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まんじゅうなんかこわくない!

作者: 川里隼生

 あけましておめでとうございます。私はとう彩歌あやかです。横浜に住んでいる十六歳の高校一年生です。去年までダンデリーグというところでセミプロフットサル選手をしてました。で、今日は何かおもしろい話をしろと言われて来たのですが、フットサルとは関係ない話をしたいと思います。


 私には怖いものがあります。お饅頭です。落語で聞いたとか言わないでください。本気で怖いんです。いや、本当に。中身に関わらずビジュアルに恐怖を感じます。お饅頭を美味しそうに食べる人たちには狂気すら覚えます。


 中学一年生のある日、給食にお饅頭が出ました。中身はこしあんのようでした。他のメニューがいずれも洋食なのにデザート的ポジションでお饅頭を出すとは、横浜市の給食センターは何を考えたのでしょうか。トチ狂ったのでしょうか。大きい缶の中に大量の白いお饅頭を見たときは、思わず「ヒッ」みたいな声が漏れてしまいました。とても食べられませんでした。


 それで、クラス中に私のお饅頭嫌いが知れ渡りました。クラスメイトたちは心配半分、興味半分で私の矯正にとりかかってくれました。

「美味しいのにもったいないよ」

「目を閉じて食べたら大丈夫なんじゃね?」


「しかし、その特性があっては中華街のある横浜では生活しにくいだろうね。眼鏡クイッ」

「擬音を自分で言うとかダサさ極まってるぞ」

「絵に描いた饅頭も怖いか?」

「餅と見分けついてねーじゃん」

「もみじ饅頭も駄目?」


「試しに濃いお茶飲ませてみなさいよ」

「あっつ! お茶あっつ!」

「野球部の頭も怖い?」

「お前それ野球部員が怖がられてるだけだろ」

「ねえもみじ饅頭は?」


 このクラスがこんなに団結してるのは初めてかもしれません。こんなにみんながひとつになれるなら、お饅頭が怖くても良いかな、と少し思いました。あと、もみじ饅頭はセーフ寄りのアウトでした。

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