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勝手に俺を選ぶんじゃねぇ!
『 きt...』
なんだよ
『起きて...』
ものすごくきれいな声が俺の脳に入ってくる。
『起きてといっているのが聞こえないのかな?ナイフで刺した方がいい?』
「やめんかい!」
なんだこいつ?起きなかっただけで人を刺すのか?
『チッ...起きましたねでは早速ですがあなたは選ばれました』
「おい待て真顔で舌打ちするな。直接脳に語りかけるな。あと何に選ばれたか教えろ‼」
ホントに整理ができない。
そう思ってるとこの女性は答えを返してくる。
『無理です。嫌です。』
なるほどこいつは意地でも真顔で脳に語りかけると
『あなたは異世界に転生できる人に選ばれました』
「誰が決めたそんなの‼俺は認めねぇ!絶対に‼あぁ、絶対にだ‼」
『うるさいですね早く行っちゃて下さい』
パァ
「おいだから俺は行きたくねぇ!やめろ‼」
『では最弱として異世界で頑張って下さいね』
ああこの女は人の話聞かないやつだ
あれ?でも今...
「最弱って...」
最弱ってどういうことだ‼
俺は最弱丸腰で異世界に?
『いってらっしゃいませ』
「嫌だあああああああああああ」
こうして俺、黒瀬大智の異世界生活が始まる