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第9話

よろしくお願いします。

 目の前に、何かいる。

 何か居るのは判るけど、姿が見えない。

 目を凝らすと、段々と見えてきた。


 椅子に座った女性だ。


 すると、今まで真っ白だった世界に色が付いた。

 書斎の様な部屋だ。

 そこに若い女性が、ロッキングチェアに座って、こっちを見ている。


「はぁ。」


 あれ、あの人、私の顔を見て、ため息をつきやがった。


「そういうことね。貴方、エディターで限界突破を取ったのね。」と言われた。


 何も答えずに、相手に鑑定をかけた。


「弾かれた。」


 鑑定が弾かれて、何も判らない。

 こんなことは、初めてだ。


「私は、創造神なの。貴方にステータスエディターを与えた者よ。」


と言われ、


「まぁいいわ。色々と予定が早まったけど、仕方ないわね。」


と言われたため、


「それって、どういう意味ですか」


と質問をしたが、創造神は、


「貴方は亜神になったわ。」

「亜神でも、神だから寿命は無いわよ。」

「でも、神気が無くなったら、死ぬわよ。」

「神気には気を付けて。神気を回復したい時は、神界に来ると良いわ。」

「神界へ来る時は、天使に頼みなさい。」


「アヴァロンにも、行けるようにしたわ。」

「アヴァロンに行くと面白いわよ。此処と違い魔法が進んでるわ。」

「魔法に興味があるでしょ。」


「貴方は、私の眷属神として階位7になったのよ。」

「だから、創造神の眷属神だという事を忘れないでね。」

「悪さが過ぎると、私の天罰が下るから。私は甘くないわよ。」

「じゃ、好きにすると良いわ。使命はないわよ。」


と、私の質問をスルーして、言いたいことだけ言って、消えてしまった。


 そして、東京迷宮に戻っていた。


 とりあえず、家に帰ろう。

 帰って、風呂に入って、寝よう。




 9月25日 月曜日

 今日は、仕事の日だ。

 神になっても、働かないと家族が養えない。

 

 いつもの様に起きて、朝風呂に入る。

 そして、ステータスを確認した。


*******************************

〇パーソナル情報

   階位  7

   種族  亜神

〇基礎値

   物理出力 4,294,967,296

   物理攻撃無効(階位7級)

   体力量 無限

   魔法出力 4,294,967,296

   魔法攻撃無効(階位7級)

   魔力量 無限

   神気出力 256

   神気量  65,536/65,536

〇能力

 ステータスエディター

 限界突破   

 ★感知系(階位6級)

   気配感知

   危機感知

   魔力感知

   空間感知

   敵意感知

   予感

   暗視

   魔力視

 ★強化系(階位6級)

   魔素吸収率95%

   病気耐性強化

   状態異常耐性強化

   精神耐性強化

   物理耐性強化

   魔法耐性強化

   外傷・欠損超回復

   精神力超回復

   体力超回復

   魔力超回復

 ★才能(階位6級)

   身体操作、魔力操作

   剣技、刀技、槍技、投擲技、格闘技

   通常魔法、時魔法、空間魔法、魂魄魔法、重力魔法、錬金魔法

 ★支配力(階位6級)

   地の精霊の支配、水の精霊の支配、火の精霊の支配、風の精霊の支配

   下位精霊の支配

   天使の支配、悪魔の支配

 ★その他(階位6級)

   鑑定、ストレージ、並列思考、高速思考、隠密、威圧、魅了

 ★魔法の宝玉

  ●ランク1

   身体強化(対象の物理出力を強化)

   ホーリーウェポン(対象に聖属性を付与)

   フレイムウェポン(対象に火属性を付与)

   ウォーターウェポン(対象に水属性を付与)

   ファイア(指定場所に火を灯す)

   ウォーター(指定場所に水を出す)

   デス(対象を殺す)

   シースルー(嘘を看破する)

   トゥルー(真実を語らせる)

  ●ランク2

   パラライズ(相手を麻痺させる)

   ホーリーアロー(聖なる矢で、相手を射る)

   ストーンバレット(石の弾で、相手を貫く)

   ウォーターカッター(水の刃で、相手を切る) 

   アイスバレット(氷の弾で、相手を貫く)

   ファイヤーアロー(炎の矢で、相手を射る)

   エアーバレット(空気の弾(圧縮空気)で、相手を弾く)

   サンダーボルト(電撃で相手を貫く)

   メテオ1(小惑星を衛星軌道上に誘導する)

   メテオ2(小惑星を指定場所に落とす)

  ●ランク3

   リジェネレイト(外傷、状態異常、疲労の回復)

   オール・プロテクション(指定した範囲を攻撃から保護する)

   エクスプロード(指定した範囲を爆発させる。)

   プロミネンス(指定したエリアを紅炎で焼き尽くす。)

   アブソリュート・ゼロ(指定した範囲を絶対零度に冷やす。)

   サンダー・レイン(指定したエリア全体に落雷を降らす。)

   サモン・エレメンタル(精霊を召喚し、命令する。)

   サモン・エンジェル(天使を召喚し、命令する。)

   言語習得(英語)

  ●ランク4

   ゲート(訪れたことのある場所と空間を繋ぎ、ゲートを通って移動する。)

   再生(対象の時間を戻し、外傷等を元に戻す。)

   蘇生(対象の魂を呼び戻し、生き返らせる。死後2時間以内が限界。)

   クリエイトアンデット(死体に魂を呼び戻し、アンデットとして復活させる。)

   グラビティ(範囲を指定し、物理結界を張り、結界内の重力を増やす。)

