントを稼げるのは、運営・システム・作者あるいは読者の挙動に対する「共感を呼びやすい」不満が書かれた場合、というのがあります。トップテンのほとんどもそうですね。「アダルト広告は排除して欲しいという切なる願い!」もこれに当たるかと思います。
それに対して、「ある日突然、私の口座に間違って二千万が振り込まれたときの話」は実に見事なエッセイだと思いました。時流にぴったり合わせて、体験談を本当に笑える形でまとめてくれている。読まれていない方は是非に、一度。
てさて。少しランク下までたどってみるのですが、今年のエントリ、っていうのが二つ以外にあまり見当たらない。そこで、年ごとのエントリの分布をみてみることにしましょう。
例によってヒストグラムで年毎に集計すればよいわけですが、単にgeneral_firstupを使うとなかなかうまく年ごとの集計ができません。ですので、ここでは計算列として「年」を追加してみます。
未定義列であるANの2行目に「=Year()」と入力し、括弧の中にカーソルを置いてJ2セルをクリックします。すると、定義が自動的に「=YEAR([@[general_firstup]])」となります。この[@[カラム名]]というのがテーブル内別カラムのセルを参照する形式になるのですね。
それでそのままEnterすると、自動的にテーブル列が追加されます。ついでですので、名称を「年」に変更しておきましょう。
さて、それで年列(AN列)を選択して、ヒストグラムの挿入をします。
すかすかですね。ですので、例によって軸のプロパティで幅を指定して、これを1にします。すると
なかなか奇麗な増加グラフになります。エッセイジャンルは毎年順調に投稿数が伸びています。今年はまだ8月ですので、多分今年も記録更新となる事でしょう。
さて、上位ポイントのエントリを見るには、例えばAN列を上から2000ptまでの範囲で選択して、ヒストグラムを作成しても良いのですが、ちょっと面倒くさい。
実は、テーブルの列を参照して作成したヒストグラムは、「表示フィルタ」の影響を受けます。表示されている項目のみを集計してくれるわけです。
ですので、global_pointが2000以上のもののみ表示するようにすれば、先のヒストグラムが2000pt以上の投稿の年別分布を示してくれるようになるわけです。
global_point列の右アイコンをクリックして、数値フィルターの規定値より大きい、を選択し
ダイアログで2000を入力して確定すると
グラフが次のように変わります。
年ごとのばらつきはありますが、昨年、一昨年に比べて今年は(経過中ですが)明らかに小粒の印象があります。祭りが有っても、そこまで大当たり、のエントリはできるわけではないのですよね。
是非皆さん頑張って、大当たりのエントリを!!
しくしく。いやね。2016からデータ取っていたのは、2016にジャンル変更が有ったから、という点が有ったんですよ。でも、調べてみたらエッセイジャンルって2006年ぐらいからエントリあるじゃないですか。
2016からのデータじゃあ、全然全データでなかったのでした。
ま、とりあえず今のままで行っちゃいますけど。頑張る人は、データ取得開始を2006年以前に設定して、同じ解析をやってみてください。