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空音の怪奇譚  作者: 如月颯人
第一章:空音の不思議な出会い
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プロローグ

まだこの話はホラーな展開はありません!

申し訳ありませんが、暫くお待ち下さい


※訂正※プロローグなのにプロローグではないことを今知りました(・ω・)

訂正しておきましたので心良くご覧ください!

──C村のとある家


チュンチュンチュン


──ある秋の朝空に小鳥がチュンチュンと鳴く声がする

あ~いい鳴き声です...。このまま眠り続けて癒やしの夢へと入りたい

夢の中でもう一度あんな事やこんな事をして楽しみたい...

私は布団の気持ちよさに飲み込まれ、そのまま眠りに就こうとする


チュンチュンチュンチュン...


それにしても小鳥の鳴き声が近くなっていく気がします...

段々耳元まで近付いている気がしてこれでは眠れないです。


ツンッツンッ


小鳥が私のおでこをつつくムズムズしてイライラしますっ...


「うーん、うるさいなぁ...もうちょっと寝かせて...」

私の名前は空音そらね、年齢16歳の若い女の子です。

今日も、またうるさい音が聞こえてくる...


ジリリリリリ!

「あー、もう! うるさ...え? 今何時!?」

隣にあった時計を見ると針は午前10時30分を指していました


「うそ...? やばい、遅刻ですっ!あわわ!」

私、なんで寝坊したんですか!あわわ、遅刻しちゃいます!

取り敢えず着替えないと!


「えーと、服は...服...あれ?」

タンスや、クローゼットを開けて服を探しましたが......

どういうことか、『服』が無くなっていました


「なんで?! 昨日、ここに服を掛けていたはずです!!」

「もしかして、お母さんが...?」

お母さんが服を何処かへやったのでしょうか?

早く着替えたいので、あまりこういう事をしたくありませんでしたが...

私は息を思いっきり吸い込んだ後、大声を上げてお母さんを呼びました!


「お母さん!私の服どこやったの!?」

「あー、服?あれ捨てたわよ、ボロボロだったから使わないかなーって」


「失礼ですね、まだあの服は使いますよ!」

あぁ!お母さん、私の大事な服なんだから捨てないでほしかったな...

あれは二年前に友達に買って貰った、大切な服なんだから!


「そうだったの?あらあら、ごめんね。てっきり、使わないかなって」

「もう!あれは友達に買って貰ったやつなんですよ!」

そして、お母さんは微笑ほほえみながら


「分かった、週末に同じ服を買ってあげるからそんなに怒らないの」

まぁ、それなら許してあげますかね...


「ありがとう! 絶対ですよ?!」

お母さんはニッコリと笑い、即答するかのように答えました。


「うん、絶対ね!」

私は重大な事をわすれていました

それは何だろう、思い出しそうで思い出せない...


「ああ!そうだ、仕事だ!服はこのままで行ってきます!あと朝ご飯入りませんからね!」


「行ってらっしゃい~」


C村のとある役所


「空音!」

「は、はひぃ!? すみません、これには訳が!」

この人は私の上司であり、仕事場ではかなり怖い人です

身長は190cmの大男で顔が厳ついんですよ!

あー、私説教されてるのかなぁ...あははは...


「何を言ってるんだ? 君は昨日、怪我をしていた村長を助けたそうじゃないか」


「は、はい?」

え? 説教じゃないんですか?

さっきの流れからしたら遅刻で怒られるんじゃ...


「えと、失礼しますが...助けたとは、何の事ですか?」


「昨日、広場で村長が綱渡りをしていて落ちてしまってな...そこで見かけた君は手当てをしたじゃないか?」

私は思い出しました、確かに助けましたね...えぇ

何であそこで綱渡りをしてたんでしょうか、考えられません。


「あ、そうですね! 確かに助けましたとも!」

「やっぱりそうか、村長が君に礼を言いたいと言っていてな」

ほほーう、なるほど...村長を助けたお礼に豪華な食事を頂けるわけですか!?

私は妄想を膨らませながら上司に答えました。


「しょうがないですね! それで、村長は何処どこにいらっしゃるんですか?」

「村長は、役所を右に曲がったとこの家にいるから行ってきなさい。」

役所を右に曲がったとこって何処ですかね?

私から見て右ですか?左ですか?


「はい、分かりました! 行って来ます!」

「おう、気をつけるんだぞ」

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