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共和国へ配達(5日目) ~森の神~

フィンと交代してそこそこ時間がたった、うっすらと明るくなってきたのでそろそろフィンを起こして出発しよう。


「フィン起きてください、そろそろ出発しましょうか」


「ん、んーん」


「珍しくぐっすり寝てましたね」


「ぬしのあれで防壁貼れるとわかったからの、多少油断してても問題ないじゃろ」


「この距離で待機していても特に森の方から怪しい気配とかは感じませんでしたが魔獣や魔物は物理攻撃もしてくるので気をつけてくださいね」


「暴れれるならそれはそれで楽しみじゃ、こないだのゴーレムも物足りんかったからの」


「とりあえず方角的にはここからまっすぐ進めば目的地に着く予定です」


「まぁ迷っても魔法の地図があるし大丈夫じゃろ」


「それもそうですね」


森に入ってしばらくたったが特に何も起こらない。


「これはまた魔物が逃げてるとかかの、つまらんの」


「迷いの森って呼ばれるぐらいですし何かあると思うんですけどねー」


「ん、なにかおるの」


「俺は特に何も感じませんが、どの方向から感じますか?」


「上じゃな」


「上……」


言われて上に集中してみる、確かに何か感じるが何かが何なのかはわからないレベル。


「念の為地図を確認してみますか」


「そうじゃの」


フィンが地図に魔力を込めて確かめようとするが。


「表示されんの」


「幻術、もしくは領域干渉ですかね」


「おそらく両方じゃろうな」


「困りましたねー、幻術にかかっているなら全然進んでない可能性もありますね」


「探り合いは面倒じゃし森を燃やしてしまうか」


いきなり燃やしてしまうのはやりすぎだと思うが監視してる相手がいるならそれもありか。


「そうですねー、やっちゃいますか」


「まて!」


何処からか声が聞こえる。


「お、出できおったか」


「まだ気配は薄いですね」


「ちゃんと出てこんなら燃やしてしまうぞ」


「わかった、すぐ行くからまっておれ」


「なんじゃ偉そうじゃの、燃やしてしまうか」


「すみませんでした、すぐに行くので待っていてください」


しばらくして若い女性が近寄って来る。


「お待たせしました、私はこの森の領主です」


「森の領主?迷いの森の?それとも国境全域にある森全体の?」


「一応全域になりますね、迷いの森と呼ばれている場所は私の住み家です」


「なるほどの、家に近づく者を幻術で遠ざけておったのか」


「で、ぬしも神なのか?」


「やはり貴方達は神の存在を認識しているのですね」


「1人しか会った事ありませんけどね」


「ぬしは何かよわそうじゃの」


「私は争い事が好きな神々達と違って世界の自然を守る為にいるので力あるものから見ればたいした力はありません」


「なるほどの、ならなぜちょっかい出してきたんじゃ」


「俺たち特に何もしてないと思いますが」


「すみません、私の家に近寄る者がいると自動で魔法が発動するようにしてあるので」


「レスのあれみたいな感じか」


「俺達森を抜けたいだけなので邪魔をしないのであればこちらからは何もするつもりはありませんが」


「邪魔するならぶちのめすがの」


「邪魔はする気はありませんがお願いがありまして……」


「なんじゃ?」


「ここの防衛魔法は自動で発動するようにしてますのでもしまた来ることがありましたらしばらく待っていてくれませんか、ちゃんと解除しに来ますので、森の破壊だけは……」


「すぐに来るならよいが今回みたいに様子見るような事するなら燃やすぞ」


「次回からは様子見などせずすぐに来ますので少し待っていてください……」


「しかたないの、では目的地まで案内も頼むぞ」


「わかりました……」


この世界で出会った2人目の神はなんだかとても気の弱い神だった。


フィーネシアやクリスよりは全然魔力は感じられるが多分余裕で勝てるだろう。

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