第3話
よろしくおねがいします。
ステータスについて、設定を説明しています。
風呂の中で、ステータスについて、詳細を表示したり、ステータスを変更したりして、色々と考察した。
どうやら、階位補正が、
階位6 65,536倍
階位5 256倍
階位4 16倍
階位3 4倍
階位2 2倍
になるらしい。
体力量や魔力量の最大値は、
階位6 4,294,967,296
階位5 65,536
階位4 16,384
階位3 4,096
階位2 1,024
階位1 256
になるらしい。
次の階位に上がるのに必要な魔素保有量は、
階位1 → 階位2 256
階位2 → 階位3 1,024
階位3 → 階位4 4,096
階位4 → 階位5 16,384
階位5 → 階位6 65,536
階位6 → 階位7 4,294,967,296
になるらしい。
魔素保有量によっても、補正値がつくらしい。
その補正値は、魔素保有量の64分の1が、係数となるらしい。
この補正値は、ステータスエディターの画面には反映されないみたいだ。
理由は判らない。
普通に魔素保有量を増やして階位を上げた場合
階位2は、魔素保有量が256以上だから、補正値4
階位3は、1,024だから、補正値が最低でも16
階位4は、4,096だから、補正値が最低でも64
階位5は、16,384だから、補正値が最低でも256
階位6は、65,536だから、補正値が最低でも1024
となるらしい。
階位5の合計補正値の最低は、256×256=65,536
階位5の合計補正値の最高は、256×1024=262,144
になるから、自分の強さは、基礎値にもよるが、階位5の最低ラインの強さってことか。
物理攻撃なら、そうだけど、魔法攻撃ができるようになれば、階位5も敵じゃないか。
なにせ、魔力量が違う。
でも、階位5の魔力の最大値は、65,536だよな。
補正値だけで65,536なら、最大出力が最大保有量を超えるじゃん。
最大出力が上がっても、意味ないじゃん。
そう思い、ちょっと調べてみると、保有量している魔素を魔力に変換できるようだ。
つまり、最大魔力量は、ステータスの魔力量+魔素保有量となるらしい。
でも、魔素を魔力に変換する際、ロスがある様で、効率は良くないらしい。
さらに、保有している魔素を使うと魔素保有量が減り、補正値も下がる様だ。
それでも、この補正値の大きさは、異常だと思う。
こういうものなのか、何か知らない設定があるのか。
しかし、なんで2進数なんだ。
この世界は、コンピュータの世界なのか。
判らん。
限界突破の能力が無いと、人の場合、階位3が限界みたいだ。
能力を確認したら、魔素吸収率95%から10%まで5%刻みで、能力があったから、通常は5%前後と予想される。
ステータスエディターで階位6に出来たけど、魔素吸収率95%でも、階位6まで上がるのは大変だ。
あと、限界突破に「神の領域」とあった。
ってことは、階位7から神なのか。
今日1日で、魔素保有量は2まで上がった。
1年で約700、10年で7000か。
でも、これって95%だからなぁ。通常の5%だったら19倍余計に掛かるのか。
もっと、深いところまで潜れば、1日で吸収できる量も上がりそうだけど。
普通の人でも頑張れば、階位2には成れるのかな。
うちの子も、迷宮に連れて行こうか。
しかし、ゴブリンとか人型の魔物を殺すのは、ちょっと教育上良くない。
小中学生には、過激すぎる。
これは保留だな。
さて、風呂から出るか。
現在、午後7時
酒を飲んで寝るか・・・いや、迷宮に行くか。
昨夜の様に午前3時まで探索すれば、8時間探索ができる。
しかも、帰りは水晶がある。
迷宮に入り、地下1階の魔法陣に入り、手に水晶を持つ。
使いたいと念じると、行先階として地下8階が頭に浮かぶ。
8階に行きたいと念じると、視界が変った。
地下1階から、転移するときは、2アクション必要なようだ。
8階のボス部屋を抜けた所にでた。
ボス部屋には、扉が閉まっていて入れない。
やはり、逆には進めない。
地下9階に進んだ。
地下16階までボスは居なかった。
地下16階ボスを倒したら、討伐アイテムは、また宝玉だった。
鑑定をする。
*******************************
名称 魔力の宝玉
効用 使用すると魔法出力が10上がる。
使用方法 手に握り、使いたいと念じる。
*******************************
宝玉を使うと、魔法出力が0から10に上がった。
やはり、宝玉は消えた。
「これで、魔法が使えるようになるのか。いや、そもそも魔法の使い方が分からん。」
今回は、予感をフル活用し、迷路の正解ルートを突き進んだため、まだ2時間くらいしか経ってない。
あと6時間で何層まで行けるか、行けるところまで行くとする。
結局、地下32階のボスを討伐したところで、午前2時40分だった。
ボスは、地下16階の次は地下32階まで、出なかった。
32階の討伐アイテムも、宝玉だった。
鑑定する
*******************************
名称 魔法の宝玉 ランク1
効用 使用するとランク1の魔法が使える。
使用方法 手に握り、使いたいと念じる。
*******************************
「ランク1の魔法って何だ?」と思ったが、「使ってみれば判るか」と思い使ってみる。
「設定しますか?」
と、また身体の中から聞こえた。
「はい」
と念じると、目の前にステータスエディターの様なタブレット状のものが現れ
「選んでください」
