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第62話

よろしくお願いします。

 神殿に戻ったところで、大司教に


「神殿の中に1つ部屋を貰えないか。狭くて良い。神気を使う時に使いたいのだが。」


とお願いをすると、快く部屋を用意してくれた。


「こちらで、宜しいですか。」


と言って案内されたのは、24畳くらいの客間だった。


「こんな、広い部屋じゃ無くても良いよ。」


と言ったが、ここを使ってくれと言うので、有り難く使わせて貰うことにした。


 とりあえず、錬金魔法を使い、アルミをカラーチェンジサファイアに変えた。

 大きさは、直径20cmの球状だ。

 これにオリハルコン製の台座を付け、オリハルコン製の約1mの杖に付けた。

 サファイアに魔素を入れ込み、杖全体に聖遺物を入れ、神気を纏わせた。

 さらに錬金魔法を併用し、神気を限界まで入れ込めると、正に神器と言わんばかりの輝きを示した。

 能力付与の能力を使い、


・物理攻撃無効(階位7級)

・魔法攻撃無効(階位7級)

・魔法出力16倍

・浄化(対象に大気中の神気を流し、体内の異物を浄化する。)

・リジェネレイト(対象の外傷、状態異常、疲労の回復)


を付与する。

 念のため、鑑定すると、


*******************************

名称 浄化の杖

原材料 オリハルコン、宝玉、聖遺物、神気

付与効果

・物理攻撃無効(階位7級)

・魔法攻撃無効(階位7級)

・魔法出力16倍

・浄化(対象に大気中の神気を流し、体内の異物を浄化する。)

・リジェネレイト(対象の外傷、状態異常、疲労の回復)

*******************************


 これは、ヴィンツハイム神聖国に行った際のお土産だ。


 同じものをもう一本造る。

 これは、このドルトムントの神殿用だ。

  大司教の部屋に行き、


「さっきの部屋の場所代だ。神殿の中なら浄化が使える。外でもリジェネレイトなら使えるぞ。」


と言って渡した。


「浄化とは、ハルト様が式典で使われた魔法ですか。」


と聞いてきたので、


「ああ、あれは広範囲魔法だがな。これは、その単体版だ。」


と説明する。


「ありがとうございます。これで救われる命が増えます。」


と、感無量という感じだったので、


「この間、渡した宝玉も、同じ様な魔道具に作り替えようか。」


と提案したら、


「お願いします。」


と言ってお願いされ、大司教の執務室に飾ってあったので、それを受け取った。


「杖で良いか。完成したら、持ってくるよ。」


と言うと、


「よろしくお願いします。」


と言って、深々と御辞儀をされた。

 また、部屋に戻り、この直径15cm宝玉を使い、さっきと同じ物を作る。

 今度のは、持ち運びに便利なように、杖の長さを50cmにした。

 完成だ。



 ふと、宝玉の大きさで、何が変わるのか疑問に思ったので、詳細に鑑定したところ、


・大きい方が、魔素保有量が増える。

・魔素保有量が多いほど、魔法の増幅率が上がる。


という事が判った。

 つまり、宝玉の大きさが15cmと20cmでは、20cmの方が浄化の効果が高い。

 さらに、宝玉と魔石の違いを調べたところ、魔石は「魔力の乾電池」みたいなものらしい。

 だから、魔石の魔素は、魔法を使うと減るようだ。

 そして、魔石の基になった魔物の属性が魔石にも引き継がれるので、その属性の魔法だと高出力になるが、違うと出力が弱くなるらしい。


 雷切や公爵に渡したフレイム・ソードで魔法を使うと、魔石から魔素が抜ける代わりに、本人の魔力を使わない。


「意味ねぇな。魔石も色々と集めようかと思ったけど、魔石は必要無いな。」


と呟きつつ、色々と納得した。


「よし、神気を直接込められるのが判った。」


と言いつつ、ストレージから、


 ソウル・イーター

 火属性竜の鎧一式

 火属性竜のローブ


のほかに、以前、造ったままストレージの肥やしになっていた


 日緋色金の大太刀

 日緋色金の太刀

 オリハルコンのグレートソード

 オリハルコンのバスタードソード


も出す。

 これらの刀と剣は、鍔はマダマンタイトで造り、柄はトレントの枝に火属性ドラゴンの革を巻いてある。


 まず、ソウル・イーター、火属性竜の鎧一式、火属性竜のローブには、神気を限界まで入れ込めると、またもや、正に神器と言わんばかりの輝きになった。


「目立ちすぎて、逆に使えないかな。」


と思いつつも、虚仮脅しにはなるだろう。


 次に、天叢雲剣を取り出し、自分の左小指を切り落とす。

 直ぐ様、リジェネレイトを使用する。

 すると、斬った場所から小指が生えてくる。


 私の身体は、物物理攻撃無効(階位7級)だ。

 だから、私を斬れるのは、天叢雲剣の様な特殊な剣だけだ。

 それにしても、痛かった。

 神になっても、怪我をすると痛い。


 日緋色金の太刀を取り、切り落とした小指(聖遺物)を太刀に押し付け、錬金魔法で入れ込む。

 そして、神気を限界まで入れ込める。


「皮脂とは比べ物にならん輝き具合だな。サングラスが無いと直視できないな。目を細めて見ると、日緋色金は赤いはずなのに、薄桃色にしか見えない。」


 続いて、鍔は無くした。

 柄はトレントの枝に火属性ドラゴンの革を巻いてあるため、それを世界樹の枝に代え、鞘も世界樹の枝で造った。

 この太刀は、世界樹で造った白鞘にした。


 能力付与の能力を使い、


・物理攻撃無効(階位7級)

・魔法攻撃無効(階位7級)

・隠密(階位7級)

・超軽量化

・ディスペル(斬った相手の魔法を全て解除する。)

・ドレイン(斬った相手の魂を体力、魔力、神力に変え、吸い取る。)


を付与した。

 鑑定した結果は、


*******************************

名称 神気の太刀

刃長 80cm

原材料 日緋色金、聖遺物、神気、世界樹の枝

付加効力

・ハルト以外、所持できない。

・刀身は、神気を纏い輝く。

・物理攻撃無効(階位7級)

・魔法攻撃無効(階位7級)

・隠密(階位7級)

・超軽量化

・ディスペル(斬った相手の魔法を全て解除する。)

・ドレイン(斬った相手の魂を体力、魔力、神力に変え、吸い取る。)

*******************************


となった。

 これは天叢雲剣を除けば、現時点で最高の物になった。


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