第二怪 終わりの始まり
書き終わりました!
文章が乱立していて読みにくかったら申し訳ありません!
追記:擬音系はあまり恐怖を無くしそうなので訂正しました。
夜道
辺りはシーンとしていて暗いです
...
「やっぱり夜道は怖いですね...。」
左右には沢山の木が立ち並んでいます
私はお母さんに頼まれて、T村まで行ってる途中なのですが...
あの村長さんの話を聞いたせいで、夜道を歩くのが怖くなってきました
さっきまで鳴いていたカラスの声も聞こえなくなっています。
「こんな場所をさっさと抜けて、T村に行かなきゃいけないですね...」
私は足を速めて暗い夜道を出ようと思った時でした
突然ガサッと何かが移動するような音が鳴りました
「ひっ!?今、物音がしませんでした...?」
辺りを見渡しましたが、誰もいない
前後の方向を見ましたが、暗い夜道が続いているだけ
影も何もありませんでした。
「気のせいでしょうか?」
私は前を向き、気にしない、気にしない。と心で思いながら
夜道を歩き始めました。
トコトコトコと足音を鳴らし段々道を歩いて行きます
私は夜道をあるいてから数分たった頃でしょうか
後ろから妙な気配がする気がします。今まで感じた事のない不吉な。
「あれ、私の足音と混ざってもう一人の足音が背後から聞こえる...?」
私は怖いながらも、素早く背後を向きました
しかしそこにはだれもいませんでした。
「やっぱり、気のせいですかね...?きっと、恐怖で幻聴が聞こえたんですよ...」
聞こえてくる幻聴の恐怖を耐えながら、ひたすら夜道を歩きました
そこで、まさか幻聴ではない。という事を知って寒気がしました。
「ぐぅうぅっ......」
「ひゃっ!?誰かが後ろにいます...一体誰ですか!!?」
私が再び背後を見た時、酷く後悔しました
あんな化物がいたなんて...
「ぐあぁあっ......」
その化物は片手に人の頭を持っており、服は返り血を浴びて
大きさは3m超えで、顔が焦げたような感じでした
「う”っ......!?」
私は吐き気を堪えながら、その化物から逃げようとした時でした
ダッ...ドスッという地を蹴るような音がしました
何か嫌な予感がします。
「え......え?」
化物は勢いよく空高く跳び上げ
私の目の前にへと揺れる感覚が出る程の着地しました
「そんな...これじゃ逃げられません...」
「ぐあ”ぁぁあ”っ」
化物は唸り声を上げながら
私の方へと向かって走ってきました。辺りは静かなため化物が走る音が
反射するかのように鳴り響いてる。
「きゃあああっ......!! 誰か助けて!」
そして、喉が潰れるほど叫ぶ。私は渾身の力を振り絞って化物から
全速力で逃げました
「早く、彼奴から撒かないと! 殺されてしまう...!」
殺されてしまう、痛み、死ぬ。それらを連想してしまいました。
私はパニック状態になりながらも、振り返らずに無我夢中で走り続けました...が
グサッと確かに聞こえました、何か違和感を感じる。
「あがっ...?!」
急に体中が熱く、同時に鋭い痛みが私を襲ってきました
体を見ると化物の爪が私の体を貫通していました...化物はその狂気の爪で肉をグリグリと回すかのように傷をつけていく......
意識が遠退いていきそうで、私はもう死ぬんじゃないか?
お母さん、ごめんなさい...私、もう死ぬそうです...
ごめんなさい、ごめ...
「ギェア”ア”ア”ッ」
え......?
意識が朦朧としてる中で見たのは
化物が倒れていく姿...
その近くに人間がいる...この人が倒したのですかね
あぁ、でも私は死ぬんですよ...ははは
「すみません、大丈夫ですか?」
「うぅ...はぁ...」
彼は丁寧語を使い、声を掛けてきましたが
私は返事をしようにも、苦しくてままならない
「あぁ、怪我が酷いですね、じっとしててください」
私、手当てされているんですか...
痛いのに安心します...感覚が狂ってるんですね
そこで私は意識を失いました