と表示があり、選択肢は、
身体強化(対象の物理出力を強化)
ヒール(対象の外傷を治す)
キュア(対象の状態異常を治す)
ホーリーウェポン(対象に聖属性を付与)
フレイムウェポン(対象に火属性を付与)
ウォーターウェポン(対象に水属性を付与)
ファイア(指定場所に火を灯す)
ウォーター(指定場所に水を出す)
だった。
「ファイヤーボールとか、そういうの無いんだ。」
と少し落胆した。
この先、アンデッドとか物理攻撃が効かない奴が出ると厄介なので、「ホーリーウェポン」を選んだ。
発動条件は、自分で決められるようだ。
「発動したいと軽く念じる」
という事にしたら、それで設定ができた。
とりあえず、「ホーリーウェポン」と念じてみた。
すると、太刀の刀身が白く強く輝いた。
「目が、目がぁ~!」
刃先を見つめ過ぎた。
刀身から目線を外し、目を開いた。
しかし、未だに刀身が輝く残像が見える。
目がやられた。
しかし、瞬きを数回したら、治った。
ホーリーウェポンの効果は不明だ。
試す相手が居ない。
初めて魔法を使った。
魔力量が、どのくらい減ったか確認だ。
魔力量 4,294,901,760
/4,294,967,296
なんと、65,536も使ってる。
これは過剰だ。
目もやられる。
少ない魔力に調整できる様に、魔力操作について訓練しないとダメだな。
家に帰って、とりあえず寝た。
7月2日 日曜日
さて、目が覚めた。
知っている天井だ。
「気が付いたら、真っ白な部屋」とか、そういうサプライズは無い。
今日も、迷宮探索日和だ。
地下だから、天気は関係ないけど。
そもそも、外の天気は雨だけど。
朝の準備を整えたら、とりあえずコンビニへ行く。
2Lペットボトルのお茶と菓子パンを数個買う。
これで、昼飯も夜飯もOKだ。
まだ、妻は寝ている
「洞窟を探検してくる。昼飯も夕飯も要らない。」と伝える。
妻の返事は、「あっそ」だった。
気が付けば、冷めた関係になったもんだ。
子供が生まれてから妻の愛情は、旦那から子供に全て移ったな。
水晶を使って、33階から始める。
現在、午前7時だ。
午前3時までだと20時間もある。
どこまで、行けるか。
結局、地下128階まで行けた。
魔物は、全て瞬殺。
魔物を鑑定すると、いまのところ階位1の魔物ばかりだ。
流石に敵じゃない。
ボスは16階毎に現れた。
だから、ボスを6匹倒し、討伐アイテムは6個ゲットした。
順番に紹介すると、
48階は、鑑定の宝玉 ランク1
64階は、マジックバッグ ランク1
80階は、魔力の宝玉
96階は、魔法の宝玉 ランク1
112階は、魔力の宝玉
128階は、魔法の宝玉(未) ランク1
だった。
鑑定の宝玉は、ランク1だと名称と効用が判る程度らしい。
下位互換なので、ストレージの肥やしか、子供にやるか、、、どうしようか。
マジックバッグ ランク1は、そこそこの大きさの異空間収納だが、時間はそのまま。
これも、下位互換なので、ストレージの肥やし。
魔力の宝玉は、2個とも使った。
これで、魔法出力の基礎値は30だ。
魔法の宝玉 ランク1は、「フレイムウェポン」を選択した。
これで、炎の剣が再現できる。
イーフリートを召喚できれば完璧だ。
魔法の宝玉(未) ランク1を鑑定した結果は、
*******************************
名称 魔法の宝玉(未) ランク1
材質 不明
価値 プライスレス
効用 使用するとランク1の魔法が使える。
魔法の基礎設定を登録できる。
使用方法 手に握り、使いたいと念じる。
*******************************
だった。
今回、価値とか材質とかも意識してみたが、不明で判らなかった。
効用を見る限り、選択式じゃなくて、オリジナル魔法が作れるみたいだ。
とりあえず、使ってみると、また、目の前にステータスエディターの様なタブレット状のものが現れ、
「設定にはいります。」
と表示が出たので、「はい」を選択すると
「何をどうしますか?」
と表示が出て、選択肢は無く、フリーワードの入力だった。
うーん、ちょっと迷ったけど、簡単にいこう。
「相手を殺す」
と入力した。
すると、次は、
「魔力の供給源はどうしますか?」
と表示が出て、選択肢は、
自己の魔力
悪魔の魔力を使う
大気中の魔素を変換する
であった。
自己の魔力は判るけど、悪魔って・・・。
相手を殺すってのが、悪魔の魔法なのか?
それに、大気中の魔素も使えるのか。
「へー!」
とりあえず、一番無難そうな
「自己の魔力」
を選択すると、次は、
「発動時の魔力量は、どうしますか?」
と表示され、選択肢として
個別設定
必要量の自動消費
だったため、これも無難に
「必要量の自動消費」
を選択した。
これは、楽でいい。いちいち考えなくて済む。
次は、
「対象の座標は、どうしますか?」
と表示が出た。
しかも、選択肢無しのフリーワード。
考えた末、
「見た相手」
と入力した。
次は、発動条件についての入力だったので、
「相手を殺す気で『デス』と言う」
と入力した。
これで、入力は終わった。
たぶん、無事に設定できたはず。
ステータスを確認したところ、能力のところに
*******************************
★魔法の宝玉1
ホーリーウェポン
フレイムウェポン
デス
*******************************
と表示されていた。
色々と試したいけど、明日は仕事だし、帰って寝ることにした。
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