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地の神

ジャック達がいなくなったのを確認して建物の主が口を開く。


「さて、お前らにはちょっとついてきてもらおうか」


「なんじゃ?話ならここでもよいじゃろ」


「他の者には聞かれたくない話だからな、それについてきてもらうと言ってもそこから動く必要はない」


気が付いたらすでに違う部屋にいた。


「転移魔法?魔力は感じなかったな……」


「お前らは魔力を感知できるのか?だがそれはあてにせん方がいいぞ」


「魔法以外の力があるという事ですか?」


「それもある、がそうだな……お前らが一緒にいた冒険者達全員の魔力を感じる事ができるか?」


「魔力が弱いやつは感じないぞ」


「そういう事だ」


「どういうことだ?」


「なるほど……威力を問わない魔法の場合使用魔力が少なくすれば感知できないと……」


「そっちの男は賢いようだな、魔法は威力がすべてではない」


「参考になります」


「さて、それでは本題に入らせてもらおう」


「まて、その前に確認しておきたいのじゃがぬしは神なのか?」


「俺は地の神、こいつは俺の使いでポポという、お前らと同じ転生者だ」


「ポポです、よろしくおねがいします」


「こんな小さな子を転生させてぬしは変態か?」


「ポポはこう見えても20歳だ、それに強いぞ、さっき言ったばっかりだろう感知できる魔力をあてにするなと」


「強いのか?戦ってみたいぞ!」


「まぁまぁ、先に話を聞きましょうよ」


「そうじゃな、で用件は何だ?」


「もうすぐ帝国との戦争が始まるのだがこちらの軍に参加してもらいたい」


「最初に出会った神には参加しないほうが良いと忠告されていまして」


「空のやつか、確かにあいつはこの戦いに参加していないが俺や森のやつは別に戦争がしたいわけではない、隣に最悪なやつがいてそいつが攻めてくるから守る戦いをしているだけだ」


「帝国は長年攻めて来てないと聞いていますが?」


「あぁ、お前たちは関係者だから教えてもいいか」


「関係者?」


「カインとラグナの事は知ってるな?」


「はい、偶然親族もこの世界に転生していたと」


「偶然ね……まぁいいや、そのカインとラグナが裏で帝国を支配していたがもうすぐ寿命で死ぬ、そして死んだら間違いなく炎の神は帝国を使って戦争を仕掛けてくる」


「本当に生きてたんですねー」


「なんだ、そっけないな?」


「親族といっても面識はないですからねー」


「そうか、まぁ彼らのお陰で長年平和だったのだがもちろん彼らも人なので寿命は来る、そのタイミングで仕掛けてくるであろう」


「うーん……面倒くさいですねー」


「じゃな」


「強い相手と戦えるぞ?」


「それは興味あるが、国に属するのはのー」


「国に属する必要は無いし可能な物ならもちろん報酬も出すし今回だけでいい」


「あっ、一つ欲しい物がありますね」


「なんだ?」


「森の神は転移魔法を知らないと言っていたのですが貴方は使えるのですよね?」


「そうだな」


「ある遺跡を探索した時に長距離移動の転移魔法の仕掛けを発見しまして、それの仕組みを教えてもらえるというのであれば今回に限り参加してもいいですよ」


「長距離転移か……それはわからん、が俺の転移の仕組みなら教えてもいい、だが真似はできないと思うぞ?」


「別物というわけですか……」


「詳細は報酬としてなら教えれるがそうでないなら教えれないな、森のやつにすら教えてないからな」


「レスよ今回だけで良いというのであるなら受けてもよいではないか」


「長距離転移がわからないならもう一つ報酬追加してもらってもいいですか?」


「どんな内容だ?」


「なぜ今回だけと言い切れるのか終わった後でいいので説明して貰えますか?」


「わかった、それも教えよう」


「では契約成立で、俺達はどうすればいいのかな?」


「今行われてる調査が終わったらポポと一緒にフィーネシアに会いに行ってくれ、面会の手続きはポポが行うから」


「わかりました」


「では元の部屋に戻って調査が終わるのを待とう」


地の神がそう言うと元の部屋に戻っていた。

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