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エント遺跡の捜索(フィン編 後編)

「止まっとくれ」


「どうしたんですかフィンさん」


「そこ、曲がる所にマークをつけとったよな?無くなっとるぞ」


「あ、本当ですね」


「モニカ、全員出来るだけ近くに集めてとくれ」


「どうされましたかフィン様」


「全員揃っとるか?」


「前後任せてるもの両方揃っていますので問題ないはずです」


「それはよかった、もうすでに何らかの方法で別の場所に飛ばされとるみたいじゃ」


「どういうことですか?」


「モニカ様こちらの壁をご覧ください」


「おかしいですね、付けたマークがなくなってますね」


「どんな方法を使ってるかはわからんのじゃがおそらく似たような別の場所に飛ばされておるんじゃろう」


「フィン様対策方法はご存知ですか?」


「この手のトラップの対策はいつでも一つじゃ」


「どうすればよいのですか?」


「建物を潰す」


「それはちょっと……」


「はやりダメか?」


「違う方法は無いのでしょうか?」


「建物自体に仕掛けがあるなら建物を無視するのが一番なんじゃが、潰すのがダメならせめて上に移動するぐらいかの?上に移動する穴ぐらいは開けてよいじゃろ?」


「少しお時間いただいてよろしいでしょうか?」


「別に構わぬがあまり離れない方がよいぞ強制的に移動させられたのなら分断させられる可能性があるからの」


「わかりました、もし分断させられた場合は各自天井を破壊して上に移動してみてください」


前後を任せていた者と何やら話し合っとるな、慎重なのは悪い事ではないが時と場合によっては手遅れになるぞ、既に先手を取られとるのじゃからな。


「お待たせしましたフィン様」


「どうするんじゃ?」


「こちらで異変に気がついたものは誰もおらず、また対応策も出てこなかったので天井に穴をあける案で行きたいと思います、責任はもちろん私が取ります」


「ワシが暴れて壊したって事にしてもらってもよいぞ」


「それはなりません、フィン様が戦闘される際はクリスが建物を保護をすることになっていますのでうっかりで壊れるはずがありませんので」


「なんじゃ仲悪いのかと思ったらずいぶん信頼しとるんじゃな」


「クリスはまだ現場の経験が少ないので隊員としては半人前ですが能力は認めています」


中々面倒くさそうな姉じゃの。


「まぁとにかく話はあとじゃ、何をされているかわかっとらんので先ずは上に移動してみよう」


「わかりました、では破壊をお願いします」


「壊すのは得意じゃ」


これで対応できればよいのじゃが、上にも同じ仕掛けがあれば反対されても全部破壊していくしかないの。

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