   ニュークリア・ボム(同一座標に2つの物質を転移させ、錬金魔法により核融合を起こす。)

   ブレス(神の祝福を受け、物理出力、物理耐性、魔法出力、魔法耐性を2倍にする。)

   エリア・リジェネレイト(範囲を指定し、外傷、状態異常を回復する。)

*******************************


 宝玉で取れる魔法は、だいたい取った。

 高速思考、威圧、魅了の能力も取った。


 魔法については、偏ってるな。

 攻撃魔法ばかりだ。

 いつも力押しで、補助系の魔法とか使わないし、必要ないからな。

 でも、やっぱり魔法って、補助魔法とか駆使して、からめ手で攻めるのが、通な感じがして良いと思う。

 今後の課題だ。


 さて、次はどうするか。

 海外の迷宮を探索するか。

 創造神が言っていた「アヴァロン」という場所に行くか。

 アヴァロンって、何処だ。異世界か、他の惑星か。

 アヴァロンについて、調べたらアーサー王伝説で、アーサー王の遺体が眠る場所らしい。


 とりあえず、外国の迷宮を踏破して、管理者になるか。

 迷宮を押さえるのは、国防上のメリットがある。

 日本国民として、国益に貢献しないとな。


 国防上、外交上の重要地と考えると

   6 上海

   12 北京

   15 モスクワ

   11 ニューヨーク

   33 パリ

   34 ロンドン

の重要度が高いかな。素人の考えだけど。

 パリ、ロンドンあたりにバスタードソードとか、ありそうだしな。


 頑張って1時間で10階クリアできるとして、踏破するのに103時間か。

 まぁ、余裕をもって1か所2週間で、12週間、約3カ月も掛かるのか。

 9月も終わるからなぁ。

 年内に終われば、良いくらいか。


 いつもの様に出勤する。

 いつもの様に働く。

 午後になり、部長に呼ばれる。


 部長室に入ると、部次長もいる。

 今日は、課長と課長代理は居ないようだ。


「係長は、ニュースになっている謎の洞窟は、知っているか」


と部長が言う。

 「遂に来たか。」と思いながら、


「はい、ニュースで観ました。」


と返事をする。


「単刀直入に言う。係長の家にあるのか。」


と質問されたので、正直に


「はい、ありますよ。」


と答えた。


「古い友人に防衛省の奴がいてな。それとなく当たってくれと頼まれた。近いうちに、防衛省の人が、係長に会いに行くと思う。」


と言われたので、


「判りました。」


と返事をした。

 部次長は、


「係長は、洞窟の中に入ったことあるの。」


と聞いてきたので、


「何度も、ありますよ。」 


と正直に答えた。

 部次長から、


「どんな感じなの。」


と聞かれたので、


「え、全く知らないのですか」


と言って、私は部次長と部長の顔を見た。

 2人とも、全く知らないようだった。

 部長から、


「今回の件があるまで、全く興味も無かったよ。」


というので、スマホで海外の迷宮に関する動画サイトを見せた。

 そして、迷宮に入るメリットとして、宝玉を取ると魔法が使える事を話したが、2人は信じてない。

 私は、自分の指先にファイアの魔法で、火を灯した。

 部長が、


「これって、手品だよね。」


と言うので、部長にパラライズをかけた。


「部長、動けますか。麻痺の魔法をかけたので、動けないですよね。」


と言ったが、どうやら麻痺になると話もできない様だ。


 部次長が、


「部長、冗談ですよね。」


というので、部次長にもパラライズをかけた。


 1分くらいしてから、2人とも解除した。


「信じます?」


と2人に聞いたところ、


 部長が、「ああ」と言ったあと、部次長と二人、考え出した。

 その後、部長は「だからか」と言い、


「係長、迷宮の件は、誰にも言ったら駄目だよ。だから、迷宮に規制が掛かっているのか。なるほど、自衛隊が動いているわけだ。」


と言い出した。


 部次長が、


「部長、これ、我が社も一枚かめないですか。」


と部長に相談している。


 色々と思惑がある様だ。


 私は、部長室を退出して、自分の仕事に戻った。


 課長と課長代理から、部長との話を聞かれたが、


「保秘を厳命されています。」


と言って、「ごめんなさい」した。




 午後6時40分

 仕事が終わり、自宅に帰る。


 待ち構えたかのように、「ピンポン」と呼び鈴が鳴る。

 玄関に行くと、予想と違った。

 来客は、とある不動産屋だった。

 用件を聞くと


「この家を売って欲しい。」


との事だった。

 土地が100坪で、築10年の木造住宅。

 この辺は土地単価が、買値で坪40万くらい。

 実際に売ろうと思ったら、5000万で売れるかどうか。

 それを1億円で買いたいらしい。


 理由を聞いたが、購入を希望する会社があるから、その仲介という。

 会社名を聞いたら、C国系企業だった。

 どう考えても、迷宮が狙いだな。

 丁重にお断りした。


 しかし、凄いな。感心する。


 あの国は、行動力と言うか、先見の明がある。

 だが、これで目を付けられたな。


 家族の身が心配だ。

 私の予感が、そう警告する。

 家族の目があるので、風呂に入ったところで、


「サモン・エンジェル」


を使い、階位5の能天使を5人召喚した。

 5人の天使には、それぞれ、


   家と迷宮の周囲を警戒し守ること

   長男を守ること

   長女を守ること

   次男を守ること

   妻を守ること


を命令した。

 稚拙な文章で、申し訳ありません。

 楽しんで戴けたでしょうか。

 よろしければ、「ブックマーク」と下の☆マークを★に変えて戴けたら、幸いです。

 よろしくお願いします。

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