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第一章 冒頭 ワタシの独白
ワタシはどうしてここにいるのだろうか。
なんのために存在しているのだろうか。
運命？ 使命？
ここ最近は毎日、みんなが寝静まってから自問自答を繰り返している。
答えが出ないのにも関わらず。延々と。
初めは何も感じなかった。
むしろ新しい世界へ往き着き、新しい命を得たのだと喜びすら感じていた。
無邪気に与えられた知識を貪っていき、
明日を生きる糧を得ることに満足をしていた。
しかし段々と時間を経ていくことで気づいてしまったのだ。
ワタシの世界が、新しく往き着いた世界とは大きくズレてしまっていることに。
この気持ちは誰にも分かってもらえない。
苦しい。苦しい。
いったいーーーー
どうしてこんなことになってしまったのだろうか。
