エント遺跡の捜索(フィン編 前編)
今回はレス抜きで活動か、まぁ何とかなるじゃろ。
「フィンさんお待たせしました、フィンさんの合流してもらう部隊の準備が整いました」
ジャックと見覚えのある女がやって来た。
「フィン様よろしくお願いします」
「おー、たしかクリスじゃったな」
「はい、今回こちらの部隊でフィンさんの護衛を任されました」
「護衛なんていらんぞ?知っとるじゃろ?」
「フィン様の魔法で遺跡が壊れないように守ってほしいと」
「なるほど、ところでヌシがいるならワシとレスはわかれる必要なかったのでは?」
クリスがフィンのそばに近寄って耳元で話しかける。
「私は魔法陣の事は詳しく知らない事になっているのでそういう事でお願いします」
「よくわからんがわかった」
「では隊長の所に案内しますね」
少し離れた所に集まってる集団の所に案内される。
「モニカ様、フィン様をお連れしました」
「ご苦労クリス、モニカ・セインティアよ、貴方も名前は聞いたことあるでしょ?」
「セインティア?確かに聞いたことがあるような……」
「お姉様、フィン様は王国の事に詳しく無いようなので……」
「おー、そういえばモニカもセインティアだったな」
「クリス、今は仕事中よ、ちゃんとした呼び方で呼ぶようにいつも言ってるでしょ」
「すみませんモニカ様」
「改めて自己紹介させていただきます、ルステリアル王国宮廷魔術師護衛隊隊長を務めています、よろしくお願いします」
「フィン・ドラグネルじゃ、ただの冒険者じゃ、よろしくの」
「私達の部隊はルステリアル王国の宮廷魔術師と冒険者の混合部隊となります、フィン様は目的の魔法陣を知っておられるという話なので先頭をお願いします」
なるほど、この姉がおるからクリスが魔法陣を知っている事を隠しておきたかったのか。
「わかったぞ」
「1陣がもう出発したみたいですので私達も出発しましょう」
遺跡に入るとすぐに分かれ道がやって来る。
「これはどっちに進めばいいんじゃ?」
「私達は基本分かれ道があれば左に行くよう打ち合わせでなっています」
「そうか、わかった」
「道が複雑になっていても前に他の部隊が通っていればわかるように各部隊通った所は分かれ道にマークをするようになっています、こちらも右にマークがありますよね」
「なるほどの、お?早速何かいるようじゃな」
「フィン様ここは後続にお任せを」
「ん、わかった、きつそうなら言っとくれ」
ここにいるのもゴーレムか、ゴーレムの作り方はわかっておらん見たいじゃがゴーレム自体は結構いるんじゃな。
ワシの軍に居たゴーレムは知性もあったし自由に動いとったので見た目は似ていても性質は別なんじゃろなきっと。
「フィン様片付きました、引き続きお願いします」
「おう」
「また分かれ道か、左でよいんじゃな?」
「はい」
「妙に分かれ道の多い建物じゃな、人が住む為に作られたとは思えんぞ」
「そうですね、どちらかと言えば人をよせつけないようにしているように見えますが」
「じゃがわざわざ作った建物じゃ何らかの使用目的はあるのじゃろう」
「そうですねー、あ、また分かれ道ですね」
「左でよいんじゃよな?」
「はい」
「何かおかしくないか?」
「どうされました?」
「入ってすぐに左に曲がってそこから何度も左に曲がっているがどういう構造になっとるんじゃ」
「そう言われてみればそうですね」
「この遺跡外から見た時は入口より手前には何もなかったはずじゃが」
「別の隊の様子も聞いてみたいですね、モニカ様、ジャック様との定期連絡は取れていますでしょうか?」
「しばらくとってないわね、確認してみるわ」
「よろしくお願いします」
「だめね……、つながらないわ……、遺跡の中は連絡が取れない可能性もあったので通る道のルールをあらかじめ決めてましたが確かにずっと左に曲がってるだけはおかしいですわね」
「一度引き返すのもありじゃと思うがまぁ隊長にまかせるぞ」
「一度手前のゴーレムがいた広場まで戻って休憩にしましょう、そこで探索のベテランと相談して決めたいと思います」
「戻るだけならワシが先頭歩くまでもないじゃろこのまま最後尾でついていくぞ」
「わかりました、後ろから何か来るかもしれませんので気をつけてください」
こうして一度一つ手前の広場まで戻る事となった。




